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田舎の農家に生まれ、畑の野菜の煮物や和え物といった毎日の食生活に不満を持っていた私。結婚して大阪でのマンション暮らしを始めた時、憧れを持っていた、パンとスクランブルエッグ、果物、コーヒーというような朝食を毎日摂るようになりました。 子どもが3人生まれましたが、三女が喘息とアトピー性皮膚炎を併発したことにより、梅崎和子さんに出会って、陰陽調和料理を学びました。戦後、肉、卵、乳製品が多い欧米食を取り入れたことにより、アトピー性皮膚炎やアレルギー疾患の子どもが増加、日本人には日本人に合った食べ方がある、ということを教わりました。 薬学部で学んだ私は、子どもの手が離れたら薬剤師として仕事をするつもりでしたが、「病気になってからの薬よりも、病気にならないように予防する食事が大事」という考えに至りました。そして、梅崎さんと一緒に㈲いんやん倶楽部という料理教室の会社を立ち上げ、教室運営に10年間携わりました。 子どもたちが成長して田舎に帰ったことにより、自分が子どものときに嫌っていた野菜の多い食事が健康長寿にいいということを実感しました。祖父母は97歳と96歳で亡くなりましたが、亡くなる直前まで心身ともに元気に過ごしていました。ご飯、味噌汁、漬け物という朝食がよかったのではと思います。また漬物は朝だけではなく、三度の食事で食べていました。 母が祖母から教わった麹から作るお味噌や漬け物を、今度は私が母から学びました。気が付くと、農村であってもお味噌や漬物を自分で作る人が少なくなっています。地元の小学校の総合の時間に、種まきから味噌作りまでする「大豆プロジェクト」を取り入れてもらったことにより、近所の子どもを持つお母さんたちにお味噌作りの輪が広がってきています。 お味噌だけではなく漬物などの発酵食を作りたいという人が、周りで増えてきています。けれどももっとたくさんの方たちに伝統的な発酵食を伝えて、日本人の健康寿命を延ばしたいというのが私の願いです。発酵食伝承師として活躍する人を増やしていきたいと思います。
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