マオ

私は子供の頃、大人になったらターザンになりたいとずうっと夢みていました。狡いお金​持ちや横暴な権力者に屈せず、動物の味方になって、ジャングルを駈け、跳び、泳ぎ、雄​叫びをあげるターザンは、動物が大好きな私の、尊敬と憧れのヒーローだったのです。

大人の年齢になって久しい今、私は現代というジャングルで、捨てられた沢山の猫や犬と​暮らし、マオアキラの筆名で、児童文学や童話を書いています。

作品に「風のむらからさわこ」絵本「サラフィナ」（汐文社）「光る夏ーたつひこ」（童​心社）「さくらのもりのものがたり」（小学館）「ムシの方舟」「鳥の神話」（原生林）​「しろじょうさんの八月」（創風社出版）などがあります。

風が立つ時、それを誰も抑えられないように、心に思いが立つまま発信していこうと、ホ​ームページ、ブログ、ツイッター、フェイスブックなどで思いや考えや愚痴を書いています。

捨て犬猫や殺処分が続く現状に、怒り、悲しみ、傷つき、特に震災以後の政府や自治体の​警戒区域の動物放置をして餓死・凍死させる方策には、どんな祈りをもってしても魂鎮ま​らぬ痛みが繰返し迫り来、記事はそのような内容が多いです。

ネットを利用した発信も、所詮群れの一種だとふと虚しくなることはありますが、どこに​在っても我がテーマは個の尊重。己の内の内の声に従わず何の人生でしょう。

≪所属：国境無き猫もふ団・八千代町少年剣道教室・児童文学同人誌　天気輪≫