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これまで、建築づくりに長らく携わってきました。建築主(建築工事を発注する人)の方々の力になりたいとの思いから、できるだけ建築づくりを分かりやすく伝えようと心がけてきました。このブログでは、特に家づくりをする方々に向けて、建築のメッセージを届けたいと思います。政治や国際情勢を分かりやすく伝えてくださる、池上彰さんの建築版を目指しています。僕自身、建築主の立場でこれまで建築を行ってきました。ビルオーナーとしては、オフィスビル、ホテル、マンションの新築を。住宅では、自宅新築、中古住宅の購入から改修、新築マンションの購入と間取り変更のサポートを。そして、今は建築主をサポートする建築コンサルタントを仕事としています。大学では建築を学びました。しかし、社会に出たときは建築の素人同然で、工事ごとに失敗や後悔を繰り返しました。例えば、・建物が完成してから、また工事の途中に、「しまった!」と気づくことがあったり、・工事の手順を知らないために、設計者や施工者に対して、適切な時期に意志決定が出せなかったり、・工事費の高い建物になってしまったり、・メンテナンス費用の高い建物となったり、・使いにくい建物になってしまったり、 ・・・などなどそれは数え切れません。しかし、この失敗や後悔を次に生かすことによって、建築主として意向に沿った建築づくりができるようになりました。「家は3回つくって、初めて自分の思い通りのものができる」と言われますが、これは建築主が2回の失敗からその経験が生きるという例えです。建築づくりを分かりやすく伝えたい。建築主が目的を満たす建物をつくってほしい。そして、社会に価値ある建築がたくさん残ってほしい。このようなメッセージをお伝えしていくことができれば、と思います。
テーマ: 伝統建築
マイホーム計画中
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