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非営利会計専門アドバイザー。公認会計士 下関出身の父と福岡出身の母の1人っ子として産まれる。父親の転勤や社宅の都合により、福岡市、千葉県松戸市、東京都北区、大阪府枚方市、池田市、豊中市と高校までは転居の多い生活を送る。 後からコミュニティに入ることが多かったせいか、自分が少数派であるという意識を持つこともあり、少数派も尊重される世の中になってほしいと思うようになった。そのため、社会で様々な問題を抱えた人や生きる場所を失いかねないような動物や植物の力になりたい、忘れ去られそうな芸術作品を守りたいという意識が芽生えるようになる。 大学入学時はジャーナリストや国際支援の仕事に漠然と憧れていたが、音楽サークルの活動に熱中しているうちに準備も整わず就職活動へ突入。しかし、取材し、文章を書くことができることに惹かれ、証券会社系の経済研究所でのアナリスト業務に就く。そこで大学時代は接点がなかった財務諸表や企業分析の面白さに気づく。 ところが、アナリストとしての経験を積んできたところで、本社研修部門に異動となり、社内研修講師や研修の企画を担当することになる。当初本意ではない異動だったが、様々なバックグラウンドを持つ新入社員が、仕事のために必死に学ぼうとする姿勢に、肩書や学歴などによらない人の価値を実感すると同時に「何事も当事者が納得すること」の必要性を実感する。 ただ、やはり企業の財務情報に触れ、さらに財務情報の先にある企業の実態を知りたいという思いはやまず、退職して公認会計士試験の受験を目指す。途中体調を崩すこともあったが、3度目の挑戦で合格。 当時の就職環境により最初は監査業務でなく、大手監査法人系列の会計システムコンサルティング部門に就職することになった。当初、本来業務でないことに焦りも感じたが、会計システムの基本については一定の知識を得られ、あとでその重要さに気づく。 その後、監査法人に正式に転籍し、遅ればせながら民間上場企業等の監査実務をひと通り経験する。ただ、元より会計士としてのスタートが遅いこともあり、従来の分野でしのぎを削るよりは、何か新しい専門的分野に進みたいと考えるようになった。 その頃プライベートでは、引退した元競走馬に逢うことやバードウォッチングをしながら北海道を旅することが専ら楽しみになった。公共交通機関とレンタサイクルでは、行く場所がなくなってきたため、8年前にこのために運転免許を取得したほどである。 また、これらが契機となり、引退した元競走馬の余生を支援する団体や野生動物保護団体等の会員となった。 このような団体の多くは公益法人やNPO法人など非営利団体であったことから、次第に仕事においても非営利団体の会計に関わっていきたいと考えるようになる。 それから転職、その後の監査法人解散による最初の事務所への復帰など不測の事態もあったが、終始一貫して公益法人や社会福祉法人など非営利法人会計を専門とした監査やコンサルティングに従事する。 同時並行して社内外のセミナーの講師や全国の地区事務所への相談・支援も行うようになり、会計士協会の非営利法人委員会でも継続して専門委員に選任される。 そして業務を続けるうちに、圧倒的に小規模な法人が多い非営利法人へ、より柔軟できめ細やかな対応をするには、独立が必要と感じるようになる。 このため、業務の傍ら社会人大学院において非営利組織論を学ぶ、個人業務としての専門雑誌への寄稿など、対外的な活動を重視するようになった。 2011年9月に監査法人を退職し、2012年3月に大学院前期博士課程を修了。 現在は、非営利組織研究に関するMBA(社会デザイン学)を持つ公認会計士というユニークなポジションとそのネットワークで、非営利法人の会計業務と非営利法人の評価など先駆的分野の研究活動を並行して続けている。
テーマ: ★その他
テーマ: |―会計(公益法人)
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