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■ドロドロした心理描写は大好物 同性愛小説で最初に読んだのは三島由紀夫の自伝的作品「仮面の告白」でした。「禁色（きんじき）」もそうですが、三島作品の、あのドロドロした心理描写、大好物でした。その後は、時代小説にハマりました。特に吉川英治の「三国志」は大好きで自作の登場人物表までつくってしまいました（利用価値あるのか？）。そして、古典推理、現代推理、警察小説。現在は、山崎俊夫、稲垣足穂、南方熊楠、はては「本朝男色考・男色文献書志」などなど、日本の男色文化にどっぷり浸っています。かなり怪しい……。■ベッドシーンは必要最低限最初はＢＬのショートショートでも書こうかなという軽いノリだったんですが、プロットを考え出すと面白くなってしまって、気がつくとシリーズになっていました。（どんなだ）早瀬の作品は絡みの描写がほとんどありません。心理描写や情景模写でページが埋まってしまったり、女性も多く登場します。ＢＬというよりは同性愛小説に近いです。なのでディープな作品をお求めの方にはお叱りを受けそうで、とうていお薦めできません。(￣▽￣;)b 断言……。■エラステースはお断りストーリーはハッピーエンドのメンズラブ。エラステース（年長男性）をメインとした性嗜好の少年愛ではなく普通の自立した成人男性が自然と同性に惹かれていくプロセスをリアルに描きたいです。……とはいえ、早瀬は「御曹司」「財閥」「コンツェルン」「セレブ」「大店（おおだな）？」などという響きが大好きです。転がってたらシッポふって飛びつきたくなるほど好物です。「こんな金持ち相手とハッピーエンドじゃ自立している必要ないじゃん」てなラストに持っていくのを使命のように感じています（どんな使命だ）。ぜんぜんリアルじゃない設定です。ここが「ＢＬ的発想」だと早瀬は考えているんですが……。共感を持たれた方、どうぞ、応援して下さい。
テーマ： 早瀬の執務室
テーマ： 三國屋物語
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三國屋物語 第５８話