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株式会社ドーター・プランニング 代表取締役経済産業大臣登録 中小企業診断士私には10歳の頃から2つの大きな夢がありました。それは、「大人になったら大好きなことで起業する」ということです。10歳の頃、父が勤めていた会社が倒産し、父は独立の道を選びました。5人家族を養うために、父は相当の苦労をしたと思います。そして突如、外食に連れて行ってもらえなくなる、ものを買ってもらえなくなるという、経済面での不自由も子供ながらに感じるようになっていきました。そのため、「会社はいつ潰れるかわからない不安定なもの。だから自分が社長にならなくちゃ。」という価値観が、私の中で揺るがぬ信念として息づいてきたのだと思います。また、パリに移住した親戚のお姉さんの影響で、仕事で海外に行きたいという強い憧れもありました。そのため、最初の起業でOLをしながら貯めたお金で海外留学し、憧れのニューヨークで働いたり、ファッション業界でマーチャンダイザーの仕事に就き、海外での買い付けを経験するなど社会人経験を積んだ後、経営の勉強をし、経営コンサルタントや企業研修講師としてまずは独立しました。高校生の頃からの憧れの職業、ファッションのバイヤー。回り道をしながらも、27歳でその職業に就き、5年間3社で経験を積みました。半年サイクルで新しい商品を次々と作り、販売していくファッション業界。子供の頃から好きだったものづくりで、身に着けることで素敵な気分になり、人をワクワクさせられる素敵な仕事。そんな風に憧れてきた職業の舞台裏で少しずつ、めまぐるしく移り変わる流行を発信する側にいることに違和感を覚えるように。一生涯楽しく続けられる、本質的に好きなことを仕事にしたい。そう思い、それまで15年以上憧れ続けてきたファッションから一度離れ、自分が心から楽しめる仕事が見つかるまで、リセットすることにしました。リセットする間、経営の勉強をすることに。”政治経済コンプレックス”を自認していた私は、海外出張時に現地スタッフから「日本の経済は最近どう?」なんて聞かれたらどうしようといつも冷や冷やしていました。そこで、渋井真帆さんや勝間和代さんをはじめ、女性のビジネス書著者の本を読みあさるにつれ、特にマーケティングやコミュニケーションの分野で新しい世界が開かれ、「そうか、そういうことだったのか☆」とだんだん楽しくなってきました。もっともっと経営のことを知りたい!だけど、このままビジネス書を読み進めていっても抜け漏れが絶対あるはず。それにいつまでかかるかわからない。広く浅く、一通り経営に必要な知識を、最短で一番安く身に着けるにはどうしたらいいだろう?と友人に話したところ、中小企業診断士という資格があることを教えてもらい、数日後には資格受験の大手予備校に申し込みをしていました。受験1年目で1次試験合格、2年目で2次試験に合格し、晴れて2011年4月に資格を取得。受験中に出会った先輩診断士や受験仲間らとのコミュニティがご縁で、少しの間中小企業診断士の仕事にも挑戦してみようと思い、2年間に渡り調査、記事執筆、企業研修講師、経営コンサルティング等の仕事を経験。雑誌連載の仕事の中で、ライフスタイルビジネスの経営者にインタビューをし、経営者となったいきさつ、業務内容、これからの展望、課題に感じていることなどを、経営コンサルタントの方々に知っていただくために記事にまとめるということをしていたときのこと。私はずっと、”準備をして起業する”という発想で様々な経験や学習を重ねてきて、まだ起業の土俵にも上がっていないのに、この経営者の方々は皆、MBA取得などの経営の勉強はおろか、準備などほとんどせずに経営者になっていました。なのに、彼らが話す内容は、経営理論に実際の経験が付随している、とても説得力のある話ばかり。ああ、私もこんな回り道はもうやめて、早く起業しよう。足りない知識は走りながら身に着ければいい。と、いよいよ起業のステージに自分を追い込みました。しかし、まだファッション業界の後で自分のパッションに火をつける仕事ネタが見つかっていなかった私は、今度は「ワクワクすることを仕事にしよう」系のジャンルの自己啓発本を読みあさり、様々なセミナーに参加したり、スピリチュアルなセッションを受けたりなど、自分探しを始めます。そしてたどり着いたのが、食の仕事でした。子供の頃からプチぽっちゃり体型がコンプレックスだった私は、10歳の頃からダイエットを繰り返してきた人生でした。19歳で某有名エステティックサロンのモニターに当選し、4ヶ月間の涙ぐましいエステサロン通いと厳しい食事制限を経て、痩せる食事メソッドに開眼してからは、大好きだったおやつもヘルシーバージョンで手作りするようになりました。OL時代も手作りおやつをストックして、毎日会社に持っていく日々。自分探しの旅の最中、ちょうどスーパーフードブーム黎明期がやってきて、チアシードの魅力にはまった私は、チアシードを使ったマフィンを作るように。そしてそれを仕事にし、ヴィーガンスイーツブランドを起業するに至り、2019年8月で創業6年目を迎えます。お菓子のブランド運営は、海外生活と仕事上で培った英語力、ファッション業界で培った商品開発力、子供の頃からの趣味のお菓子作り、子供の頃からの創作センスなど、才能・好きなこと・学んだことがすべて活きる夢のような仕事です。もちろん、業務を進める上で苦手なことや好きじゃないことも人間なのでありますが、それも含めてがんばれるのは、やっぱり心の底から大好きなことを仕事にできたから。私は、起業が成功するのに必要なのは、そんな心の底から湧き出る「大好き」な気持ちと、何が何でも起業で成功しなくてはならないという強い動機と、そのパッションやモチベーションを支えるもうひとつの要素が、自分の特性を知り、その特性を強みにして実行する能力だと思っています。そしてその能力は磨くことができます。パッションやモチベーションはあるのに、なかなか起業してもうまくいかない人は、自分の特性を強みに変えることができていないのです。私自身、自分自身とずっと向き合い内省し、工夫し、試行錯誤し、失敗もたくさんし、成功もしてきた結果、今の仕事を心から楽しむことができています。その方法を伝えることで、夢を叶えたい人を応援していきたい。そんなサポートをしています。<主な活動内容>●菓子製造業・ヴィーガン&グルテンフリー焼菓子ブランドDAUGHTER BOUTIQUE(ドーター・ブティック)運営・OEM/ODM企画・製造卸・ケータリングスイーツ製造●コンサルティング業・ブランド立ち上げ・商品開発支援(セミナー、コンサルティング)・起業モデル発掘&構築支援(セミナー、コンサルティング)●講演・大学、自治体主催セミナー等(実績:群馬県沼田市、鹿児島県薩摩川内市、横浜市立大学、等)
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