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------------------------------------プロフィール個人用途の新速記法(日本語速記、英文速記)『 EPSEMS 』 (注1)の開発者 deme7 。Inventor of EPSEMS SHORTHAND for personal use .各種正円幾何派の速記法の研究、検討、比較とともに、草書派 ( 斜線派または斜体派ともいう → 以下 「 草書派 」 と記す ) (注2) 系統の速記法の研究をする中、草書派理論(CURSIVE THEORY)に基づく日英両言語対応の手書き速記法 EPSEMS その他の開発者。《 その他 ↓ 》◆示唆式速記法(単画派日本語速記)開発者◆PGTH式速記法(単画派日本語速記)開発者◆平野式折衷派速記法(折衷派日本語速記)開発者◆実験中熊崎式系統折衷方式(折衷派日本語速記)開発者◆EESS(=Experimental English Shorthand System 英文速記)開発者◆手書き速記法研究家◆1級速記士◆株式会社アイダビ代表取締役社長◆武道家その他の趣味は音楽鑑賞、楽器演奏(ウクレレ、ギター)。------------------------------------ ↓ 日英両言語対応の速記法 EPSEMS について EPSEMSは、いわゆる「草書派」と言われるタイプに分類される速記である。(草書派=斜線派または斜体派ともいう) この「草書派」は、ほとんどすべての日本語速記が属する「幾何派」と比べた場合、用いる速記文字の「線」の概念自体に違いがあるとも言える。 例えば「幾何派」では、ほぼ似たような線でも「曲線か直線か」というだけで別の音をあらわす場合が多い。 これに対し、「草書派」に属するEPSEMS では、多少その線が曲がっていようが真っ直ぐな直線であろうが「同方向、同サイズ」の線であれば同じ音をあらわす場合が多い。このことは、「曲直=曲線か直線か」の多少の違いを書き分けるためのエネルギーをさほど割かずに済むとも言える。 つまり「幾何派」では微妙な区別が必要な線でも、EPSEMS ではさほど繊細な取り扱いを要しないというケースが多々ある。 また、多くの場合「幾何派」では避けられないものとして、「直線同士の鈍角接続」を初めとしたいわゆる「接続不具合ポイント」が挙げられる。(接続不具合ポイント=接続不安定ポイントとも言える) 「速度性」を求められる速記では、特にこの「接続不具合ポイント」において乱れを生じやすく、筆運びが不安定でぎこちなくなったり、どうにも書きづらいといったことが起こりやすい。 その上に「幾何派」では、上記で述べた「曲直=曲線か直線か」の多少の違いを書き分けるためのエネルギーを「斜線派」の場合よりも多く割かなければならないこととも相まって、それ相応の問題点を抱えることともなる。 そのため、「幾何派」ゆえのデリケートさをカバーするための現実対応策として、基本段階から上級段階へと進むにつれ、ある程度の対策がとられているものでもある。 ちなみにEPSEMS では、基本段階からこの「接続不具合ポイント」がほぼ発生しないことを前提に構成されている。 単純比較ではあるが、この 「 接続不具合ポイント 」 が発生しなければ、そもそも乱れが生じにくく、筆運びが滑らかで安定し、総じて書きやすく、そのことは速記文字を読み返す際の判読性をより確実にすることに寄与するとも言える。 書きやすく読みやすければ、結果的に「より扱いやすい速記」ともなり得るのである。 ここで、そのほとんどすべてが「幾何派」に属するところの日本語速記について補足しよう。 世界中の速記の歴史と同様、これら日本語速記も当然のことながら、大前提として「逐語速記」の達成を最優先し、使命として取り組まざるを得なかったということがある。(逐語速記=話す速度に合わせて書く速記) そして「幾何派」ゆえのデリケートさをカバーするための現実対応策とともに、線量の軽減等により「逐語速記」を達成し得る体系を構築し、改良、発展させるといったことが歴史を通して連綿と行われてきたわけである。 翻ってEPSEMS では、「幾何派」において達成されている「逐語速記」云々は考えずに、あくまでも個人用途として「より扱いやすい速記」であることがその設計上のコンセプトとなっている。 「逐語速記」以外の個人用途の速記では、線量の多少の違い等よりは、「より扱いやすい速記」であるか否かのほうがより現実的な美点となる面も多い。 なお、ローマ字入力同様、一音節を子音と母音との「ダブル」の組み合わせで書くEPSEMS は一見複雑であるかのように見受けられるかもしれないが、実際にはメリットも大きく、日英両用といったように他言語にも対応できる素地を有することともなる。 加えて、速記文字を読む際の判読性について述べたい。 普通文字以上にデリケートな線を人間の手で書くために乱れも生じやすい速記にあって、EPSEMS のように子音と母音の 「 ダブル 」 で一音節を構成するということは、「 ダブル 」 の素材で一音節を判読できるという 「 安全弁 」 を伴った環境を持つことともなる。 もちろんこれには一長一短もあろうが、一音節の子音部分を判別できなくても母音部分は判別できる、またはその逆もしかりといったケースが想定されるわけである。 話は少し逸脱するが、欧米諸言語等では子音と母音との組み合わせで文字表記が行なわれるのに対し、日本語における音節は、音自体はもちろん子音と母音とに分けられるが、仮名表記等からもわかるとおり、文字表記上は子音と母音とに分けられてはおらず、これと同様の表記法が「幾何派」の日本語速記においても行われてきた。 一音節を子音と母音との「ダブル」の組み合わせで書くEPSEMS とは異なり、子音と母音で構成される一音節を「シングル」の速記文字で書く多くの「幾何派」日本語速記では、その「シングル」の速記文字に乱れが生じた場合、その音節の子音部分も母音部分も推定しづらいといったことがより頻繁に起こり得るとも言える。 EPSEMS のような方法であれば、子音文字と母音文字のいずれかの乱れにより判読難解に陥った音節を、それを構成する子音文字もしくは母音文字のいずれか一方から推定しやすいということでもある。 ともあれ、これらのことは一長一短がある上に、主に速記における 「 全記法 」 の部分での比較ではある。 ( 全記法 = 速記の基本文字等、音自体をあらわす速記文字により全音を忠実に書く書き方 = より速度を出すためのいわゆる 「 短縮文字 」 を用いない書き方 ) さらに言えば、以上の「論」は「幾何派」「草書派」いずれに対する肯定論でもなければ否定論でも決してない。 言うまでもないが、さまざまな音の組み合わせを持つ言語を速度性をもって書いた上でそれを正しく判読すべく構築されたのが速記である。 ちょっとやそっと比較、分析、検討、研究し得たと思ってみたところで、簡単にその総合性能を測定できるほど単純なものではあり得ない。 そういった意味では、各種速記法を比較、分析、検討、研究した上での終着点の一つに過ぎないのがEPSEMS でもある。 が同時に、そういった過程を経た上でのエッセンスの詰め合わせ、エキスの詰め合わせとしての具現化でもあるのがEPSEMS である。------------------------------------ ↓ EPSEMSと従来型の日本語速記法の違いとは?・ 逐語速記を目指してきた従来型に対し、EPSEMSでは逐語速記を想定に入れず、完全に個人用途としての速記メモ専用文字であることをコンセプトとして開発されている。・ 日本語速記法の多くが幾何派に属するのに対し、EPSEMSは草書派である。 (毛利式も草書派)・ 一音節に相当する速記符号を子音部分と母音部分とに分解できないのが従来型の多くの日本語速記法(幾何派)であるのに対し、EPSEMSでは子音符号と母音符号の組み合わせによって一音節をあらわす。・ 濁音表示法が、従来型の多くでは清音符号に加点するか清音符号の濃線化によって行なわれるが、EPSEMS では濁音にもそれに相当する子音符号が存在するので、基本的に濁音と清音は明瞭、個別に表示できる構造となっている。・ EPSEMS では、漢字熟語など、場合によってはそれを構成する各漢字の頭音摘記により処理するといった大胆な方法をとることができるのも、濁音と清音を明瞭に区別できる符号体系がその素地ともなっている。・ EPSEMSでは子音符号と母音符号がそれぞれ存在するため、他の外国語にも対応し得る要素が備わっている。・ 上段、下段を、子音符号の省略、省画化に当てるといった応用範囲の広い便法は、特にEPSEMS独特のものである。・ 特に連続子音符号(主にn音を伴うものだが、その他にも幾多の連続子音符号のパターンが存在する)など、英文速記等、日本語以外の外国語用速記法としても対応できるEPSEMSならではの構造であり、これまでの従来型の多くではおよそ存在してこなかったものである。・ 従来型の日本語速記法(幾何派のもの)ではいわゆる接続不具合ポイントの発生をどうしても避けることができない構造となっているが、EPSEMSでは基本的に接続不具合ポイントがほぼゼロとなるように基本段階から符号線が定められている。------------------------------------ ↓ 手書きメモについて 手書きメモというのは、便利なツールがあふれた今日でも、生活の端々に登場する。 メモをするに当たっては、簡潔かつ正確に残しておきたいと思うだけでなく、少しでもラクに合理的にとは、万人が思うことでもあろう。 後でメモを見た際に記録として役立つよう、最小限かつ単純明確に行うことも、限られた時間の中で行われる大方のメモに当たっては望まれる。 速記ができれば同じ時間でより多くの事柄を書いていけるけれども、やみくもに多くの事柄を書くことばかりが能ではないはずで、メモに速記を使うというのはむしろ、ラクをするためでもあるというのも実際のところであろう。 そのようにしてラクした分、その余力を他に回す。 速記文字はまた、秘密文字としての働きを持つ。 秘密というほどではないにしても、そうそう他人に読まれたくないメモは多々あるものである。 また、何でもかんでも速記で書く必要もないわけで、「速く書く必要に迫られた場合、より多くの事柄を書き取っておく必要がある場合、秘密にしておきたい場合、とりあえずラクをしたい場合」等々、状況に応じて普通文字と速記文字を使い分けるといった形が自然な姿と言えようか。------------------------------------研究開発におよそ7年を要したEPSEMS速記法だが、父が亡くなる数カ月前に当たる2011年2月、初めてアメリカへ渡った私は、ニューヨークにある3つの大学( ニューヨーク大、コロンビア大、ロングアイランド大 )、そしてテレビ局のNBCスタジオなどを訪問した。向こうで感じたニーズや反応について、また、ブログで情報を配信していることについて、病床の父に話した際、すごく嬉しそうに耳を傾けてくれたことが私の大きな宝となっている。------------------------------------(注1) EPSEMS( = Eccentric Phonetic Signs as Easy Memo System = 易しいメモ法としての風変わりな発音記号 ) およそ7年をかけ、メモ用文字として考案された草書派 ( 斜線派または斜体派ともいう ) 系統の速記法。 欧米速記方式で多用される連続子音符号も効果的に設定するとともに、中根式の 「 インツクキ法 」 に相当する漢字音の処理法、ラ行音の処理法なども設定している。 さらに、高速度速記への対応策の一つとして、子音符号の省略、子音符号の省画化という簡便な法則も設定している。 書記空間の縦方向へのスペースが比較的少な目であるとともに、記憶すべき学習量が比較的少なくなっているのも特徴のひとつである。 また、子音と母音との組み合わせによる複画派の符号として構成されているため、諸言語の速記方式としても対応できるというメリットがある。 日本語速記法、英文速記法として各種法則や省画符号等が整備されており、目下、EPSEMS速記法 として展開、教授されている。------------------------------------(注2) 草書派 ( 斜線派または斜体派ともいう ) ローマ字の筆記体のような線を速記符号として用い、子音自体をあらわす線と母音自体をあらわす線が存在する。 ドイツ語の速記方式を初め、ヨーロッパ諸言語にはこれに相当する速記法も数多く存在する。------------------------------------
テーマ: ギター Guitars
テーマ: 平野式折衷派日本語速記法
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