ブログをブロックする
ブログを報告する
バリアフリー・デザイン住宅を専門とする建築家NPO法人「高齢社会の住まいをつくる会」理事一級建築士事務所(株)空間スタジオ代表1950年東京生まれ、東京育ちバリアフリーを前提に、二世帯住宅、戸建て住宅、集合住宅を設計している。バリアフリー住宅は「ダサい」という風潮をなげき、誰もが住みやすい住宅を、良質なデザイン住宅として設計したいと行動している。大学時代に初めての住宅を完成。最年少で雑誌に掲載され評判となる。大学院在学中、デンマーク留学を含め世界中の建築を見て歩き、複雑な高低差を持つイタリア山岳都市、階段の美しいエーゲ海の街並の虜になる。それらの影響で、実際の仕事でもレベル差をいかした複雑な内部空間をもった建築を指向。34歳の時母親が病気になり、医師から車椅子生活になるかもしれないと告げられる。実家は戦前からの純和風住宅。畳と障子の家であったので途方に暮れたが、幸いにも母親はなんとか歩けるようになり、手摺をいくつかつける事で事なきをえた。後に父親も高齢のため体の自由が利かなくなり、障子の部分にも手摺を巡らせる事となる。また自らの娘も、突然の発熱で障害児となり車椅子の生活。以後、娘の介護は日常生活の完全な一部となっている。それらの経験からバリアフリー住宅に関心を持つようになる。しかし一般的な、段差をなくしてバリアフリー用の既製の部品を数多くつれば一丁あがりという、安易で後ろ向きなバリアフリー住宅の現実に非常に失望する。考え抜かれた、良質なデザインのバリアフリー住宅を実現する事で、新しいスタンダードの確立を目指している。その活動の一環として、千葉県のマザー牧場の巨大トイレの設計で、千葉県建築文化奨励賞(ユニバーサルデザインに配慮した建築物)を受賞。「老後に困らない終の住処が欲しい」「いずれ親を引き取る予定だ」「現在お母さんの脚が悪くて困っている」など様々な住宅を設計し「安心して暮らせる」「家の中が一番好きだ」「お母さんが明るくなった」など感謝の言葉を頂く。誰にでも喜ばれるバリアフリー住宅を、良質なデザイン住宅とし設計して、それがあたり前のものとして日本に定着させる事を自らのライフワークとしている。車椅子対応住宅はこれから取り組みたい課題。
テーマ: ■バリアフリー住宅は何故「ダサい」か
テーマ: ■バリアフリーの建築的工夫
テーマ: ■プロフィール
アメンバーになると、アメンバー記事が読めるようになります