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丑年生まれ、牡羊座の、B 型人間。星座占いに拠ると、こういった人間は、かなりはた迷惑な存在らしいです。衝動的で、まわりが見えず、とことん突っ走るタイプ――だとか。しかし、丑年生まれらしく、できることなら、コツコツと生きていきたいと考えております。ちなみに、妻はねずみ年生まれ、蠍座の、B型です。自己紹介の中に余談を織りこむのも妙ですが、昔、十二支の物語を読んで、衝撃をうけたことがあります。きちんとは憶えていないのですが、こんな話だったかと思います――『神様が、動物たちを呼び、このように仰った。「元旦に、ワシのもとにくるのじゃ。 早い順で一番から十二番までを、 これからの年の長者にしてやろう」そこで、愚鈍であると自認している丑は、誰よりも早く神様のもとへ参ろうと、夜のうちに出発します。頑張れ、頑張るんだ、丑!なんとしても一番になれ!お前のその生真面目さに惚れるぜ――といった感じですが、なんと、その背中には小狡いねずみが乗っていたのです。ぴょんっと丑の背中から飛び降りた悪いねずみは、一番乗りを果たし、ここに十二支は「ねずみ年」からはじまることになった』のです。まさか、そんな小狡い生まれの妻を持つことになるとは、その話を聴いたときには思いもよりませんでした。しかし、それにもかかわらず、僕の妻は、素晴らしい人間です。けっきょくのところ、なにが言いたいのかというと、座右の銘を『Always look on the bright side of life』としている僕にとっては、すべての物事に明るい面がある――ということです。
テーマ: 書くこと
テーマ: ∟ stray sheep 第13章
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