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和歌山は、明治創業べにや呉服店に生まれ育ち30余年。昭和の終わり、店の和室で反物がびっちり詰め込まれた棚のそばで寝起きする幼少期。着付けを仕込まれたのは中学時代祖父の急逝により、高校時代は土日は店番そんな生活が当たり前だった思春期。そしてそんな環境に反発も覚え続けた反抗期。大学時代、世界一周旅行により外国にハマり第三世界や宗教、さまざまな紛争や格差についての研究と同時にボランティア活動に没入。親との喧嘩の末、マザーハウスまで赴く。この狭い世界を出ることに賭ける20歳前後。ところが20代前半、持病、闘病生活からまさかの和歌山滞在へ。せっかくだから、一番身近で一番逃げていた家業に向き合い、カルマをひっくり返してやろうと片足突っ込んだ着物の世界で、はや10年。気づけば、「生まれたときからきもの道」だった真友梨の日記です。
テーマ: 着付け
テーマ: 育児と仕事
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