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はじめまして。ドイツのインターナショナルスクールに通う中学生の息子の日本語維持に試行錯誤したことがきっかけで、欧州在住の中学生メインに「天声人語deバイリンガル」を主催するなど、日本語と英語をオンラインで教えておりますKayです。朝日新聞のコラム「天声人語」をメインの教材にして日本と世界について英語と日本語両方で表現できるように、真のバイリンガルを目指しています。その勉強会(グループレッスン)の内容などをブログに綴っております。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーグループレッスン(勉強会)保護者様の声勉強会を始めたきっかけは、Kayさんのブログをたまたま見つけたことでした。授業の様子を実況中継されており、とても魅力的な授業だと思いました。当時、息子は英検1級の2次試験に苦戦しており、その対策にも役立つのではないかと思ったからです。また帰国子女で日本語力に自信のなかった息子でも天声人語を読めるようになるのでは、と淡い思いを抱きました。なにより英語だけでなく日本語も大切に学ばせたいというKayさんの教育方針に深く共感しました。とは言うものの、勉強会に参加されている生徒さんは中学生。息子は小学生だったのでレベルが違い過ぎると思ったこと、また中学受験の勉強で忙しかったこともあり参加は難しいと思っていました。しかし英検が再度不合格だったこと、受験国語に苦戦してなかなか改善が見られなかったこともあり、藁をも掴む思いでKayさんに問い合わせしました。もちろん最初は面識のない方にメッセージを送るのは勇気が入りました。しかしそんな不安は 無用でした。問い合わせにご丁寧に応えてくださっただけでなく、英検2次のアドバイスまでして下さいました。Kayさんはブログから感じられるそのままの人柄、知性を持ち備えた素敵な先生でした。すぐに勉強会への参加を決めました。授業で扱うトピックはなかなか難しいものですが、子供たちに寄り添って分かりやすく解説してくれます。また堅苦しい題材ばかりでなく、トレバー・ノアの「ザ・デイリーショー」を紹介してくれたこともありました。息子はその後すっかりハマってしまいました。通常の勉強会とは別に英検1級2次対策もやってくれました。何度か参加させてもらい息子も無事合格することができました。帰国生入試の相談にもよく乗ってもらいました。Kayさん自身が帰国子女の母であり、ご子息の受験経験があるのでリアルな情報はとても有益でした。中学受験直前はさすがに勉強会をお休みしていましたが、息子の強い希望で受験が終わった直後から再開しました。息子本人はKayさんが色んなジャンルで知識が豊富なところを尊敬しているようです。ご自身もすごく優秀なのに子供たちから学ぼうと驕ることなく謙虚な姿勢に私はいつも感心します。常にアンテナを張り、勉強されています。海外インター、現地校にお通いのお子様で日本語に不安のあるお子様、または帰国子女で英検対策、帰国生受験を考えていらっしゃるお子様にはKayさんの勉強会はとてもお勧めします。K.KさんーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーープロフィールKay T富山県出身米国政府高校生招致計画 富山県代表として米国に1年間留学(この留学は実は「天声人語」のおかげでしたhttps://ameblo.jp/learnwithmyson/entry-12710644930.html)慶應大学総合政策学部卒業大手映画会社9年間勤務を経て米国(2年)→ドイツ(4年半)→トルコ(2年)→東京(3年半)→二度目のドイツ(4年半)→2022年9月一人息子(中3)の進学のため母子で帰国、東京在住。東京の3年間では宅建を取得し外国人顧客中心に不動産営業も経験する。2度目のドイツ滞在中に「天声人語deバイリンガル」勉強会(グループレッスン)主催をスタート。息子の通うインターナショナルスクールの保護者会役員などのボランティア活動に勤しんだ。この勉強会の他、自身の語学学習経験を生かし、初級、中級者の実用的な英語学習をプライベートでサポート中。英検対策も!英検1級、ドイツ語B2、仏検2級、トルコ語A2取得ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「なんだか、すごそうな人に見えるけど、よくわからない」とお思いの方、ここまで読んでくださり、ありがとうございます。私がどのような経緯で英語を教えるようになったかを、こちらで簡単に紹介させて頂きます。「どうして英語が苦手だった私でも英語教師になれたのか」や「私も最初は英語が嫌いでした」的なエピソードではなく(すいません)英語は昔から大好きだったのですがそんな私でも本当に紆余曲折ありましたので目を通していただければ幸いです。(簡単に書くはずが、すごく長くなってしまいました。。)「井の中の蛙」時代 ~1992年富山県に生まれ中学時代はアメリカ映画と英語が大好きで都会の「バイリンギャル」に憧れ(当時同時通訳の山口美江さんや早見優さんなどが人気でした)、毎日「ラジオ英語」を聴いたり英語の教科書を丸暗記したりしていました。県内の進学校に入学、アメリカ映画と英語が大好きだった私は高校時代に「米国政府高校生招致計画」というプログラムの富山県代表として米国に1年留学する機会を得ました。県知事にご挨拶させて頂いたり、米国大使館で壮行会を開いていただいたりと「ここで運を全て使い果たしてしまったかも。。」と思ったものです。(この留学は実は「天声人語」のおかげだった話はこちらのブログをご覧ください)高校2年生の夏からsenior(高校最終学年)として約1年をアメリカウィスコンシン州で過ごし、日本人どころか有色人種がほとんどいない田舎のアメリカの高校を人種差別に悩みながらも電子辞書を相棒に一生懸命勉強して卒業。ホストファミリーともトラブルがあり、この1年は本当に17歳そこそこの私が経験するには色々とbittersweetすぎる思い出だらけ、人生やり直してもう一度行くか?と聞かれると迷うかもしれません。アメリカの高校の単位が認められ高校3年生として日本の高校に帰国すると、田舎の高校の中では誰よりも英語が得意になり、先生もタジタジ「英語ペラペラ」な子として認知され得意になっていました。(お恥ずかしい!)半年の猛勉強で3教科のみで受験できる大学を受験。アメリカで10キロ以上体重が増えたのに受験のストレスでアメリカに行く直前よりも痩せてしまうほど日本の大学受験のプレッシャーは重かったです。幾つか受験したうち、なんとか東京外国語大学と慶應大学SFCに合格を頂きました。田舎は国立志向が強いのですが、大学見学などに行く暇もなかったし、外大の「巣鴨」と湘南藤沢キャンパスなら「湘南」の方がおしゃれで楽しい大学生活が送れそう!と迷わずSFCへ。SFC時代 1992~1996何の前知識もなく「英語と小論だけで慶応に入れるらしい!」と聞いて受験したSFC。通い始めると湘南ではなく湘南「台」の牧場の香りのする超田舎のキャンパスということに気づいた時は時すでに遅しそれでも藤沢駅前のデパートは富山より色々なブランドのお洋服があるし江ノ島もすぐ近く、慶應の日吉三田キャンパスのサークルにも参加したり、アルバイトと海外旅行に明け暮れる楽しい大学生活でした。(バブル末期)しかし英語に関しては入学早々に完全に自信を失いました。SFCは学年を超えた教授を囲むクラス「アドバイザリーグループ」というものがあり、同じクラスで新入生女子は四人いてそのうち二人は在米10年以上のアメリカ帰国子女、もう一人は2年イギリス留学で私は「1年だけアメリカにいたんだね」と言われました感情的になると英語で話し出す子もいてホンモノの「帰国子女」の凄さに衝撃を受けます。SFCの外国語教育はインテンシブコースといいフランス語ならフランス語だけ、英語を選択しても英語のみで済むので、私は迷わずラクそうな英語にしたのですがTOEFLで振り分けられたクラスは上から3番目のクラス。(ホンモノの帰国生のほとんどは英語以外の言語を選んでいるにも関わらずです!)3番目、もちろん悪くはないですけれど自分の強みは「英語」とか「国際性」ではないのだ、「井の中の蛙」だったのだと思い知らされました。卒業する頃も英語力は高校留学直後と変わらず「英検準1級」のまま。同じ英語のクラスだった子で私と同じ「1年だけ留学」の子が英検1級に合格したので、自分も頑張ろうと何度かチャレンジしましたが1次すら受からず悔しかったです。自分には語学の才能が彼女ほどはないのだと諦めました。才能もですが、根本的に努力が足りなかったし、やり方も間違っていたと今ならわかります。就職は英語とはあまり関係のない出版社か映画会社希望で「早稲田マスコミセミナー」に通い作文力を鍛えつつ就職活動に臨みました。世の中は就職氷河期に突入していて、最初はお試しで色々受けてはNGというのが続いても平気でしたが、何十社も連続で落ち続け、自分を否定されたような気分になって半分うつ状態に。体調も崩し親に電話で泣きついて母親が駆けつけてくれたこともあったなあ。。。父にオススメされて目黒シネマで見た「ショーシャンクの空に」には本当に勇気を貰ったことを思い出しますお陰で精神状態が安定したのか、なんとか思いが通じたのか、最終的にはいくつか内定を頂き、第1希望の大手映画会社に就職することができました働きながら通訳学校時代 1996~2005映画会社に入ると今度は「英語が出来る人」と重宝されるようになり社内通訳や翻訳の仕事も頼まれることが度々ありました。とある大ヒットした映画のプログラムの「あらすじ」は公開直前にハリウッドから「このストーリーに差し替えろ」と指示があり、プロに頼む時間がなくて私が和訳したひどいものが掲載されています。今読んでも恥ずかしすぎてここで再び自分は英語力を磨くモチベーションが湧いてきて週末は通訳学校に通ったり、映像翻訳のアルバイトをこっそりやっていました。(昔は体力もあったし時間もお金も全て自分に投資できたからなあ。。。)通訳学校はあまりの厳しさに挫折。それでも何の準備もなく力試しに久しぶりに受けた英検1級は1次は通り、英語力が伸びたことを実感。でも2次は何度も落ちて英検1級の壁の高さを思い知りました。「英検1級がなくても英語を使った仕事はできる!」と二度と英検には投資しないことを誓ったのはこの頃です。英語以外の言語を学ぶ時代 2005~2014夫がアメリカに留学することになり、約9年勤務した会社を退職しました。夫の留学先のテネシー州では今更英語学校に投資する気にはなれず、夫の大学のフランス語学科を聴講、30歳を過ぎてほぼ初めての第二外国語と真剣に取り組みました。アメリカ人からフランス語を習い若い大学生と一緒にヒイヒイいいながら1年間猛勉強「A(優)」で単位取得、帰国して仏検2級に合格するレベルにはなっていました。この時のフラ語の授業でロールプレーイングはとても効果的な学習方法だと気づき、その後の自分の語学習得でとても参考になりました。アメリカの次はドイツに赴任が決まり、やっと授かった息子の出産や現地幼稚園の先生のコミュニケーションのためにドイツ語を猛勉強、B2(準1級レベル)まで合格しました。この時私は英語とドイツ語がよくごちゃ混ぜになり困りました。何ヶ国語も使い分けられる人は努力も才能もレベルが違うことを感じざるを得ません。そして次の夫の赴任先はトルコ!!初めての非先進国、イスラム教の国で、正直、最初はヒゲの男性がみんなテロリストに見えて怖くて仕方がなかったです観光地以外は全く英語が通じず、トルコ語が話せないと生きていけないので3ヶ月の短期集中コースで日常会話を身につけました。トルコ語は日本語と語順が一緒で言語学的にも同じ種類に属し、日本人にとって比較的簡単な言語というのもありますが、英語、フランス語、ドイツ語をある程度習得後だったので最低限のコミュニケーションレベルの語学を習得するコツのようなものは身につけていたことも役立ったと感じます。私の英語初級、中級の生徒さんにはそのコツをお伝えしています。おうち英語と英会話講師に挑戦 2014~2017帰国、小1になっていた息子は都内の公立小学校の国際学級へ編入学。トルコの英国系インターナショナルスクールに通って美しい英語の発音を身につけた息子の英語保持教育に力を入れ始めました。二度と英検に投資しないと誓いましたが息子は別で一つ一つ5級から受験させて自信を持たせました(詳しくは「おうち英語」カテゴリーでのブログをご覧ください。)久しぶりの日本で何か仕事をしようと思い、小学生低学年の息子もいるので比較的柔軟な勤務形態の仕事を探しましたがなかなか見つからず。。。宅建を取得し外国人向けの不動産営業、翻訳などもやりました。ある英会話スクールで初めて英会話講師として初級の生徒さんを教える機会もありました。生徒さんが払っている高額の授業料と自分への報酬のギャップに驚愕でした!!生徒さんが払っているお金の大部分は広告料や不動産、事務手数料。教える側への報酬はほとんどありませんから、先生はプレッシャーだけでモチベーションは上がらずもし個人で自分に合った先生が見つけられたなら、そちらの方が生徒さんにとっても先生にとってもwinwinだなとその時強く感じました。その時自分がオンラインで教えるようになるとは夢にも思いませんでしたが。そうしているうちに、再び夫のドイツ赴任が決まります。小4の秋、息子の中学受験を本当にしなくて良いのか悩んでいたので渡りに船でした。二度目のドイツとオンライン教室開講 2018~息子はドイツのIB系インターナショナルスクールに通い始めました。小学1年生で日本に帰国してから3年半、アメリカ人など英語を話す友達とYoutube、おうち英語を駆使して英語力を維持していたので、G4に編入した時はEALは不要でした。マインクラフトなどゲームが大好きな息子、プログラミングなども学べて宿題のない自由な学校がとても気に入り楽しくインター生活をスタートさせました。一方、日本のお勉強ですが、進研ゼミなどをとったり、漢字などの勉強を学年相当まで引き上げようとそれなりに働きかけてはいましたがあまり効果は感じられませんでした。でも中学生目前、いつ帰国するかわからない中、帰国した時、国語だけでなく数学などの勉強もついていけなくなるかも、と不安になり、学費も大変なので近くにある日本人中学校に入れることも検討し始めました。そこへパンデミック襲来息子の学校はICTが進んでおり、あっという間にオンライン授業の対応をしてくれました。G6の息子のIB(MYP)の授業を横で聞いていると、本当に素晴らしく感動させられることが多く「日本語は私が何とか教える、今はここ(インター)でしか学べないことを学んでもらいたい」という決断をしました。(詳しくは「インターナショナルスクール」カテゴリーのブログをご覧ください)息子が中学生になったら是非やらせたいことがありました。朝日新聞のコラム「天声人語の要約」です。自分もやっていてとても役立ったので。しかし、複雑な日本語を書くことは面倒だし苦手、ゲームにしか興味がない中学生男子にはハードルが高すぎます。「1週間に1コラムだけでもいい」と言ってもNo、「せめてただ書き写すだけ」でもNoというので私もぶちギレて「このコラムは本当に良くてためになるから、ママはこれで何でも良いからやって欲しいの!何ならやるのよ??」と言ったところ「英訳ならやっても良いよ」(俺の英語力ならできるぜ!)と言ってきたので「しめた!」と思いました。日英訳は実は日本語を完璧に理解しないとできない高度な日本語読解力を要求される作業なのです。そうして、コロナ渦ということもあり、一人でやるのも孤独なので国語力が心配になりそうな同じインターの日本人同級生に声をかけてオンラインで勉強会を始めました。怠け者な息子のために短時間の宿題で最大限の効果がでるカリキュラムを考えました。英訳に関して私が文法の間違いを指摘しても母親の注意など聞かないので英語ネイティブのママ友に添削をお願いしました。英検対策のため、英訳だけでなく、コラムにちなんだエッセイの練習にも取り組み始めました。息子の英検1級受験のためロンドンに随行ついでに20年越しのトラウマを克服すべく!?私も猛勉強しなおして一緒に再受験。親子で英検1級に一緒に合格することができましたそうしているうちに他のお子さんも興味を持ってくださり、ブログに授業内容を書いていると少しづつですがお問い合わせも頂くようになったのが今のグループレッスンです。グループレッスンは英検2級相当を必要とするため、グループレッスンに参加するための英検対策や編入試験対策用の英語エッセイも個人的にお願いされることも多くなりました。また保護者様からも英語を教えて欲しいと言ってくださる方もいらっしゃったので、このブログやSNS経由でも少しづつプライベートレッスンなどお仕事の幅を広げさせていただいております。自分の経験を生かして「楽しく」「丁寧に」「わかりやすく」をモットーに生徒さんが世界でご活躍される英語力がみにつくためのレッスンをさせて頂いております。(2023年8月)最後までこんな長文のKayのプロフィールをお読みくださりありがとうございました英語を焦点に自分の人生を振り返るような大げさな文章になってしまいましたが、ここには書ききれない大勢の方から頂いたサポートや刺激のおかげで現在に至ります。こんなKayと一緒に英語を勉強してみたい方いらっしゃいましたらお問合せはこちらからhttps://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfWxl1fxfWMtXHBsVM9rIF7xg8v89pBx79VU7_zSmfUM7XcSw/viewformまたは以下のメールにてお願いします。kayvoxtakeuchi@gmail.com
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