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古佐古基史(こさこもとし);ハーピスト、作曲家、即興演奏家 1971年生まれ。愛媛県松山市出身。現在アメリカ合衆国、カリフォルニア州首都サクラメント市近郊に在住。東京大学医学部保健学科卒業後、1年間東京大学医学部付属病院精神神経科に看護士として勤務、1997年に渡米する。 3歳からの9年間、クラシックピアノの個人レッスンを受け、9歳から12歳まではブラスバンドでトランペットを演奏。その後ギターに転向し、14歳から18歳まではロックギター、高校卒業後はジャズギターを独学し、大学在学中にはプロのジャズバンドでも活動。 渡米後、ほとんど独学でハープの演奏技術を習得し、2001年には演奏活動を開始。2002年、2003年にはソロハープ・クラッシックアルバム "Celestial Harp" シリーズを2枚リリース。2006年からストックトンシンフォニー(カリフォルア) 主席ハーピストとして起用され、2009年ストックトンシンフォニー(カリフォルニア)でのコンサートにおいては、モーツアルトによるハープとフルートのための協奏曲のソリストとして演奏し、2010年に引退する。 2007年からは、即興/オリジナル曲の演奏に活動の重心を移行し、同年、米国ハープメーカー、ライアン&ヒーリー社主催の国際ジャズ、ポップハープコンクールにおいて、日本人としては初めてペダルハープ部門で入賞(準優勝)を果たし、アメリカのハープ専門誌“ハープコラム”で「日本出身で二位受賞のKOSAKO MOTOSHIは、ジャズピアニストのキースジャレットを思わせる内省的な即興で特筆に価する」との評価を受ける。2008年に、全曲古佐小自身の作曲によるアルバム “Naked Wonder”をリリースし、日米両国において本格的にジャズハーピストとしての活動を開始。現在に至るまでコンサート、ワークショップ、講演会、テレビ番組への音楽提供など、幅広い音楽活動を展開している。 作曲能力と芸術性の高いオリジナリティーが音楽家の間で高く評価されており、グラミー賞受賞アーティスト、ポール・マキャンドレス氏(オーボエ、イングリッシュホーン、ソプラノサックス、バスクラリネット)はじめ、フレットレス・ベーシ奏者のマイケル・マンリング(ウインダムヒル・レコード)やウッド・ベース奏者のビル・ダグラス(ECMレコード)、在米日本人ギターリスト笹島明夫(ジョー・ヘンダーソン、ロン・カーターらとの共演歴を持つ)などのトップ・アーティストを起用し、オリジナル曲と即興演奏を中心とした音楽活動を続けている。 2014年以降国際的な活動を拡大し、リオ・ハープフェスティバル(リオ・デ・ジャネイロ/ブラジル)、アメリカハープ協会2014年総会(ニューオリンズ/アメリカ合衆国)、世界ハープ会議2014(シドニー/オーストラリア)に出演。その活動が注目され、米国ハープ専門雑誌”Harp Column”で特集記事が取り上げられ、表紙を飾る。また、現在生活している北カリフォルニアと故郷の愛媛では、地元でのコンサート活動や学校や施設訪問など、地域に密着した活動への積極的な取り組みも評価されており、これまでにBest of Sacramento 賞(2007年)とテレビ愛媛賞(2016年)を受賞。 音楽と心身の健康の関連についての研究にも意欲的で、2009年より職域・地域を対象にした予防・健康増進の統合医療的プログラムを研究するトータルヘルス研究会(三重県津市)において、良い音楽に触れることでもたらされる得られる心身への恩恵の重要性の啓発と、心身に良い影響を与える音楽の研究に取り組み、2012年には、公衆衛生専門雑誌「保健の科学(杏林書院)」に論文「トータルヘルスと音楽」を発表する。現在、同研究会の分科会、音研究会代表も務める。 カリフォルニアの自宅は、市街地から50キロほど離れたシエラ・ネバダ山脈の山麓のファームにあり、家屋の建増しや改装、自動車修理、農場設備の設置など、ファームでの生活に必要な作業を自分で手掛け、ヤギや豚、鶏など家畜の飼育と有機野菜の栽培にも取り組みながら、音楽家としての充実した社会活動と自然の中での持続可能で自給自足性の高いライフスタイルの融合を試みている。 趣味は、料理、柔道(二段)、読書、論文を書くこと。
テーマ: ブログ
田舎暮らし
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