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こんにちは。発達凸凹研究所所長(⁉)・あなた専門子育てカウンセラー田中にゃむ早苗です。約20年にわたり、ビジョン心理学を始めとした「心」を学び、発達障害を研究しながら、さまざまな子育て支援の現場に携わってきました。子育てサロンでは、3年半でのべ約3000組の母子と出会い、子育ての悩み解消だけでなく、変わらぬこどもの生態を学べる場所、お母さん同士がつながれる場所づくりをしてきました。しかし、そうした真の試みは評価されず、挫折も味わいました。2013年から6年にわたり企画開催した市民講座「お母さんのための思春期講座」では、のべ100人以上のお母さんが集い、学び癒し合い、ご自身が成長することで、お子さんの未来をも変えていきました。今、テレビを賑わすこどもたちの問題は、思春期から突然始まるのではありません。お母さんが自信を持てない子育て環境が作り出していると私は確信しています。「家族」が、社会の営みの最小単位だそうです。そのリーダーであるお母さんが自信を取り戻すことで幸せな家庭が増えていく・・・それは私が長年苦しんだ家族関係を乗り越えてきた先に見出した夢です。そんな私が60年かけて導き出してきた、発達障害を超える「にゃむ流子育て術」を伝授します。田中早苗(にゃむ)のこと1960年七夕・東京生まれ愛称は「にゃむ」さん。 妹が呼んだ「ねえさん」から派生していった結果、子育てまんがを連載したときのペンネームになりました。両親は中学教師と保育士。しかしその正体は、融通の利かない発達障害の父と、共依存の強い母。二人とも子どもが大好きで、三人の子を持ち、自分のこどもだけでなく、教え子や地域のこどもたちにも無償の愛を注いできた人たちでもありました。まだ発達障害の概念すらない時代。傍からは先生サマの良きご家庭・・・その中で、父への文句、親戚のグチなど、長女の私は母の不満の聞き役、補佐役でした。中学校に上がる頃、マンガやイラスト、絵を描くことが大好きだった私は、密かに美大への憧れを抱いていました。でも、母は「美大なんか行ってどうするの!!!」の一喝。それで終了。ち~ん。私の夢の道は、一瞬で閉ざされました。そんな私の心などつゆ知らず、幼少期から習っていたピアノを生かした私の将来像を勝手に思い描いた父は、中学教師の目線で、大学付属の私立高校に進学させました。そこにNOを主張できる空気はありませんでした。本心は、みんなと一緒に地元の公立高校に行きたい。喉まで出かかった想いを吞み込みました。なぜ、そこまでして親の言いなりになっていたのか。その答えを知ったのは、後々40歳を越えてからでした。不思議なもので、義務となると、好きだったピアノが苦痛にしか思えなくなりました。強要されているだけで、やる気も実力もないのに続けた音大受験の地獄が続いた高2の頃、必死の思いで、やめることを父に伝えました。その時、あっさりと言われた「あの程度で受かるわけがないと思っていた」との一言で、私の中で何かが壊れたのでした。そこから、私の挫折の人生が始まります。大学受験はすべて失敗。母の母校である専門学校に進み、高卒資格の学校事務職となりました。小学校での仕事は楽しかったけれど、隣の職員室には、私がなれたかもしれない大卒の教師たちが、教室でこどもたちと過ごしている。この理不尽な惨めさと虚しさは、親への恨みとして心の奥底に埋め込まれていきました。皮肉なことに、専門学校で学んだ「発達障害」の知識が、40年の時を経て、今につながっていきます。当時最新の情報だったこの概念は、父のこと弟のこと、自分のこと、そしてのちに家族となる夫、生まれた息子の子育てを通して、私の生涯の研究テーマとなりました。挫折だらけの人生から逆転復活するきっかけは、一冊の本でした。「こどもへのまなざし」 (佐々木正美著・福音館書店)この本との出会いが私の人生を変えました。当時小3になっていた次男が一人で寝てくれないことに思い悩んでいた私。教育相談に行った先で、児童精神科医に勧められた本でした。「今一人で寝られないと悩んでいたら、将来部屋から出てこないと悩むようになりますよ」今思えば本当にその通り。あのままどこにも相談せず、本に出会わずにいたら、きっと今頃は二人の息子を引きこもりにしていたであろうと、背筋が寒くなります。読んだその本の中に載っていた「過剰期待」という項目に愕然としました。私がずっと感じていた息苦しさの原因が、理論的にわかりやすく解説されていたのです。自分の意思を押し殺し、親のマインドコントロールに支配されていた私の思春期のあの苦しさは、今なら教育虐待にあたるものでした。私の息苦しさの正体はこれだったんだ!謎が解けたスッキリ感は、気づいてしまった故の闘いの始まりでもありました。カウンセリングに通い、セラピーや心理ワークを受けるなど、私の後半生は、親の毒からの解毒と解放を通して、子育てとは何か、家族とは何かを探究してきた20年でもありました。普段は児童館に勤め、子育てサロン・学童保育に携わりながらも、夫との関係や、長男次男の不登校など、数々の問題を抱えましたが、私の心がほぐれていくに従い、どんどん解決していくのでした。さて、子育てサロンの現場では、約3年半で毎回30組以上の母子が訪れるまでになったものの、末端行政の限界を感じ、退職を決意しました。その後は、長年培ってきたスキルを基に、市民講座「おかあさんのための思春期講座」を企画開催することができました。市民館の協力を得て、一人から始めた企画は、講師も受講生も「お母さん」です。お母さんの心理支援を目的としたこの市民講座は、受講生がスタッフに加わるというサイクルを繰り返し、6年にわたり、のべ100人以上の参加者を迎えました。私の半生は、子育てに「正解」はないけれど、「まちがい」はあるものだと教えてくれました。親の間違いとは、こどもにはこどもの人生を歩く権利があることに気づかず、親の勝手な愛を押し付けることだと思います。不要な愛に窒息してきたこどもが、自分を苦しめた親を許すことは容易ではないけれど、親がそのことに気づき修正すれば、こどもは許してくれるのです。子育ては自分育てでもあるのです。今、思春期のこどもの問題を抱えているお母さんには「復活のための気づきと癒し」が必要です。思春期が不安なお母さんは「知識とノウハウ」を得ることで安心してください。それらを伝えていくのが、私に課せられた天命なのだと思っています。どれだけのお母さんに「もっと早く知りたかった」と言われたことでしょう。だからこそ、私が半生をかけて培ってきたものを、多くの方に伝えていきたいと切に願っています。東京都立川高等保育学院卒ビジョンダイナミックス研究所リレーションセラピストコース修了。トレーナーズトレーニング修了。カウンセラーコース修了。女性専用匿名電話相談ボイスマルシェ公式カウンセラー(子育て・発達障害に関するご相談をお受けしています)https://www.voicemarche.jp/advisers/757著書「1歳半でおむつは卒業!離乳食を始めるまでに知っておきたいママと赤ちゃんのおむつ革命」「発達障害なんて怖くない!おかあさんのための発達障害サポートガイド」「お母さん大変です!猫拾ってきちゃいました!」「今よみがえる集団あそびのひみつ」いずれもAmazon kindle
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