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子どもの頃の私は感受性が高く繊細で、学校での集団生活には馴染めず、自然や音や色彩の周波数を感じてひとりで遊ぶのが好きな内向的な子どもでした。そんな繊細な子ども時代に、躁うつ病、今で言う双極性障害という精神の病を抱えていた父が発病し、その出来事は私の強烈なトラウマとなり、その後の私の人生に大きな影響を及ぼし続けることになりました。その後私は繊細な感性を生かして美術大学に進み、卒業後、デザイナーの道を歩み始めました。人前で話したりするのが得意ではなく、内向的な性格という面でも、黙々とクリエイティブな作業に打ち込むデザイナーという仕事は自分に向いている仕事でした。デザイナーとしての私の人生のスタートは、とても恵まれていましたが、大都会で不規則な生活と乱れた食生活を続けるうちに、次第に自分の中の欲に支配されるようになり、私の人生は少しずつ行き詰まっていきました。私は幼少期のトラウマや精神を病んでいた父親の影響もあり、自分の力や努力で人生を切り開き、自分の人生を自分で創造していくという意識がほとんどありませんでした。 そこにさらに欲に支配された私は、縋れるものにはなんでも縋り、有難いご利益にあやかって、楽に、早く、人生を良くしたい!一攫千金を手に入れて一発逆転したい!玉の輿に乗って勝ち組になりたい!そんなことばかり考えていました。そして、私はある日、人生がみるみる良くなるという触れ込みのヒーリングを受けたのです。そのヒーリングは、人生を妨げているネガティブなエネルギーを取り去るという類のものでした。何かに縋って人生を良くすることしか頭になかった私にしてみれば、それで人生を良くしてもらえるなんて、最高にラッキーなことでした。しかしその後の私の人生は、良くなるどころか坂道を転がり落ちるようにどんどん下降していきました。。。私は人生に何か問題が起こる度に、そのヒーリングに縋り続けました。そして、最終的には行動する意欲が全く湧いてこなくなり、何も出来ない鬱状態になりました。その後の私の人生は、辛く厳しいものになりました。それまで自由に使えていた自分の才能を使うことが出来ない。それどころか、今まで楽しく出来た仕事が全然楽しくない。今まで好きだったことを好きだと思えない。そんな自分が悲しくて苦しくて、でも、どうすることも出来ない。。。その時私は、自分の才能を活かせないということがどんなに辛いことなのかを知りました。その後私は10年に渡って、人生のどん底を味わいました。それでも私は必死でもがきながらなんとかどん底から這い上がり、普通に生活することができるまで復活することが出来ました。そしてその頃、人生の師となる大鈴佳花先生に出逢うことが出来たのです。佳花先生の下で学ぶことで、私の人生は一見みるみる上昇していきました。佳花先生からオーラリーディングの伝授を受け、オーラリーディングスペシャリストとして活動を始めました。しかし、誰かや何かに縋りたいという縋り根性で生きている自分には気付いておらず、私はまだ、自分の力で人生を生きようとしていませんでした。結局私は、佳花先生に縋って生きていたのです。自分の力で人生を切り開いていく。それは私にとって、幼少期のトラウマも重なって死ぬほど恐ろしいことでした。そして、私にはずっと、どうしても受け入れられないことがありました。それは父親の存在です。私は幼少期にトラウマを背負わせた父親のことをずっと恨んでいました。私の人生が上手くいかないのは父親のせいだと、父親の被害者としての人生を生きていたのです。それは私が自分の力で人生を切り開くことが出来ない最高の言い訳として、私がどうしても手放したく無いことでした。人生のメンターである大鈴佳花先生の下で何年間も学びながら、いつまで経っても自分の力で自分の人生を生きようとしない私は、ある日ついに佳花先生から、「このままでは人生後がない」と最終宣告を受けました。自分がずっと目を背けてきた真実、私の無様で情けない生き様を告げるメンターの言葉は、私の人生を根底から揺るがす破壊力を持っていました。メンターの言葉を聞いているうちに、私の中に強い恐怖が押し寄せてきました。その恐怖を感じながら、私はろくでなしだと思って心底軽蔑していた父親と同じ生き様で生きていた自分に気付きました。そして、そんな自分に心底絶望しました。人生で初めて、こんなどうにもならない人生を今すぐ終わりにして、 死んでしまいたいという思いが湧いてきました。しかし、佳花先生の下で何年も輪廻転生の仕組みについて学んできた私は、死んでもどうにもならないことは解っていました。でも、何日もの間、その死の苦しみは襲ってきました。その死の苦しみを感じながら、私は初めて、父親の生きてきた人生を理解することが出来ました。私は、父親の被害者の人生を生きることを止めました。そして、死の恐怖を超えて自分の力で立ち上がり、自分の人生を生きると覚悟を定めました。私はようやく、自分の人生を自分で創造するオーラリーディングスペシャリストとしてのスタートラインに立つことが出来ました。しかし、この時はまだ私は覚悟しただけでした。覚悟した私に行動を起こす勇気を与えてくれたものが2つありました。ひとつ目は私を応援してくれている人たちの存在でした。私にとって佳花先生の存在ももちろん大きいのですが、人生に挫けそうになったとき、一緒に佳花先生の下で学び続けてきて、私のことを信じてくれている仲間の応援や、私のブログを読んで下さっているみなさんのことが何度も何度も頭に過り、感謝が溢れてきました。その人たちのことを裏切って、最低な人生を生きたくはない。その思いは私を立ち上がらせ、1歩踏み出して行動する大きな力になりました。そしてもうひとつは、未来の自分を想い出していたからでした。私は今まで、佳花先生のセミナーの中で行われた未来誘導で、未来の自分を何度も想い出していました。未来の私は自分の才能を輝かせて生きることでたくさんのソウルメイトと出逢い、回りにはたくさんの笑顔が溢れていました。私にとってオーラリーディングはまさに、私の持って生まれた才能を発揮して、輝かせてくれるものに他なりませんでした。その人生を生きることなく、今生の人生を終わりには出来ない。私にはこれから叶えていく輝く未来がある。その未来を感じると、私の中に揺るぎない意志が湧いてきました。誘導で体感した未来の次元。それは私を立ち上がらせる支えとなり、その未来へ向かって1歩踏み出す原動力となったのです。ソウルメイトと共に笑顔と感謝にあふれる世界を自分自身で創造していく。そう自分の魂に誓ったとき、私はやっと、オーラリーディングスペシャリストとしての人生を生き始めることが出来ました。自分の魂を輝かせて、自分の人生を自分の力で、本気で生ききる。私はもっともっと自分を好きになる。そして、私と関わって下さった方たちも、もっともっと自分を好きになる。これから、そんな新しい人生ストーリーを育んで生きようと思います。
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