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茨城県桜川市。筑波山の麓にある小さなのどかな町で生まれ、同居の叔母や叔母の友人、近所のお姉さん幼少期は沢山の人に見守られながら育ちました。両親は私が５歳になる頃自営業を始め寝る間も惜しんで黙々と働く父と、父を支えて帳簿管理から営業までこなす母の姿を見て育った私は気が付けば家の食事当番を買って出ていました。仕事で疲れた両親、妹、弟は喜んで食べてくれた事がやりがいになっていました。中学、高校時代に毎週欠かさず観ていたテレビ番組「料理天国」。家庭料理とは違い、真っ白な大きなお皿に美しく盛り付けられるお料理。芸術的な美しさに見とれて、どんな味がするのだろう？と、食べたことのない味を想像し、わくわくしながら観ていました。高校卒業後の進路は本当はあの「料理天国」の料理を作っていた先生の料理学校でお菓子の勉強をしたかったのですが、両親の勧めで経理の専門学校へ進学し、就職しました。でも、その数年後にあの料理学校が東京に開校と知り、あこがれて製菓部門に入学。その後地元に戻り、フランス菓子専門店に就職。仕事を通して、沢山のことを学びました。ここで身についたことはその後の私の生活の中で生きています。結婚を機に仕事を辞め、夫、義祖母、義母との４人の生活がスタート。皆明るくて、話好きの楽しい家族ですが、子どもが生まれると子育てに関する事などで世代間ギャップを感じ誤解を受け、悲しい思いをして涙を流したことも何度もありました。そんな時でも、一緒に食卓を囲めば笑顔になれたりわだかまりがほぐれたりして美味しいものは人を笑顔にする事を実感。上の子が中学入学を機に料理の仕事を始め、調理師として老人福祉施設に勤務。「美味しい食事」は人を元気にし、楽しい時間をつくります。仕事はとてもやりがいがあったのですが家庭の事情により退職。その後まもなく「産後ドゥーラ」という職業を知り迷わず資格取得をし、つくばで開業致しました。わが子の思春期特有の不調を「食」の改善により回復させたこと。「食」を変えることにより自分自身心も体も健康でいられること。家族皆が健康で楽しく生活できていること。元気が出ない時も、家族で同じ食卓を囲めば笑顔になれる。いつも「食」のパワー、エネルギーに助けられてきました。今度はこの「食」の力で産前産後のお母さま、そのご家族さまの新しい生活をサポートしていきたいと思っています。
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