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私は現在音楽の講師をしています。今まで多くの生徒さんを教え、音楽の好きな子供たちをを育ててきました。私がレッスンの時心がけるのは、どの子も音楽が楽しくなるようにしよう、というとでした。そのためにレッスンの仕方を工夫しました。なぜなら教え方一つで音楽を好きにもなれば、嫌いにもなるからです。好きになると人生はきっと豊かなものになるに違いありません。私は子供の頃勉強の仕方が分からず、大変困っていました。おまけに父は同じ学校の教員でした。あまりにも成績が悪いと、父にも気を使い申し訳ない気持ちが常にあり学校ではいつも萎縮していた様な気がします。高校に入学してまもなく行われた実力テストではビリから2番目。しかし高校時代に教え方の妙を知るようになります。高校1年生の頃、特に古文は面白くなく、いつも退屈。授業が始まると先生は、教科書を黒板にきれいな字で書き写し、その一文一句を文法で解説していく、というような授業でした。古文はこんなにも面白くない学問なのかと思っていました。しかし2年生になった時、古文の先生が代わったのです。皇學館大学を卒業された中年の先生でした。その先生の授業の仕方は、古文を読んだらその雰囲気を黒板に絵で書いてくれました。上手にしかも楽しそうに描いて、そしてユーモアを含めて絵を解説してくれました。無駄のない要点のはっきりした、わかりやすく楽しい授業でした。あんなに嫌いだった古文の授業が楽しくなり、次の授業が待ち遠しくなるほどでした。また不思議なことに、一つの科目が楽しくなると、他の科目も興味がわくようになり勉強は分かるようになるんだ。教え方によって変わるんだ。ということを理解するようになりました。社会人になったあるときスズキメソッドについて聞く機会がありました。非常な興味を弾かれました。スズキメソードは母国語教育法ともいいます。すべての親、特に母親は難しい日本語を難なく、いつのまにか赤ちゃんに教えています。日本語を話せない子供はいませんので、母親の教えは100%成功しています。鈴木先生は母親が赤ちゃんにことばを教える様子を観察して、母親のやり方を、バイオリン教育に取り入れスズキメソードとして確立させました。私はその方法を学ぶため鈴木先生に会いに行きレッスン風景なども観察させて戴きました楽しくする。飽きさせない繰り返しの仕方。遊びの中で教える方法。怒らない。(怒る暇があったら教えなさい)ユーモア。決してけなさない。(悪いところを除いたら全部良かったよ、と言ってあげる)早い時期からはじめる。私はその後、音楽のレッスンは鈴木メソッドを参考にして教えてきました。小学校時代に習っていた生徒さんが、大人になった今も楽器を弾いたり、家族でコンサートに出かけたりして、音楽が生活に生きていることをうれしく思っています。子供を育てるのには時間と忍耐が必要でしょう。しかし赤ちゃんが初めて口から言葉が出たときの感動はたとえようがありません。神秘的にすら思えます。大きくなるにしたがって子供は多くの事を学ばなければなりませんから、親はいろいろな助けを得ながら育てていくことが必要になるでしょう。このブログでは子育てに少しでも参考になればと思って書いています。
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