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北海道富良野で開拓以来112年(創業1904年)続く酪農一家の5代目。在学中渡米、世界一の酪農家ヘルフターに学ぶ。卒業後牧場は14億円の債務保証裁判と伝染病で倒産寸前。渡米中の経験と理論を元に牛を徹底的に観察、数値化し、勘に頼る経営を改革。23年には牛の究極の安楽性を求め2億円の投資し砂の寝床を建設、乳牛の職業病とも言える乳房炎、蹄病などを激減、乳量は全国の平均8042kg(年間一頭当2012年)の1.5倍となる12000kgを達成、高生産と低疾病率を両立。管理の難しい砂の処理として国内初のリサイクルシステム(サンドセパレーター)をアメリカから導入し環境にも配慮。徹底した飼育法のこだわりは農場HACCP認証取得(国内第一号)につながる。併設するチーズ工房では、地元でも入手困難な人気商品を開発、多数メディアに取材され、近年は台湾への輸出を進めている。25年には農水省「食料・農業・農村」政策審議委員として、5か年の農業基本政策の審議に携わる。27年には生乳の自主販売を開始。後継者不足のなか、離農が相次ぎ、国内の需要を満たせなくなってしまった酪農業界において「牛も人もどんどん育てる牧場」を標榜し、成長支援制度を導入、幅広い知識と経験が必要な酪農の技術伝達に革新的な手法を用いて、若手の育成にあたり、国際競争力を持った日本酪農の新時代を切り開く。
テーマ: 牧場の仕事
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