高杉健人

埼玉県出身。
中央大学商学部卒業後、東京藝術大学音楽学部卒業。１４歳よりエレキベースを始め、翌年マンドリン倶楽部でコントラバスを始める。後に指揮も始める。コントラバスを故高西康夫、永島義男、黒木岩寿の各氏に師事。また文屋充徳のマスタークラス、ゲーリー・カー氏のカーキャンプ、山本修、中田延亮、池松宏の各氏の指導も受ける。フレンチ弓奏法を野田一郎、藤原清登の各氏の指導を受ける。エレキベースを北川吟氏に師事。ピアノ・ソルフェージュを宮沢奈々女氏に師事。中学校・高等学校教諭一種免許状（音楽）取得。

東京藝大在学時から演奏活動を開始し、東京フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、読売交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、芸大フィルハーモニア、東京シティフィルハーモニック管弦楽団等の在京のオーケストラから札幌交響楽団、仙台フィルハーモニー交響楽団、群馬交響楽団、山形交響楽団(首席)等の全国のプロオーケストラで客演した。
2006年にパシフィック・ミュージック・フェスティバルの世界中で行われるオーディションに合格しPMFに参加。以後、宮崎国際音楽祭、ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン、武生国際音楽祭、東京タンゴ祭、東京・春・音楽祭、江古田音楽祭、おかやま国際音楽祭、仙台クラシックフェスティバル、STAND UP!CLASSIC FESTIBAL等に参加。リッカルド・ムーティ、シャルル・デュトワ、小沢征爾、チョン・ミョンフン、ダニエル・ハーディング、山田和樹ら世界的な指揮者の元で演奏した。
演奏活動は多岐に渡り、オーケストラ、独奏や室内楽、「題名のない音楽会」や「100年の音楽」「NHK紅白歌合戦」「ミュージックステーション」「SONGS」「クラシックTV」「THE MUSIC DAY」「午前0時の森」等のテレビに出演、スタジオミュージシャンとして映画「殿、利息でござる！」「ユリゴコロ」日本アカデミー賞2019音楽賞ノミネート「孤狼の血」「劇場版鬼滅の刃無限列車編」「進撃の巨人TheFinalSeason」etc・CM・ゲーム音楽の録音に多数参加、Kバレエ、ミュージカルでは劇団四季「ウエストサイド物語」「オペラ座の怪人」や東宝「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」「のだめカンタービレ」、舞台「千と千尋の神隠し」等に参加、フレンチボウでのタンゴ、マンドリン音楽や吹奏楽、後進の指導等、様々な音楽活動を行なっている。
これまでに、河村隆一、玉置浩二、由紀さおり安田祥子、さだまさし、YOSHIKI、LEGEND、LIBERA、クミコ、加藤登紀子、森山良子、森山直太朗、夏川りみ、秋川雅史、小林幸子、米良美一、藤澤ノリマサ、葉加瀬太郎、川井郁子、溝口肇、小松亮太、三浦一馬、Coba、久石譲、新垣隆、宮川彬良、岡本知高、森麻季、館野泉、HIROSHI、清塚信也、藤原道山、山崎育三郎、ささきいさお、HYDE、ゆず、MayJ、水曜日のカンパネラ、石崎ひゅーい、DURDN、安田レイ、RADWIMPS、Mrs.GREENAPPLE、サラ・ブライトマン、ビョーク、エリック・ミヤシロ、サラ・オレイン、優里、ReoNa、ももいろクローバーZ、フェロ☆メンらと共演。
また角野隼人、菊池亮太、ジェイコブ・コーラー、はじめしゃちょーらと共演。


2007年　コントラバスアンサンブル「Black Bass Quintet」を結成し2010年CDデビュー、これまでに3枚のCDをリリース。
2011年　仙台フィルコンサートマスター西本幸弘らとクラシカルクロスオーバートリオ「Rain Cats&Dogs」を結成。2本のヴァイオリンとヴィオラ・コントラバスからなる「ソノールTOKYO」メンバー。
2014年　タンゴバンド「Virtus」に加入し1枚のCDをリリース。
2015年　古橋ユキタンゴ楽団に参加。
2016年　東京文化会館にてクーセヴィツキーのコントラバス協奏曲をソリストで演奏。「会田桃子グランオルケスタ」のメンバーとしてアルゼンチン最高峰ピアニストアンドレス・リネツキーとのツアーに参加。
2017年　ロストロポーヴィチ国際音楽祭に横浜シンフォニエッタのメンバーとしてロシアに招聘され演奏した。
2018年　モーツァルトのバスアリアのソリストとしてオペラユニット「THE LEGEND」の菅原浩史氏とサントリーホールで演奏した。天皇、皇后両陛下の前で御前演奏。上海メルセデスベンツアリーナで12000人の前で演奏した。自身初のソロCD「CONTRABASSISM WHITE」をリリース。
2019年　ボッテジーニのグランデュオコンチェルタンテを七澤清貴、セブンブリッジオーケストラと共演。
2020年　2ndソロアルバム「CONTRABASSISM BLACK」でティートックレコーズよりメジャーデビュー。
アコーディオンデュオ「巡〜Megu Ree〜」のサポートにて第45回PIF国際アコーディオンコンクールワールド部門第2位入賞。
2021年　サントリーホールにてボッテジーニのパッショネ・アモローザをマルモ・ササキ、東京室内管弦楽団と共演。1stDVD「CONTRABASSISM α」をリリース。
2023年　川井郁子inオーケストラ響のメンバーとしてCDリリース。ブルーノート東京にて演奏。


東京室内管弦楽団首席コントラバス奏者。
メイン使用楽器はフィレンツェ歌劇場首席奏者リッカルド・ドナーティが所有していた1800年前半洋梨型オールドイタリアン。使用弓はヴィクトル・フェティークとルイ・バザン。
ライフワークとして行っている高杉健人ソロコンサートシリーズ「CONTRABASSISM」を2015年より定期的に開催。

マンドリン音楽では、クリスタルマンドリンアンサンブル、ポルタビアンカマンドリーノ等で演奏した後、2006年にKSDマンドリンアンサンブルを結成し、音楽監督を務めながら独奏コントラバスとマンドリンオーケストラの協奏曲に毎回取り組む等してマンドリン音楽の可能性を追求している。JMJジュネス第74回マンドリン部門に参加。また合奏指導にも定評があり中央大学附属高校を全国高等学校ギター・マンドリン音楽コンクールにおいて文部科学大臣賞(1位)に2度導いた。

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