ブログをブロックする
ブログを報告する
今回は私の父である松本清二が、日本工芸会賞を受賞した作品やこの度オークションに出品作品を随時アップ広く皆様にご紹介して参ります。先ずはコチラの日本工芸会賞を受賞作品をご覧下さい。☆実際のNIHON KOGEIKAIリンクはこちら☆http://www.nihon-kogeikai.com/SHIBUTEN/SEIBU/SEIBU-031/SEIBU-031-00703.htmlNIHON KOGEIKAI 第31回 西部工芸展 入賞作品<自由作品の部>日本工芸会賞 タモ黄蘗併造重筐 松本清二製作著作 社団法人日本工芸会 1996タモ黄蘗併造重筐です。作品は主に茶道具などを収納する箱で、父が講師を務める「手仕事工芸房」の生徒さんらが、「いい教材を作って欲しい」と持ち寄った古い材料から作り始めました。「工藝作品展の最高峰である『日本工芸会賞』を踏破喜悦これに選るものはなし、これをバネに更なる進展を誓う」「高いランクの評価をして戴いて、非常に光栄」と父は喜んでいる。生徒さんの意見や評価を良く聞きながら、あくまでも教材として約半年間かけてじっくりと作り上げた。満足度の高い作品となったので、急遽出品することにした。「生徒さんが持ってきた材料、というところに意味がある。みんなの協力と支援に支えられた作品。教えるために逆に勉強させてもらった。」と生徒さんらにいつも感謝している。木工芸を始めたのは、防衛庁を定年退職した十年前(当時1986年)。在職中から漠然と「退職したら、これまで出来なかった『もの作り』をしてみたい」という想いがあった。熊本市に帰郷し、ふらりと立ち寄った県伝統工芸館で木工芸教室に出会った。二年間教室に通い、その後は独学で、実用的で美術的な指し物作りを目指してきた。『養神(心)錬芸』を座右の銘とする。心を深め、精神を豊かにし、芸を磨くと言う意味だ。「あくまでも無欲に、アマチュア精神をなくさず、楽しみながら精神を養い、淡々と技を磨いていきたい」という。木工の材料を前に「おまえは、何になりたいのか?」と問いかける日々は、これから先も深耕、現在も更に進化し続けている。
テーマ: 伝統工芸
ハンドメイド雑貨・手芸
アメンバーになると、アメンバー記事が読めるようになります