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兵庫県・西宮市で社労士、FP,終活ファシリテーターをしておりますかわせ 尚孝です。社会保険労務士として金融機関での年金相談や企業研修、FPとして年金を含めたリタイアメントプランのご相談やFP資格の受験講座の講師もしております。なぜ「終活」を皆さんにお伝えしているのか?それは、自分の両親の「終活」を身を持って経験したからなんです。リタイアメントの知識(年金や社会保険)については、自分自身が仕事としているので困ることはなかったのですが・・・「終活」に関わる部分は手探り状態・・・。「終活」の範囲は大変広くて、年金や社会保険だけではなく、親の介護や医療(入院)の問題、亡くなれば葬儀やお墓の問題、実家が空き家になれば空き家問題、生前整理や遺品整理などの実家のモノの問題、そして相続まであります。私の「終活」が始まったのは、母の介護をしていた父が緊急入院をして1週間で亡くなってしまってからなんです。私の母は要介護4の認定を受けていましたが、担当のケアマネさんがいたために、緊急時の当座の預かり施設をうまく探すことができましたが・・・親の介護が自宅で難しい場合には、介護施設を探さなくてはいけなくなります・・・どのように探せばいいのか??また、入所したらしたで、どのようなことが発生するのか?病院に入院したらしたで、どのようなことを考えなくてはいけないのか?本当に状況によって違ってきますが、次から次へと手続きや手間、負担が襲いかかってきます。万一亡くなったとしても葬儀はどうしたらいいのか?変な話になりますが、生存中にある程度のことを決めておいてもらえるとスムーズにいくのですが、急な場合は言われるがままにわからず進んでしまったり・・・。そして、お墓の問題も出てくることもあります。遠方の実家にお墓があった場合、そのまま誰かが引き継ぐのか?それとも「墓じまい」して近くに移動させるのか?もしくはお墓自体をなくしてしまうのか?また、寺院とのつきあい方の問題も出てくることもあったりします。実家に大きな仏壇があったらそれはどうするのか?実家の片づけ・・・いわゆる生前整理や遺品整理の問題も。最近の高齢者の家にはとにかく「モノ」が多いです。今の世の中「モノ」を捨てるには結構な費用と手間がかかります。通常のゴミの分別ですら大変ではありませんか?それを家一軒分をしようと思うとゾッとしますよね。自分たちや子どもたちでしますか?遠方だったら交通費や食事代、時間と手間と体力を費やしても終わらない事態にもなりかねません。最近では、実家の空き家の問題がニュースなどでも見かけるようになってきましたね。現金とは違い、ただ放置しておくわけにはいかず、売却をしてみるものの購入希望者は全く現れない・・・費用(固定資産税や維持費用など)と手間(草刈りや家の修繕など)のかかる難物。相続が発生すると、子どもたちの間で押し付け合いになる事態もよくありますからね・・・。そして最後に相続です。相続に関する民法の改正がありましたが、相続税がかからなくてももめるものが相続なんです。うちの子どもたちは仲がいいからもめないだろうとか、うちは資産がないから関係ないということをよく耳にしますが、相続は蓋を開けてみないとわかりません。相続が発生して子どもたちの仲が崩壊した例は山のように存在していますからね。このようにたくさん「終活」の関わる事項があるわけですが、これらをすべてもめずにしたい!となると・・・。私がいつも言っていることですが、「終活」のポイントはすべてどこまで「事前準備」ができるか?なんです。ご自身が「終活」をする場合に必要最小限の知識を知っておき、「事前準備」することで、万一の場合も残された配偶者や子どもたちが困らなくなります。私は自分が体験した両親の「終活」経験をもとに終活セミナーで皆様にお伝えしています。ちょっと知っておく・・・、準備をしておくだけでも後々の手間や費用が変わってくるともいえます。皆さんはご自分の「終活」していますか?
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