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子育ても人生も簡単に好みのものにする方法をお伝えしています。オタマメソッド®️認定講師はじめまして。錦織千穂(にしこおりちほ)と申します。私の11歳(小5)の一人娘は、ダウン症です。妊娠8ヶ月の時、羊水過多からの切迫早産で入院し、お腹の中の子が十二指腸閉鎖になっていると言われました。先天異常のある子は、ダウン症の可能性が高いとの事で、羊水を抜くついでに、羊水検査を受けました。結果、娘はダウン症でした。まさか自分の子供が障害児と呼ばれる子になるなんて思ってみなかったので、どうして私のところに来たのか?ダウン症なんて今まで関わった事も無いし、これからどうなっていくのか?知的障害のある子を抱えて、どうしていけばいいのか?と絶望しました。妊娠8ヶ月だったため、堕胎は出来ず。医師からは、出産して十二指腸閉鎖の手受けるか?と聞かれました。受けなければ、餓死を待つと言うのです。生命を助けるはずの医師にそんな事を聞かれたのも衝撃的でしたが、8ヶ月もお腹の中にいた我が子を見殺しにするなんて絶対出来ない、と思いました。もし見殺しにしたら、私はこの先、一生この子に罪悪感を抱きながら生きていかないといけなくなる。そんなの絶対嫌だ。しかし、同じ意見だと思っていた主人と主人の両親は、「手術を受けない」と言い出したのです。ここで私は、離婚してでも娘に手術を受けさせて、育てよう、と覚悟を決めました。出産してから1ヶ月半は、NICUに入院していたので、その間、母乳を届けることもあって毎日病院に通いました。NICUには、一生病院から出られない子も居て、うちの子は元気な方なんだ、と思いました。退院してからは月一の病院、療育所通いに必死でした。ダウン症の子は、身体的な不安要素が多く、心臓・頸椎・難聴・斜視や弱視の検査を受けました。更なるハンデも早期発見・早期治療だと思って、特に苦痛に感じることもなく率先して通っていました。手術後の経過観察もあったので、小児内科・小児外科・難聴科・眼科をまとめて受診していて、通院の日は一日がかりでした。療育も「早期療育が要」と医者や保健所でも聞いていたし、本にも書かれていたので、フルタイムで働く傍ら、両親にも発達センターに連れて行ってもらうなど、かなり協力してもらっていました。少しでも発達状態が良くなるなら、健常と呼ばれる子たちと同じようになれるなら、って思いで。そんな慌ただしい日々を送りながらも、常に将来は不安でした。就学は?就職は?親が居なくなった後は?知的障害児が、この学歴社会をどうやって生きていけば良いのか?娘が4歳になる頃、発達改善協会と出会い、発達改善方法があるかもしれない、と希望を持ちました。そこから、発達改善に良さそうなものは全て試しました。食事療法、学習方法。マッサージや運動方法。ホメオパシー、自然療法。不安を消すには行動力でカバーと思っていたのです。自分と娘で実験し、その都度変わる体に驚きました。しかし、学校の勉強についていけるほど改善しない娘の学力。娘と学習していて「こんなにやっているのに何で出来ないの」と怒ってしまう自分をどうにかしたくて心の世界に足を踏み入れました。そこで、今まで自分が周囲の目を気にし過ぎていた事に気付きました。健常児はこれが出来るから、出来るようにならなくちゃ、と親の私が勝手に焦っていたのです。みんなと同じである事、それによって社会に入っていける、と思い込んでいたので、常に娘の出来ない事を見張って、改善箇所・方法を探っていたのです。それが、周囲と比べない・みんなそれぞれ違って良い、と思えるようになった途端、娘の楽しそうな顔、目の輝きを見てとれるようになりました。それまで療育目的で通っていた体操をやめ、娘の好きなダンス教室に変えました。すると私が何も言わなくても自主練するんです。ダンスは見ただけである程度覚えてしまう事に気付きました。先日、ダンス教室に来ている子のママさんに「こっちまで見ていて楽しくなるほど、楽しそうに踊っている」と言ってもらえて。この子には、みんなを楽しませる事ができる力があるんだ、と分かって、本当に嬉しかったです。のせてしまえば、健常児よりも集中力がある事にも気付きました。娘の『もう一回』に付き合うと、1時間は余裕で一つの事に集中します。こうして娘の「ある」にフォーカス出来るようになったら、無駄に怒ったり、焦ったりしなくなりました。しかし今度は、自分のサラリーマン生活に息苦しさを感じるようになり、さらに心の世界を学びました。心の仕組が分かってくると、自分を苦しめていたものは、自分自身の思い込みに過ぎないと気付き、その思い込みを変えたら、とても楽に生きれるようになりました。何をあんなに焦っていたのか、苦しんでいたのか不思議なくらいです。発達障害児を生んだお母さんは、子供を周囲と比べたり、周囲に迷惑をかけないように気を使ったりと、とても苦しい事が多いと思います。でも自分の視点をちょっと変えるだけで、そんな事が全く気にならなくなります。自分、子供、または周囲の人を信頼できるようになります。それどころか、子供の将来に希望が持てるようになります。私たちの子供は、「そんな苦しい生き方してないで、もっと楽しく生きる方法があるよ」と伝えに来てくれた愛しい存在です。ダウン症児のお母さんが、不安やイライラから解放され、子供の未来を信じ、心穏やかに豊かに子育てできるようお手伝いしたいです。そしてゆくゆくは、ママ自身が自分の人生を生き、子供たちの将来を創造し、自立に導くママ集団を作っていきたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。
テーマ: ブログ
子育て(小学生以上)
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