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手あて整体ここから:照喜名 弘彦(てるきな ひろひこ)2022年9月、東京・北参道にて<手あて整体ここから>を開業。それまでの道のりを。********************幼少期からアトピーに悩まされ、病院通いの日々。一向に改善する気配はなく、小学校3年生くらいから、玄米菜食を基本とした食事療法をはじめ、たくさんの自然療法・民間療法を体験しました。その頃から、病院の標準治療は中止。アトピーの症状は目に見えるので、その症状を見た方たちが、たぶんほとんどの方は善意で、これがアトピーに効くらしいあれでアトピーが治った人がいるらしいというような情報を寄せてくれます。それでいろいろ試すのですが、症状は改善するどころか、悪化していく一方。今は当時うまくいかなかった原因がよくわかるのですが、それはいろいろ経験し学んだ今だから、わかったことで。特に中学生の頃は、地獄のような日々でした。全身を襲い続ける気の狂いそうなかゆみ、そしてズキズキ痛む深い傷と、そこから出てくるジュクジュクした体液、からの、悪臭。もちろん見た目やそういうカラダの状態も辛かったですが、1番傷ついていたのはココロだったと思います。毎日絶望とともに生きていて、自信や尊厳なんてものがあるわけもなく。いじめられても、反撃する力もありませんでした。つらい・苦しい・悔しい・悲しい・・・そういった感情を消すことで、なんとか日々を過ごしていました。実際は消えたわけではなく、感じないようにしているうちに感じられなくなっただけで、心の奥底には蓄積し続けていたのだと思います。・・・という日々が続き、限界がきて。薬は表面的な症状を抑えるだけで、根本的な改善・解決に繋がらない。そう言われてきましたが、もうそれでもいい、と。どうせなにをやっても根本的に改善しないなら、せめて表面的でいいから症状を楽にしたい、と。高校入学前くらいに、病院・薬に戻りました。薬のおかげで少し落ち着いていた、高校時代。が、大学生になると、その薬も効かなくなっていきました。ついに日常生活にも支障が出るようになり、大学を中退。カラダもそうですが、ココロもボロボロでした。実家に戻り、約2年の引きこもり生活。中学生の頃が人生の第1暗黒期だとすると、この引きこもりの時期は第2暗黒期でした。もう絶望しかないんですよ。このまま一生、人並みに仕事したり生活したり、できないんじゃないかって。でも、引きこもって2年くらいが経ち、少しカラダの症状が回復して、そしてココロの傷も少し癒えてきました。「まずはアルバイトからはじめてみよう」ようやく外に出て働こうという、前向きな気持ちが出てきて。そこで縁のあったアルバイト先が、整体の専門学校でした。少しずつ技術や知識を教わりながら学んでいく中で、整体への興味が深まっていきました。これまでの人生で1番勉強したのが、その頃です。そして、それまでの自分の経験を、身につけてきたスキルを使って、ココロとカラダを調えるサポートがしたい。そういう想いで、地元沖縄で<元氣サポートルームkokokara>を、2012年8月に開業しました。幼少期からのアトピーが、いろいろなことを試しても、まったく改善しないどころか、悪化していったこと。その理由を一言でまとめると、<カラダの声を無視していた>それに尽きると思います。情報をかき集め、実践して。いくらがんばって努力をしても、そのがんばり・その努力を、カラダが必要としていなければ。カラダは調っていかない。そのがんばり・その努力が、むしろカラダにとってストレスだったとしたら。体調は悪化していきます。<カラダはなにを求めているのか?>カラダからのサインを、ニュートラルにキャッチする。そのための感覚を研ぎ澄ませる。それが、僕のセッション(施術)における、最も大切な軸になりました。日々試行錯誤をしながら、カラダと向き合っていく中で。もう1つ、大切な気づきがありました。心身のストレスには、<深さ>があること。深いストレスを軽減していくためには、深いアプローチが必要なこと。多くの場合、即効性のあるアプローチは、表面的なストレスには効果的ですが、慢性的に染み込んでいるような根深いストレスには、あまり効果がないように感じています。過去の僕もそうでしたが、慢性的な根深いストレスを抱えているにも関わらず、即効性を求めてしまう。即効性を求めてアレコレ試すけれども、結局根本的に変わらない。僕は(かわいく表現すると)おっちょこちょいなので、服に食べ物をこぼしたりして、汚してしまうことがあります。服の汚れ、すぐに拭けば割と簡単に落ちますが、時間が経てば経つほど、落ちづらくなりますよね。そこで有効なのが「つけ置き」つけ置きしておくことで、頑固でしつこい汚れも、落ちやすくなっていきます。ココロやカラダのストレスも同じようなところがあって。慢性化して深く染み込んでしまった根深いストレスほど、「つけ置き」のようなアプローチが必要で。自分なりにいろいろな施術スキルを使ってきた中で、ココロとカラダにもっとも深く染み込んでいけるのが、もっともシンプルな「手あて」だと。腑に落ち、確信したのです。沖縄の<元氣サポートルームkokokara>は、2022年8月、ちょうど10周年の日に営業を終了しました。沖縄では整体施術と運動指導の両輪でセッションをおこなっていました。もちろん、運動も心身の健康を維持・増進するために、とても重要な要素のひとつです。が!僕がこれからの人生をかけて、深め続けていきたいこと。それは、「手あて」でした。なので、両輪のうちのひとつ(運動指導)は手放し。整体施術、特に「手あて」を軸にした施術を、カラダと対話しながらやっていこうと。それで東京の店は、<手あて整体ここから>という名前にしました。ただ手をあてるだけではなく、深いリラックスに導く手あて。リラックスが深まるほど、深いストレスも癒えていきます。その深い手あてのために、まずは僕自身にどういう意識の在り方が必要なのか、そしてどういう意識で関わる方がいいのか。それを少しずつ進化、いや深化させていけるように、向き合っていきます。手あて整体ここから 照喜名弘彦
テーマ: こころとからだ
アラフォー
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