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自遊人・永井昭夫
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自遊人・永井昭夫
生年月日
1968年02月18日
性別
男性
血液型
O
出身地
茨城県
最新の記事
自遊人・永井昭夫のブログ
いけばな№96
テーマ: いけばな
2013年10月03日 22時54分
53
23
うだつが上がらないとは…
テーマ: 日常
2013年10月02日 19時54分
いけばな№95
テーマ: いけばな
2013年09月27日 00時31分
眞一館
テーマ: グルメ
2013年09月25日 13時30分
天建築設計事務所・耐震判定書の日付改竄事件
テーマ: 雑感
2013年09月25日 13時27分
☆ご挨拶☆
①海千山千が跋扈する住宅・建設業界で生きてきて
物書きを志して上京し、気がついたら、物造りに関わり、いわゆる住宅・建設業界に身を投じてからバイトの期間を含めると約20年が経過しました。
スコップを持って穴を掘ったり、国会議事堂の壁を解体したり、現場労務者のようなバイトから始まって、建設会社やハウスメーカーの現場監督や設計業務、そして設計事務所への勤務と、自らの設計事務所を設立するに至るまでの15年間、様々な立場でこの業界に携わってきました。
その拙い経験から申し上げると、この住宅・建設業界なるものは生産者重視だということです。単刀直入に言うと、消費者を軽視している、さらにいうとお客様の利益をまるで考えていない業界だということです。
建物を施工する建設会社・工務店からすれば、やりやすい仕事をしてできるだけ利益を上げる。決して手抜きをするわけではないのですが、できるものならば面倒なことは避けたいという気持ちが必ず心の奥底にあります。
ハウスメーカーで住宅を売る立場からすれば、一般人が絶対に建てることができないような贅沢な仕様でとりあえず客寄せをして、実際建てるのはお仕着せの標準仕様で、多少のオプションでお茶を濁す。それも莫大な営業経費がかかっているので、工事費の40%前後が粗利益となってお客様に不当な高い買い物をさせてしまう結果に終わる、そんな理不尽な現実があります。
こうして考えていくと、ハウスメーカーを含め建物を建築する「生産者」であるいわゆる施工会社サイドと、「消費者」であるお客様とは完全に対立する関係にあるのではないかということです。
「生産者」と「消費者」、言い換えると「お金を貰う立場」と「貴重なお金を支払う立場」です。対立するのは当然です。
②苦い経験
私がハウスメーカー勤務時代のことです。当時、私は設計・積算から現場監督まで一貫して行う立場にいました。土日も夜も昼も関係なく働きました。平日は現場に行って職人に指示、土日はお客様と打合せです。残業は月200時間を超えていたかと思います。そんな過酷な状況でわかったことがあります。本当にお客様のことを考えて設計して現場監督を行った物件は全て会社の規定利益に達しませんでした。逆にお客様よりも会社の顔色を窺って行ったような物件はほとんど会社の規定利益以上でした。こうして、お客様よりも会社の利益を優先するような仕事をせざるをえない状況に徐々に追い込まれていきました。
このような苦い経験もあり、私は同一会社で設計と施工を行うことについて否定的な立場を取っています。つまり設計と施工は完全に分離し、設計者は消費者たるお客様の身になって行い、実際に施工する建設会社・工務店をお客様の立場で工事監理すべきだと思っています。
欧米では設計施工完全分離が常識です。日本の公共工事も大小問わず、この考え方に基づいて行われています。
③設計事務所としての存在のアピール
営業努力が足らないせいか、設計事務所の存在が世間に十分に浸透していないのが現実です。設計事務所は少人数体制を取っていることがほとんどであるため、営業経費があまり捻出できずいわゆるコネ・紹介・口コミなどに頼ってきていました。それが従来型の設計事務所でした。
けれども、ネットの普及にともない、それほど営業経費をかけずに宣伝することが可能となり、ネットを通じての受注を中心とする設計事務所も現れ始めました。今までは店舗・事務所・福祉施設など何回も建物を建てる機会が多いお客様の方々を中心に自らの意向を反映しやすい設計事務所が珍重されてきましたが、これからは住宅の分野でも積極的に進出してもよいのではないでしょうか。
④そして原点回帰へ
20数年前、「物書き」を志して上京したわけですが、空虚な机上の空論を振りかざすのもいい加減に飽き、新聞社の面接で役員と喧嘩して、偉そうなことを言ってるだけで生涯を終えるくらいなら、地道に「物造り」に励んでいたほうがどんなに精神衛生上、良いことだろうと思って、建築という「物造り」の世界に入りました。と言っても、当時のシナリオとして、「物書き」→「物造り」→「物書き」という青写真はありました。そして、20年間、「物造り」をしてきて、多少なりとも、その醍醐味を知りました。造り上げていく喜びを知った今、「物造り」を辞める気はさらさらありませんが、そろそろ、次なるステージに移りたいと考えています。もっと明快な言い方をすれば、「物書き」を業として成り立たせることができなければ、死んでも死に切れないということです。
⑤未来を見据えて
現在、設計事務所を運営する身として、経営的に事務所を飛躍させていきたい想い、「物書き」を業として成り立たせたい想い、「物造り」や「物書き」を通して、技術者・作家として、表現力を高めていきたい想い、いろいろな想いが交錯しています。そんな想いを現実とするために何が必要か、それを考えると、まだ遠回りの人生は続きそうです。
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古きを温めて、新しきを知る。自然と調和した理想の空間を目指して。
永井昭夫建築設計事務所
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