不動産コンサルティングマスター＆ヒューマンプロパティマネージャー～誰もが経営に参加する権利を持つ世界初のビジネスモデル

はじめまして、Haruhisaです。

　ヒューマンプロパティマネージメントが生まれた経緯は、私が銀行系のディベロッパーで不動産コンサルティング業務を行っていたことから始まります。プロパティマネージメントという言葉をご存じでしょうか？プロパティマネージメントとは、不動産経営に関する業務をオーナーに代わり代行することです。似た言葉に、アセットマネージメントという言葉があります。アセットマネージメントは、個々の不動産にはフォーカスしません。投資家の立場で、不動産資産全体の運用を行い、不動産の売買も行います。プロパティマネジメントは、個々の不動産にフォーカスし、一つひとつの不動産資産を運営して収益を最大にすることに特化したマネジメントです。つまり、一つひとつの不動産資産の場所や建物の種類や状態など個別的な特性を見極めて、その一つひとつの特定の不動産資産から最大の収益を上げることがプロパティマネージメントの使命なのです。
　それではヒューマンプロパティマネージメントとは一体どのようなビジネスモデルでしょうか。もうお分かりになられたと思いますが、ヒューマンプロパティマネージメントは、人間そのものを資産と定義して、一人ひとりの人間の収益の最大化を図るビジネスモデルです。一人ひとりの人間の収益の最大化を図ることは、一人ひとりの資産価値を高めることです。
不動産と人間を一緒に考えることに疑問を持たれる方もいると思いますが、長年不動産コンサルティングマスターとして、プロパティマネージメントを行っていた私は、一つひとつの不動産と一人ひとりの人間には多くの共通点があると思っています。まだ建物もなく、土地だけのときは、その土地の場所から、どのような施設を作ることが最善か検討します。言わば、若者の進路を決めるような作業です。住宅にするか、事務所にするか、ショッピングセンターにするか等々、選択肢は無限にありますが、その土地に最もふさわしい施設を作ることになります。不動産の寿命も人間と似ています。文化財になるような建物は別として、通常は50年から100年です。この間、プロパティマネージメントでは、古くなって空き家が増えたアパートのリフォームを行って入居率を上げたり、売上げの下がったショッピングセンターのテナントを入れ替えたりして収益を維持したりします。
　私は、プロパティマネージメントを生業としている不動産コンサルティングマスターとして、一人ひとりの人間についてもこのような一人ひとりに特化した対応は必要だと確信しています。私たち人間の世界で最も価値が高い資産は、人間以外には考えられません。私たちの世界に必要なのは、一人ひとりの人間の収益の最大化を図り、一人ひとりの資産価値を高めるビジネスモデルです。

ヒューマンプロパティマネージメントの基本概念
私たちが目指すべきは、人間そのものを目的としたビジネスモデルです。 そのための鍵となる概念が、ヒューマンプロパティマネージメントです。
ヒューマンプロパティマネージメントとは、人間を最も重要な資産と定義し、一人ひとりの可能性を最大限に引き出すことを目的とした新しいビジネスモデルです。 従来のビジネスモデルが、利益の最大化を追求してきたのに対し、ヒューマンプロパティマネージメントは、一人ひとりの人間の利益を最大化すること及び共に豊かになることを目的とします。
その基本的な考え方は、以下の通りです。
1. 人間は、この世界にとって最も価値ある資産であると明確に定義する。
2. 一人ひとりの人間には、かけがえのない個性と能力、天賦の才が与えられている。
3. すべての人々が、共に豊かになり、互いに繁栄し続けることを、
　私たちの世界の目的としなければならない。
4. 一人ひとりの人間の可能性を最大限に引き出すことを使命としなくてはならない。
5.すべての人が経営・運営に参加する権利を有するビジネスモデルでなければならない。
　こうした理念に基づき、ヒューマンプロパティマネージメントは、人間一人ひとりに焦点を当てたビジネスモデルを目指しています。
まず重要なのは、一人ひとりの個性や強みを見極め、それを活かす外部環境を整えることです。 人間の能力の８０％は外部環境で決まると言われています。一人ひとりの特性に合わせた育成プランを立て、必要なサポートを提供する。そのような外部環境を整備することができれば、人は意欲的に学び、モチベーションを高め、日々その能力を高めることができます。
一人ひとりの well-being（幸福）を重視することも欠かせません。 報酬や福利厚生の充実は重要なことですが、心身の健康や、ワークライフバランスの実現など、一人ひとりが豊かな人生を送るための支援が求められます。一人ひとりが生き生きと働ける環境を整えることは、より良い世界を創ることにもつながるのです。
また、ヒューマンプロパティマネージメントでは、一人ひとりの主体性を尊重し、ボトムアップ型の意思決定を重視します。トップダウン型の指示命令ではなく、一人ひとりの声に耳を傾け、その知見を経営に活かす。一人ひとりが自分の意見を述べ、意思決定に参加できる環境を作ることで、イノベーションを生み出す土壌が育まれるのです。ヒューマンプロパティマネージメントが、すべての人が経営・運営に参加する権利を有するビジネスモデルでなければならない所以はここにあります。
こうした取り組みを通じて、一人ひとりが自分の可能性を開花させ、ビジネスモデルの発展とともに、自身の成長を実感できる。それこそが、ヒューマンプロパティマネージメントの目指すべき姿なのです。
ただし、ヒューマンプロパティマネージメントは、一人ひとりに安楽な人生を提供するビジネスモデルではありません。 あくまでも一人ひとりの可能性を引き出し、共に豊かになることを目指しています。一人ひとりの幸福と、より良い世界を創ることを両立させることが、ヒューマンプロパティマネージメントに求められる難しい課題なのです。
そのためには、長期的な視点に立ち、一人ひとりのワークライフバランスを重視しなければなりません。私たち人間には、年齢や女性、男性など一人ひとり異なるライフステージがあります。女性には子を産み育てるライフステージがあります。この時期は、多くの時間をビジネスに費やすことはできません。子供が成長して手が離れれば、ビジネスに集中することもできます。また高齢になれば、長時間、負担の重いビジネスを行うことはできません。従って、ビジネスに集中して積み上げた実績が資産となり、収益が発生するストックビジネスである必要があります。これによって、女性も一定の期間ビジネスに集中すれば、子を生み育てることができる可能性があります。また、誰でも若いうちにビジネスに集中し実績を蓄積すれば、高齢になっても一定の収入を確保することができます。
また一人ひとりへの投資を継続的に行うことが不可欠です。 教育研修の充実や、キャリア開発の支援など、人材の育成に力を注ぐ。 そうした息の長い取り組みによって、会員と組織が Win-Win の関係を築くことができるのです。一人ひとりの可能性を引き出し、共に豊かになることを目指すヒューマンプロパティマネージメントは、いかなるライフステージにあっても人間として生きて行くことができるビジネスモデルでなければなりません。
これは人間そのものを目的としたビジネスモデルであるヒューマンプロパティマネージメントの核心ともいえる重要な機能です。 一人ひとりの人間を資産と定義し、その可能性を最大限に引き出す。 一人ひとりの幸福とより良い世界を創ることを同時に追求する。 このようなビジネスモデルは、長期的な視点に立てば、必ず世界のスタンダードにつながるはずです。
もちろん、ヒューマンプロパティマネージメントへの転換は、一朝一夕には実現できません。 しかし、人間そのものを目的としたビジネスモデルを実現するためには、避けて通れない道のりなのです。 一人ひとりの人間の可能性を信じ、共に豊かになる。 それこそが、これからの時代に求められるビジネスモデルの役割ではないでしょうか。

　一人ひとりの特性を活かす
人間そのものを目的としたビジネスモデルを実現するためには、一人ひとりの特性を見極め、それを最大限に活かすことが不可欠です。 個人の強みや個性に着目し、その能力を引き出すことが求められます。
私たち人間は、十人十色、千差万別の個性を持った存在です。 性格や価値観、得意分野や関心事は人それぞれ異なります。このような一人ひとりの個性が創造性やイノベーションの源泉となるのです。
従来のビジネスモデルは、特定の企業が、特定の業界で、特定な商品やサービスを提供するビジネスです。企業が求める特定の能力を持つ人間が雇用され、それ以外の個人の特性は軽視される傾向にありました。 社員は、定められた業務を遂行する歯車の一つとして扱われ、その可能性を十分に発揮できない状況に置かれてきたのです。
ヒューマンプロパティマネージメントは、人間を最も重要な資産と定義し、一人ひとりの可能性を最大限に引き出すことを目的とした新しいビジネスモデルです。 従来のビジネスモデルが、利益の最大化を追求してきたのに対し、ヒューマンプロパティマネージメントは、一人ひとりの人間の利益を最大化すること及び共に豊かになることを目的とします。
一人ひとりの人間の利益を最大化することは、一人ひとりの資産価値を高めることです。
　一人ひとりの人間の利益を最大化すること、一人ひとりの資産価値を高めることは、共に豊かになることです。一人ひとりの特性を活かし、その強みを発揮し、生き生きと働ける外部環境を整えることがヒューマンプロパティマネージメントの重要な責務なのです。
そのためにまず必要なのは、一人ひとりの個性や能力を見抜く、リーダーの存在です。ヒューマンプロパティマネージメントでは、すべてのメンバーを直接育てるメンターが付きます。また、経験のあるメンバーがコーチやコンサルタントの役目も果たします。このような手厚い育成システムで、その人の真の力を引き出すことができるのです。
次に重要なのは、一人ひとりの特性に合わせたビジネスを行えるシステムです。一人ひとりの特性に合わせたビジネスを行うことによって、その人の能力は高まります。ヒューマンプロパティマネージメントには、ビジネスの無限の選択肢が与えられます。誰でも、今、ここで自分自身のビジネスをスタートさせることができます。例え小さなビジネスであっても、ビジネスを実際に体験することによって、ビジネスの力は高まり成長することができます。
一人ひとりの強みを活かせるビジネスを行うことができるように、一人ひとりの特性を尊重し、必要な教育を受けることができる機会を提供します。そして一人ひとりの主体性を引き出すことも欠かせません。 与えられた仕事をこなすだけでなく、自ら課題を見つけ、解決策を提案する。 そうした自律的な行動を促すためには、失敗を許容し、チャレンジを奨励する環境が必要です。
　 ヒューマンプロパティマネージメントでは、メンターは、メンバーの挑戦を支え、適切なアドバイスを与える伴走者となるシステムが整っています。
こうした取り組みを通じて、一人ひとりが、自分の特性を活かして活躍できる。 それは、モチベーションを高めるだけでなく、多様な人々が集まり、互いに刺激し合うことで、イノベーションが生まれるのです。
ただし、一人ひとりの特性を活かすことは、自分勝手な行動を推奨することではありません。 共に豊かになることが前提です。ヒューマンプロパティマネージメントは、共に豊かになることを目指して、一人ひとりの特性を活かすビジネスモデルなのです。
そのためには、ビジョンの共有と、チームワークの強化が不可欠です。 ヒューマンプロパティマネージメントの目指すべき方向性を明確に示し、一人ひとりの役割を明らかにする。 そして、互いの個性を認め合い、共に支え合い、互いに助け合う関係性を築く。 一人ひとりの力を引き出しつつ、ヒューマンプロパティマネージメントの実践者としての一体感を生むことが、真の意味で一人ひとりの資産価値を高めることにつながるのです。
一人ひとりの特性を活かすことは、人間を資産と定義するビジネスモデルの根幹をなす考え方です。 一人ひとりの特性の可能性を信じ、その成長を支援する。 多様な個性を結集し、イノベーションを生み出す。 それこそが、ヒューマンプロパティマネージメントに求められるビジネスモデルとしての在り方ではなのです。 一人ひとりの力を引き出し、より良い世界を創ること。 これこそが、人間そのものを目的とするビジネスモデル、ヒューマンプロパティマネージメントの本質なのです。

共に支え合い、学び合う人と人との繋がり
人間そのものを目的としたビジネスモデルを実現するためには、一人ひとりの可能性を引き出すだけでなく、互いに支え合い、学び合う文化を醸成することが不可欠です。 一人ひとりの力を結集し、チームとしての成果を生み出すことが、これからのビジネスモデルには求められるのです。
従来のビジネスモデルでは、企業として利益をできる限り上げることを目的とし、競争と効率性が重視され、一人ひとりの人間の関係性は軽視されがちでした。 個人の業績を追求するあまり、助け合いや協力が疎かになり、人間としての一体感が損なわれてきたのです。
しかし、ヒューマンプロパティマネージメントの考え方に立てば、一人ひとりの人間同士の支え合いと学び合いこそが、ビジネスモデルの強みを生む源泉となります。 一人ひとりが持つ知識や経験を共有し、互いに高め合うことで、個人の成長はもちろん、全体の力も向上するのです。
そのためにまず必要なのは、一人ひとりの人間同士のコミュニケーションを活性化することです。 リーダーとメンバー、グループ、上下の壁を越えて、自由に意見を交換できる環境を整える。何気ない会話から、画期的なアイデアが生まれることもあるのです。 ヒューマンプロパティマネージメントは、すべてのメンバーが共同でビジネスを行えるシステムが整っています。それは、すべてのメンバーが互いにチャンスになる可能性を秘めているということです。そこに活発なコミュニケーションが生まれるのです。
　また協働作業の機会を増やすことも重要です。 ヒューマンプロパティマネージメントは、すべてのメンバーが共同でビジネスを行えるシステムが整っています。これは無論コミュニケーションを活性化するだけではありません。共同でビジネスを行うことはプロジェクトです。ヒューマンプロパティマネージメントは、メンバーがプロジェクトチームに参加することも、プロジェクトチームを立ち上げることもできます。様々な専門性を持つメンバーが力を合わせて課題に取り組む。 互いの強みを活かし、弱みを補い合うことで、個人では成し得ない成果を生み出すことができるのです。ヒューマンプロパティマネージメントは チームワークを重視し、共通の目標に向かって一丸となる文化を育むことができるビジネスモデルなのです。
　また、一人ひとりの強みや個性に着目し、その能力を引き出すには学びの機会を充実させることも欠かせません。 無論本部から基本的教育プログラムは提供されますが、ヒューマンプロパティマネジメントのビジネス教育の根幹は、メンターによる一対一のOJT（On-the-Job Training）です。共にビジネス行動を行うことによって、最新の知識や技術を共有します。 さらには、メンバーが学び合うピア・ラーニングの仕組みを取り入れています。 先輩メンバーが後輩メンバーを指導したり、異なるグループのメンバーが互いのノウハウを教え合ったりする。 そうした日常的な学び合いが、メンバー全体のスキルアップにつながるのです。
こうした取り組みを通じて、一人ひとりが、孤軍奮闘するのではなく、仲間とともに成長していく環境が生まれます。 困難な課題に直面しても、仲間の支えがあれば乗り越えられる。 失敗しても、仲間から学ぶことができる。 そうした安心感が、メンバーのモチベーションを高め、新たなチャレンジを後押しするのです。
ただし、支え合いと学び合いの文化を根付かせるためには、リーダーが率先して行動することが不可欠です。リーダーが謙虚にメンバーの意見に耳を傾け、学ぶ姿勢を示すことで、メンバーも同じように行動するようになるのです。 権威ではなく、信頼と尊敬で結ばれた関係性こそが、真の意味でのチームワークを生むのです。
共に支え合い、学び合う人と人との繋がりを創ることは、人間そのものを目的としたビジネスモデルの実践において、極めて重要な要素です。 個人の力を引き出しつつ、それをビジネスモデル全体の力に変えていく。 多様な個性が結集し、化学反応を起こす。 そこから生まれるイノベーションこそが、ヒューマンプロパティマネージメントの未来を切り拓く原動力となるのです。
一人ひとりが、仲間とともに成長し、共に豊かになる喜びを感じられる。 そんな新しいビジネスの文化を築くことこそが、ヒューマンプロパティマネージメントに求められる最も重要な役割ではないでしょうか。 支え合い、学び合うことで、人は本来の力を発揮できるのです。 それは、人間そのものを目的とするビジネスモデル、ヒューマンプロパティマネージメントの真髄に他なりません。

愛する読者の皆様へ

長年このブログを通じて、私の思いや考えを綴ってまいりましたが、この度、kindleにて、初めての著書

『愛と希望のビジネスモデル』を上梓させていただくこととなりました。

2011年からの約13年間、このブログでは実に約2000に近い記事を投稿してきました。


その中で、私が最も大切にしてきたテーマ、

そして今の時代に最も必要とされているものが

「ヒューマンプロパティマネジメント」であると確信し、
一冊の本としてまとめ上げました。

なぜ今、この本なのか

私たちは今、大きな岐路に立っています。

資本主義は富の偏在を生み、共産主義は自由を奪いました。

しかし本当に私たちに必要なのは、これらとは全く異なる、

人間そのものを中心とする経済モデルではないでしょうか。

この本では、私が不動産コンサルタントとして培ってきた
プロパティマネジメントの手法を基に、

「ヒューマンプロパティマネジメント」という
世界初のビジネスモデルを提案しています。

それは、働く場所の経営権をすべての人が共有し、

一人ひとりが自分らしく輝ける
世界を創るための具体的なビジネスモデルです。

これからの展望

この『愛と希望のビジネスモデル』は、
私の著作の第一弾です。

今後も、このブログで扱ってきた重要なテーマを、厳選し、より深く、より体系的な形で本にまとめていく予定です。

13年間約2000近い記事を通じて、皆様と築いてきた絆を、
より実りある形で次のステージへと進めていきたいと考えています。

最後に

この本が、皆様にとって新しい気づきと希望をもたらすものとなることを願っています。
そして何より一人でも多くの方と「人間が真に輝ける世界」という夢を共有できることを心から楽しみにしています。

ぜひ『愛と希望のビジネスモデル』を手に取っていただき、
皆様の率直なご感想をお聞かせいただければ幸いです。

今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、
心よりお願い申し上げます。

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Haruhisa