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まんてん農場
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2014年11月03日 12時34分
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2014年01月30日 15時57分
飛騨高山 まんてん農場
飛騨高山「まんてん農場」は2009年4月にオープンした「無農薬有機栽培」の畑です。母体になる山一商事株式会社の食品加工からでる残渣を、好気性活性微生物により完全発酵させ肥料化して土作りから行う循環型農業に取り組んでいます。
どうしてそんな近代農業の歩いてきた道筋を逆行するようなことをするのか…？
理由はひとつです。
「ただただ、本当に旨い野菜が食べたかっただけなんです」
スタッフは全員若手で農業の素人。
素人だからこそ実現できる軽いフットワークがあります。
目に見えない土の中の営みに目を向けることで、実に多くのことがわかります。
「旨い野菜を作っているのは、人ではなくて土なんだ！」
という気づきがあります。
そして土の中で働く微生物達の事を考え、害虫と呼ばれる虫の事を考え、その虫を食べてくれる虫の事を考えると、自然界は実に無駄なくできていることがわかります。
生物多様性の大切さを食べることから考えるのは、とても有意義でわかりやすい方法でもあります。
そんなあえて過去に遡るような農業を、僕らは新しい農業と位置づけています。
近代農業は間違っていた…なんてことは決して思いません。
ココは通らざるを得ない道だったのです。
この道を通ったからこそ、人力で畑を耕していた先人の技術や知識を、初めて心からリスペクトすることができます。
そうすることが、新しいテクノロジーを取り入れながら自然の法則に逆らわずに生きていく新しい農業を築き上げます。
温故知新。
その目指すべきところを見定めることができた今年の収穫物は「ほうれん草」。
とっても甘くて、今まで食べてきたほうれん草を一瞬疑ってしまうくらいの味でした。でもどちらもほうれん草なのです。ただ違うのは、取り組み方と味。
収穫までの考え方はある意味180度違います。
味は、思わず「まんてんほうれん草」と名づけてしまうくらいの甘さと旨さです。
本当のほうれん草の味をきっと僕らは知りませんが、恐らくこれが本当のほうれん草の味なのだ、と思います。
そんな農業への取り組みや、日々の出来事、収穫時期や販売に至るまで、このブログでご紹介できたら…そしてこの和が広がっていけば…と心から思うのであります。
皆さま、どうぞごゆっくりご高覧くださいませ。
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