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私の息子は”模写絵師つねきち”というアーティストとしておもに浮世絵や西洋画の模写をしています。それは飛び抜けて芸術的であったり高度な技術を駆使したものではありませんが、彼の作品には絵に対する無垢な思いと、やさしさがこめられています。とはいっても、息子ははじめから絵を描いていたわけではありません。小さな頃から一歩外へ出ると全速力でいなくなり、ほんの数秒も座っていることができませんでした。私は息子が少しでも落ち着くよう、また何か人生の楽しみになるような得意なことを探してあげたい、と思い、就学中にたくさんの療育に通わせました。水泳教室、音楽教室、体操教室、絵画教室、ハンドベルのサークル・・・。フルタイムで働きながら、ほぼ毎日休まず通わせるのは、並大抵ではありませんでした。けれど、たとえ大きな変化や飛躍がなくても、とにかく「続けること」に重点をおき、約20年の月日が流れたころ、息子にとっての転機が訪れました。いま、彼がしている絵師としての活動は20年前にはとても想像のつかなかった夢のようなことです。少しもじっとしていられず、簡単な会話や集団生活にも馴染めず、冷たい視線を向けられたり「面倒が見切れない子」と、周囲から敬遠されてしまっていた息子。そんな彼が、今ではたくさんの方に愛され喜んで頂けるような絵を描いている。このことが、周囲で見守る健常である私たちにも勇気をくれました。模写絵師つねきちの作品から、私たちが忘れがちな人のあたたかさ、やさしさをもう一度感じていただくこと。たとえ人とは違っていたり、ハンディキャップがあっても、堂々と胸を張って「生き抜く勇気」を伝えること。こんな思い・願いをこめて、このブログを続けています。模写絵師つねきちのすべての作品はこちらから↓https://mikahikarimono.amebaownd.com/模写絵師つねきちのYouTubeはこちらから↓https://www.youtube.com/@user-vi9fd5lo9e/videos
テーマ: つねきちの作品
テーマ: ブログ
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