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●はじめに2011年、双子もつ一人の母として外出に不便を感じ、双子が乗れる自転車が欲しいと思ったのがきっかでした。自転車業界の事は全くわからない私ですが、「実現できたら、絶対楽しいはず!」という想いで今日まで来ました。現在、私たち子育てママが手に入る子ども乗せ2輪自転車は「前15㎏4歳未満、後ろ22㎏6歳未満」の体重と年齢の制限があります。一般的に、自転車の使用頻度があがるのは、4歳~6歳の幼稚園・保育園・習い事での送迎です。しかし、わが家のように双子だったり年子を持つ家庭にとっては、今手に入る子ども乗せ自転車では安全で安心して子供を乗せる事が難しいのが現状です。想像してみてください。バランスを保つのも、相当な体力と精神力が必要だということを。天候がよかろうと悪かろうと、人によっては仕事場へ向かい、スーパーで食品を買い、習い事の送迎をしているということを。子育ては未来を創る大仕事だと思います。だから、こんな送迎ごときで疲弊している場合じゃない。私たち母は、やらなきゃいけない事がいっぱいあるんです。疲れてイライラしている場合じゃないんです。いままでなかった新しい子ども乗せ自転車をカタチにして、家族を精一杯支えているあなたに届けよう。まずは2014年に中原製ふたごじてんしゃ(現ふたごじてんしゃの原型モデル)を開発しました。そこから、製品化をめざし声をあげ、活動を続けてきました。2016年夏、ようやく協力メーカーとして東大阪市にあるオージーケー技研㈱から声がかかり、製品化を目指して共にすすんでいます。・・・・●引きこもり・虐待防止事業お出掛けがおっくうだと、引きこもりがちになります。しいては、社会との断絶につながりかねません。人は社会との繋がりを必要とする上に、子育て中はより一層周囲のサポートを必要とします。あなたの周りに「双子がいない、三つ子がいない」ということで周囲の無理解に苦しんでいませんか?ふたごじてんしゃでは、多胎家庭の支援事業もしております。「ちょっと話がしたい」その理由があれば十分です。遠慮なくメッセージをください。あなたがリアルに繋がれる場所を一緒にお探しいたします。・・・・・●双子ってマイノリティなの?私がこの活動を通じて日々格闘してきたこと。それは「ニッチすぎる」という事。双子ってマイノリティといってもいいんじゃない?それまでは自分がマイノリティだなんて思ったこともなかったから、自分自身が大変おどろきました。そして、ニッチでも必要としている私たちがいる事を知ってほしいと思いました。私たち多胎家庭は、標準的な家族構成でないため、一般的基準からはじかれてしまいます。その結果、標準的に想定された使い方しかできない道具はとても不便なものでしかありません。ですから、私たちは必死に工夫と体力で日々乗り切っています。それでもひとたび事故が起これば、想定外の使い方をしている母親が非難される事になります。もう見過ごすのはやめにしたい。「どのような家族構成であっても、当たり前にお出かけが楽しめる環境を目指して」ふたごじてんしゃの願いです。ところで、一つお願いがあります。すでに子育てがひと段落された方にも、ぜひ仲間に入ってほしいとおもいます。大変真っ只中のママは、何が大変かわからない状況にあります。そして、「誰もが頑張っている事なのに、こんな事考えているのは私が『わがまま』なのかもしれない」という考えが先にたち、抑圧する傾向があります。それは、ひと段落すんだ双子ママならお分かりいただけるのではないでしょうか?ぜひ、お仲間に入ってご自身の経験からサポートしていただけたらとおもいます。サポート方法はふたごじてんしゃで学んでいただけます。・・・●「ふたごじてんしゃ」は乗る人だけに優しいのではありません。あなたが歩行者で交差点にいる時、子ども乗せ自転車がつっこんできて怖い思いをしたことはありませんか?2輪で重量が上がればあがるほど、一時停止すると転倒するリスクが上がります。ですから、自転車に乗る側はできるだけ止まりたくないと考えます。出来れば、人ごみもすり抜けてとおりたい。手押しなんてしてたら、自転車が転倒してしまう。だから、走り続けたい。そんな心理が無意識に働きます。でもね、3輪だったら低速でも安定しているので、混雑する交差点で山のように積み上げた荷物と子どもを乗せた戦車のようになった自転車が、突進してくることも減るのではないでしょうか?・・・・●ワーママで2人目以降の子育てって見るからに大変よね。ってはたから見てて思う事はありませんか?朝、保育園へ送りその足で電車通勤するママにとって、2人の子どもと荷物をのせ、ママバッグを持つとなれば、それは相当の荷物量になります。そして、なかなか子どもとの時間がとれないワーママにとって、タタミ一枚ほどのスペースで母子がひっつける貴重な送迎の時間を有効に使えれば、これほど幸せな時間はないだろうなと思います。「ママ、あのね、きょうね・・・」そんな小さな声にも笑顔で気軽に振り向ける安定した自転車にしたいのです。・・・●最後に子育てをする時期は、生涯をとおしてみるとそれはとても短いものです。私がいま感じている不便さも、きっと一時のことだと思います。でも、この不便は、また同じ環境のママへバトンをおくっているだけなんですね。だから、私はこの不便のバトンを断ち切りたい。一人っ子だったら出来る事も、2人以上の子どもを持つ事で、様々な制約があるってどうなのかな?双子でも年子でも、3人いたって自転車で送迎できて、そのまま通勤電車にも乗れる子ども達を連れて、スーパーだって行けるごく当たり前の事を、当たり前にやってみたい。子どもの為だからとがんばるママが、キワキワになる迄がんばらなくていい社会へ自分一人で必死にがんばっているパツパツになったママの両手に、ちょっとだけ手をそえられるような、そんな自転車を誕生させたい。そう願っています。沢山のママが、製品化を待ち望んでくれています。そして、ママと子どもたちの安全を望むパパが応援してくれています。ただ今ふたごじてんしゃは、社会問題である自転車の移動問題を一緒に解決する為に歩んでくれるメーカーさんが見つかり、協同して開発を進めていけることになりました。課題は沢山ありますが、必ずこの問題が解決される事を信じて、これからもあらゆる手段を探していきます。新しい自由を、ここに集うママ達と一緒に作っていきたいとおもいます。
テーマ: ふたごじてんしゃ
子育て(ベビー)
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