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僕が理学療法士を目指すようになったのは中学3年生の時です。私は体が不自由な両親のもとで育ったため、両親の手助けをすることが日常の一部でした。僕が中学校を卒業する時、自分の将来の夢について真剣に考える機会がありました。将来の夢を考える時心の中で大部分を占めていたのは、当時はまだ反抗期の僕でしたが、体が不自由だとしても僕を一生懸命育ててきてくれた両親に対する感謝の気持ちでした。そんな両親に対するお返しとして僕に何ができるのかと考えた時、「将来、僕は体の不自由な両親の体を楽にしてあげる人になりたい!!」そう、ひそかに決心しました。そのような人になるためにはどうすればいいのかと手を尽くして調べた結果、行き着いたのは「理学療法士」でした。こうして僕は中学3年生の時に理学療法士になることを決心しました。その心は高校に入ってもずっと変わらず、高校を卒業するとすぐに理学療法士になるための専門学校に入学しました。3年間みっちり勉強し、遂に理学療法士になるという夢を実現することができました。また、愛知県の実家から通える病院への就職を選択し、これまでに学んだことを活かして両親の体を楽にしてあげたいという夢も実現させることができました。その病院のリハビリテーション科で約6年間、20,000人の患者さんのリハビリのお手伝いをしてきました。理学療法士として働くのは想像以上にハードで精神的にも体力的にも本当に大変でした。しかし、「先生のおかげで本当に体が楽になった」「体が動くようになって嬉しい」患者さんからのそんな言葉が僕のパワーの源でした。その後、自分の技術をさらに磨くため、もっとシビアな環境に身を置いて徹底的に鍛えたいと思い、愛知県豊橋市内のペインクリニックで5年間修業を重ねました。数えてみれば12年間で40,000人の患者さんとの出会いがありました。しかし12年間の中でどうしても解決できない問題がありました。理学療法は医学的に確立された方法であり、その歴史も長くこれまでリハビリ業界において優れた効果があることは100%事実です。僕自身、理学療法の施術を通して本当に多くの方が完治または改善していくことを目の当たりにしてきたためその効果は間違いないといえます。しかし、残念ながら例外もありました。何度通って頂いてもなかなかその効果が現れない患者さんがいたことも事実です。それでもその人たちは僕のことを先生、先生と呼んで下さり、僕を信じて通い続けてくれました。同時に僕はなかなか治してあげられないことに申し訳ない気持ちでいっぱいになり、自分の技術が足りないからだと自分を責めて涙することもありました。そんな患者さんを治してあげたいという一心から、次第に僕は従来の理学療法以外の分野にも目を向けるようになりました。手当たり次第、リハビリや整体、治療に関する本を読み漁り、セミナーや講習会を受講しました。その中で僕が最も衝撃を受けたのは「タウトニング」との出会いです。「タウトニング」とは僕と同じ理学療法士である堀川浩之先生が考案した安心・安全の技術です。タウトニングは「ピンと張る」というtautを語源に持ちます。「タウトニング」は西洋医学の理論をバックグランドとし特に関節の可動域を上げることに注目した技術です。これによって、筋肉の張りや凝りの解消はもちろん、これまで仕えていなかった筋肉を効果的に使えるようになるため、筋出力が瞬時に増加します。ピンと張った状態の筋繊維に追加の力を加えて更に伸ばすストレッチとは違い、筋繊維を無理に伸ばすことはせず、筋繊維をピンと張った状態で筋肉の凝りや張りの原因となっている関節の動きを調整するというのがタウトニングです。よってタウトニングは受けている側の体の負担は皆無といっても過言ではありません。タウトニングを通じての衝撃的な新しい発見の一つは、「無理なストレッチは筋肉を和らげるどころか、むしろ、凝り固ませる原因になること」「関節の動きをよくするだけで、筋トレの何十倍以上もの効果で筋出力が上昇すること」です。タウトニングを学んでからは、病院での景色が一変しました。以前よりもっと多くの方の体の悩みを解決することができるようになったのです。今まででは治せなかったものも「タウトニング」の技術を取り入れることで解決できる確率がグンと上がったのです。ある日、産後の腰痛を抱えた女性がいらっしゃいました。腰痛はかなりひどい状態でしたが、これまでに学んだ従来の理学療法施術とタウトニングを組み合わせた手法により、1回の施術で痛みはほとんどなくなりました。しかし、再発防止や完治のためには少なくともあと数回は通院が必要な状態でした。彼女に通院が必要な旨を伝えると、彼女は「生まれたばかりの小さな子がいるので通院は難しいです。」「平日は旦那も仕事なので赤ちゃんのお世話をしなければいけないんですが、今日は動けないほど痛くて…。」「両親に赤ちゃんのお世話を頼んでなんとか来れたのです。本当にもっと来たいのに、なかなか叶いません。」「ここまで治して貰えただけでも本当にうれしいです」と話しました。本当に惜しいと思いました。あと数回の治療でずっとよくなるのに、通いたくても通えない事情。その時僕はこのような方が他にもたくさんいらっしゃるのだなと気づかされたのです。体の悩みを抱えているにもかかわらず、仕事の都合、家庭の都合上、通院できない方々がいらっしゃるということ、このことは衝撃的に僕の頭の中に残りました。こうして、ある日ついに僕は独立を決心しました。「出張専門整体院」を開業することにしたのです。僕が12年間理学療法士として子供からおじいちゃん・おばあちゃんまで40,000人の患者さんと出会う中で培ってきた従来の理学療法の経験と新しい「タウトニング」の技術を組み合わせた施術を病院や整体に通いたくても通えないあなたのご自宅までお届けし、あなたの体の悩みを全力で解決します!また、今は整体だけでなく、赤ちゃんの発育を促すBaby Conditioningにも力を入れています。大人になってからの不調は実は赤ちゃんの時に受けた刺激に起因することが大きいということに気付いたからです。「三つ子の魂百まで」という言葉がありますが、海外でも同じように「受精から1000日までに受けた刺激」がその後の人格を形成していくという考えがあります。私が目指すbaby conditionは生後5日から出来る内容になっております。1日でも早く正しいコンディショニングをお子さんに提供することがお子さんの発達を促す手助けになるからです。タウトニングという、理学療法士が考案した医学的知識に基づく理論を用いたbaby Conditioningになっております。安全かつシンプルな理論なので、赤ちゃんへの負担はほとんどなく、お子さんに実際にマッサージするお母さん、お父さんにも優しいコンディショニングとなっております。生まれてから首がすわり、ハイハイをして立ち歩くまでには、いくつかポイントがあり、その時期に適したコンディショニングを行なう事で健康な発達を促すことができます。私のbaby Conditioningは決して発育を早めるものではありません。例えば、生後6ヶ月の赤ちゃんを歩かせることを目的にしているわけではありません。その子にあった発達に合わせて必要な時期に必要な体操とコンディショニングを行い、お子さんの体のコンディショニングのベースアップをはかることを目標としています。さらには、Baby Conditioningを通じ身体面だけでなく、お母さんと赤ちゃん、お父さんと赤ちゃんの愛情形成を育むお手伝いをしたいと思っています。そのような思いからBaby Conditioningとタウトニングの講習会を定期的に開催しています。堅苦しくなく、楽しい講習会になることを心が得ています。また、赤ちゃんが生まれたばかりのお父さん・お母さんは是非一度「Baby Conditioning」講習会を受けてみてください。新しい発見を提供できると強く信じています。
テーマ: ブログ
健康・ヘルスケア
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