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ずっと長い間、一般企業の会社員として、会計の仕事をしていました。まだまだ、手書きの伝票が多い時代、毎日、同僚や得意先の文字を見ていました。そこで、出会ったのが筆跡診断です。書かれた文字の特徴には、その人の考え方や行動のパターンが、そっくりそのまま現れています。仕事をしながら、夢中になって、いろんな人の文字を分析することが楽しみになりました。そして、ある日、突然、何の当てもないまま、会社を辞めることに。そこから、路上で筆跡診断をするという生活がスタートしました。現在1万人以上を診断中。今も毎月、100名～数百名の診断を継続しています。筆跡診断のスキルは、学校や通信講座などで知識を学ばれた人は、たくさんいます。でも、ワインでも、料理でも、芸術でも、そして筆跡でも、物を見るために、本当に必要なのは、頭の知識ではなく、五感を通じて味わう感覚（感性）だと思うのです。これは、現場で実践を続けなければ、磨くことはできません。今では、筆跡を見るだけで、その人がどのような人物か？どんな生き方をされているのか？手に取るようにわかるようになりました。そして知れば知るほど、もっと知りたいという好奇心がわいてきました。どこまで行っても、ゴールはありませんが、だからこそ、飽くことのないチャレンジ精神を持ち続けられます。一生、自分を磨き続けられる道に出会えたことは、私にとって最高の喜びです。
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