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2012年5月30日、不審火により全焼した我楽多美術は30年近く続いた古物商の創業を一時休止致しました。 再起動するまでに、火事場の後始末や移転先の物件探しも容易ではなく、またひとり、またひとりとスタッフも去って行ったのでした。 被害は備品や商品だけには留まらず、飽和状態にあった在庫も全て焼失したため、晴れて移転先が決まったものの、嫌に天井ばかり高く、間口の広い店内はよるべなく、がらんどうで、殺風景。 口を大きく開けたクジラに呑み込まれたような気がしたものでした。絶望感も拭い去れないうちの新たなる出発、不安と好奇心、冒険と使命感、それは航海に近いものであったと思います。 流した血と汗と涙の海を行く。 まるで御伽噺?それが我楽多美術改めアンティ-クショップSunday garage 137が現在に至るまでのお話です。我楽多美術時代は営業日が日曜だけだったことと、南米にあるようなガレージショップの雑多な雰囲気を意識して命名しました。 再起動した大クジラ。勿論、古いものが好きで選んだ仕事です。しかしその半面で商人気質には欠け、協調性も無いわたしが本当にしたいことは作品制作や、自然との共存活動、静かな暮らしであったりもします。 群れを作らず生きるコヨーテのような暮らし。そんなコヨーテがSunday garage を営みつつも、自分らしくあるために何を思い、どう生きるのか、その生態や暮らしぶりを赤裸々に綴って行きたいと思います。
テーマ: 遠吠え
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