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NUNOMANI(布を操る人)飯塚清美お客様が本来お持ちになっていらっしゃる「魅力』を引き出し、より素敵に装っていただくことで最高の表現を楽しんでいただく。そんな瞬間に立ち会えることが、何より幸せを感じます。<私に原風景>カラフルな布と糸に埋もれて、触って感じて「あれ創ろう」「これ創ろう」って感じ流ことができました。その時が一番幸せでした。物心ついたときから針と糸が私のおもちゃ。部屋にひろがっている布の端切れでお人形の洋服を創っていました。とびきりの布と色とりどりの刺繍糸を使って、季節毎に私の服を創ってくれた母。手が早く、ざくざく創っていく母の背中はとても温かくてかっこよかったです。2年続けて同じ服を着るなんてことはありません。私の成長に合わせて、私の好みに合わせて、母は毎年作り替えてくれました。上質の布は持ちが良いので、何度も何度も姿を変えて私を包んでくれました。文化服装学院でオートクチュールの技術を学び、在学中から注文を取って服を創り、お仕立て代を頂いていました。お金を頂くからこそ味わえるやりがいと、お金を払うからこそ出てくる本音の評価が、私を益々のめりこませてくれました。卒業後、「ハナエモリ」ではプレタポルテ部門に携わり、結婚後、5人の子育てに追われながらも、オーダーメイド、ニットの縫製、お直しなど様々な形で布と糸に囲まれる生活を送っていました。縫製業が日本から海外へ移動するのに伴い、私の洋服創りの仕事も兼業になっていきました。国会議員の秘書、外資系保険会社の営業、身体やエネルギーのバランスをとる施術など、いろんなことを経験しました。関わる人が喜んでくれるのは嬉しかったのですが、どんどん迷路の中に迷い込んでいく感じでした。そんな時、心の奥底から堰を切ったように湧き上がってきたのが「布と糸に囲まれている時の幸せ」でした。60歳になった時、大好きなクチュリエ1本の生活に戻りました。社会人になって、プレタポルテの世界に足を踏み入れた私でしたが、そのルーツは、力のある上質な生地を「楽しい!」という気持ちで、一針一針縫っていくオートクチュールの世界です。私の提案する新しいオートクチュールは、上質な生地を使い、お客様の雰囲気に合う、骨格に合う、魅力を引き出す、すべてを網羅したバランスのクチュールです。上質な生地には力があり、お客様の魅力を引き出してくれます。仕立ても沿うだけで形ができていきます。生地選びからのお仕立ても既製服のお直しも、atelier-kiyoが手掛ければ、なんでもオートクチュールになりますし、それをお召しになって生活を、人生を楽しむのはお客様あなたです。※オートクチュールとは、オーダーメイドの注文服のことです。※プレタポルテとは、高級既製服のことです。
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30代〜ファッション
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