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KAI,EMIKO(甲斐恵美子)ピアニスト・作曲家 東京生まれ。4歳からピアノを始め、高校からバレエのレッスンの伴奏、作曲、編曲などを手がける。高校3年の時から自己のピアノ・トリオを結成して、ライブ・ハウスに出演するようになる。このころよりジャズ・ボーカルの大御所、マーサ三宅に才を認められて、彼女のライブ出演の伴奏をつとめるようになり、スタンダード・ジャズの歌曲についての造詣を深める。 78年にキングレコードからアルバム「EMILY」を、79年にはビクターから「LIVE AT THE CARNIVAL」、東芝から「MY WAY」、「MR. LONELY」を、その後CBSソニーの専属となり、「EMERALD CITY」「CRYSTAL ECHO」を発表。 89年にはニューヨークで、有名なギル・エバンスのオーケストラのメンバーを集めてオリジナル作品集「SOME OTHER WORLD」を録音。これは「高い音楽性と創造的なジャズ感覚を持つピアニストにして初めて作りえるレベルの高い作品」と絶賛を浴びた。 1987年には自己のカルテットでインド4都市のコンサートツァーを行い、各地の聴衆や新聞の批評で絶賛をあびている。 90年にはテニスのメッカ、イギリスのウィンブルドンを訪れ組曲に仕上げ、この中の数曲が90年から92年にかけて、NHKの衛星放送の「ウィンブルドン・テニス」の合間に流されて評判になった。 このころから自然や生き物に関心を寄せ、地球環境を考えた作曲をするようになり、北欧、アラスカ、シンガポール、マレーシアなど自然豊かな国々を旅し、新鮮な作曲の構想を固め、94年10月にコンサー「KAI,EMIKOジャズオデッセイ」を開く。2000年6月、草月ホールで本格的「地球環境音楽としてのジャズ」を目指したコンサート『KAI,EMIKOジャズオデッセイ・コスモ』を行う。この日に、初のミュージック・エッセイ『光の五線譜』を発刊。2001年11月にル・テアトル銀座にて、『KAI,EMIKOジャズオデッセイ・ガイア』を開催。この公演には、地球の音を取り入れたサラウンド方式を採用。円熟味溢れる表現と地球のかなでる音とのコラボレーションは、環境音楽家の第一人者としての地位を不動のものとした。 自然への思いは、宇宙や星空へと深まっていき、2001年1月の、21世紀最初の皆既月食には、テーマ曲「エオスの涙」を、01年6月にはアフリカの皆既日食のテーマ曲「Mirabilia」を作曲、自らアフリカ・ジンバブエからライブ中継を行った。さらに同11月のしし座流星群のテーマ曲「Jupitar In Rains」を作曲。03年5月に打ち上げられた日本の小惑星探査衛星「はやぶさ」のテーマ曲つくり「Lullaby of Muses」というアルバムを作成。この活動は、さわやかな話題としてNHK朝のニュースとして報じられた。2007年暮れにはバージョンアップしたニューCD「Lullaby of Muses 2」を完成。JAXA(宇宙航空研究開発機構)「はやぶさ」ミッションチームではこの音源をもとにして、DVD『小惑星探査機 はやぶさの物語:祈り』を作成、癒し系音楽と映像のコラボレーションは08年5月、ドイツで行われた「ワールドメディアフェスティバル」で完成度が評価され、銀賞を受賞する快挙となった。 「ジャズは奏者が経験を重ねた分だけ、厚みと深さを増し、人々を感動させる」という信念からベトナムの激戦地跡の村を訪ねるなど、積極的な活動を今も続けている。
テーマ: ジョアミュージックハウスレッスン内容
テーマ: ジャズライブ〜初春の夢〜へのお誘い
テーマ: ライブ情報
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