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みなさん、こんにちは。学校復帰を目指す不登校の子のお母さんエンパワラーすべてのこどもたちを誰ひとりとして排除しない学校づくりエンパワラー坂本修一と申します。わたしのことを知っていただきたかったので、張り切って書いてたらメッチャ長くなってしまいました…。できれば、物語を読むような感じで読んでいただけたらありがたいです。では、はじまり、はじまり…わたしは2022年3月まで、指導教諭として公立中学校で先生をしてました。38年間の多忙な教員生活(特に新任からの30年間は学校が荒れてましたから…)の一方で、家庭ではふたりのこどもの親として子育てしてきました。この子育て期間はホンマにハードな日々の連続…。正直、メッチャしんどかった…。プライベートでは辛い出来事もありましたから…。でも、わたしは支えてくださる人たちに恵まれていたので、先生業も親業も何とかやりきることができました。このひとりふた役を両立させることの困難さと過激さを経験したこと、また支えてくださる人たちのあたたかさから学ばせていただいたことが、今わたしが取り組んでいるお母さんエンパワラー、学校づくりエンパワラーの原点になっているのは間違いありません。定年退職前の10年間は、大阪府の生徒指導加配教員であるこども支援コーディネーターとして、主にいじめ、不登校の課題解決に取り組みました。その一方で、別室担当として別室登校のこどもたち、そしてそのお母さん方にかかわらせていただきました。別室担当をしていた10年間は、ホンマに濃かった…。涙あり笑いあり…の日々、そして何より本やセミナー、研修などでは決して得ることができない、現場でしか得ることができない膨大な量の貴重な経験と学びあり…の日々を過ごさせてもらいました。そのときの何にも変えがたい経験と学びは、今はわたしの一部となって、わたしの中で息づいています。特に、不登校と切っても切れない関係にある『こころのエネルギー』っていうものについての理解は、今や、不登校、別室登校のこどもたち、そしてそのお母さんたちから与えてもらった、わたしのど真ん中に『ドーン!』って打ち立てられてる決して揺らぐことがないごっつい柱になってます。現在、不登校の子のお母さんにかかわらせていただいてるわたしにとって、なくてはならないもの、なんですよね。そんなわたし、「定年退職後は現場に残って先生を続ける。」なんていうことは一切考えていませんでした。傍目には、たかが知れてたかもしれませんが、わたしなりには、「こどもたちに精一杯かかわりきった!」「センセとしてできることはやり切った!」っていう思いがありましたから。一方で、今の日本のこどもたちが置かれている状況が、日を追うごとにしんどいものになっていってるのを現場で肌で感じていたのも確か。「学校、そしてお母さんがメッチャしんどくなっていってる…。」そう、ひしひしと感じていたのです。学校が、ほとんどの場合、意図せず不登校という形でこどもたちを学校から排除してしまっている現実…。こどもたちに真っ当にかかわりたくてもかかわることができない状況に追い込まれているお母さんたちの現実…。そんな現実を突きつけられていたので、退職後のわたしがやるべきことが、自分の中では退職前から結構ハッキリと見えていたのです。わたしの中にあったのは「すべてのこどもたちが、こころから『幸せや!』って思えるようにしたい!」っていう思い。この思いは、退職した今、さらにメラメラと熱く燃え上がっています。そんな思いを現実のものにするために、わたしがすべきことは何か。まずは「学校、何とかしやなアカンやん!」っていうこと。そして「お母さん、何とかしやなアカンやん!」っていうこと。「すべてのこどもたち、誰ひとりとして排除しない学校づくりしてもらえるよう、先生にはたらきかけたい!」「わが子のことで悩み苦しんでいるお母さん方のために役に立ちたい!」そんな思いを現実のものとするための活動を、教員として、また親として積み上げてきた経験と学びを活かすことで仕事として立ち上げることにしました。その活動をやっていくにあたって、わたしが考えて付けた仕事の名前が『エンパワラー』。筑波大学の先生が提唱されているエンパワメントの定義である『湧活』=「人びとに夢や希望を与え、勇気づけ、人が本来持っているすばらしい、生きる力を湧き出させること。」を使わせていただき名付けました。「お母さんや先生を勇気づけ、お母さんや先生が本来持ってる子育ての力、教育の力を湧き出させる!」っていうのが、エンパワラーとしてのわたしのお仕事。そう考えたのです。そんなエンパワラーとしてのわたし。現在、個別相談という形で、わが子の不登校に困っておられるお母さんのご相談を受けさせていただいてます。ありがたいことに、北は北海道の稚内、南は九州の鹿児島の方まで、メールやZoomで、たくさんご相談いただき、感謝のお言葉を頂戴しております。大阪府内であれば、対面にて直接お会いすることでご相談いただくことも承っております。リピートしてくださるお母さんが増えてきて、本来ならエンパワラーとして、わたしがお母さん方のこころをあたためさせていただかなければならないのに、わたしの方が逆にこころをあたためていただいてます。ホンマに、感謝しかありません。今後は、Zoomを使って、または リアルでのグループでのおしゃべり会や勉強会なんかもやりたいなって思ってます。また、先生方の研修の講師として講演活動をさせていただいてます。『人権』に関わることや『ともに学びともに育つ』教育(インクルーシブ教育)に関することの講演を依頼されることが多いです。わたしの中にある「すべてのこどもたちを誰ひとりとして学校から排除しない!」っていう思いを込めつつ、先生方をエンパワメントするための講演をさせていただいてます。おかげさまで、依頼してくださる講演の数も増え、この夏は忙しくさせていただきました。講師の活動以外では、熊本大学で支援教育を教えておられる先生のホームページに、わたしの文章をアップしていただくことにもなっています。…そうそう!文章と言えば、わたしが現在執筆中の本、6月に出版される予定です!不登校のお子さんのお母さんに向けて、ありったけの知恵を総動員して、思いを込めて書かせていただいてます。でも、この本、お母さんだけでなく学校の先生にもぜひ読んでいただきたいんですよね。おかげさまで、この歳になっても、やりたいことがいっぱいあって、それをひとつずつ、実現することができてる…。メッチャ幸せなこと、ありがたいことやなって思ってます。ホンマ、わたしにつながってくださってるみなさんに感謝です。わたしの人生、残された時間、もうそんなにも長くはないでしょう。わたしにできることを、ひとつでも多く精一杯やっておかないと…。すべては、こどもたちのために!最後まで読んでいただき、ありがとうございました。★坂本修一 略歴★1961年 和歌山県で生まれる1976年 ギターに出会う1978年 初めてのバンド活動 ミュージシャンになることを夢見る1982年 バンドのコンテストで全国大会出場 日本武道館のステージに立つ1984年 なぜかミュージシャンではなく 大阪府で公立中学校教諭に…1995年 重度の自閉症の生徒を通常の学級で3年間担任 →伝説の署名活動2007年 ダウン症の生徒を通常の学級で担任 →伝説の市教委交渉2012年 大阪府の生徒指導加配であるこども支援コーディネーターに いじめ・不登校担当 別室担当2014年 大阪府優秀教員として表彰される 指導教諭に2022年 定年退職 38年間の教員生活に幕2023年 エンパワラーとして個別相談、研修講師の活動開始
テーマ: 子育て
テーマ: 不登校
子育て(小学生以上)
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