かんな@辛口産婦人科医

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産婦人科医を選んだわけは…

ご訪問いただき、さらには
ココまで読もうとして下さってありがとうございます。

改めて、ヒーリングドクター☆かんな と申します。

産婦人科医として約20年。
いろんな患者さんに出会いました。

医者を成長させるのは、患者さんです。

少なくとも私は、そう思ってます。

だから、こうしてブログで発信することで、
今までいろんな方にいただいたご恩が少しでも返せるかな、と、
そう思って、書き始めました。

書き始めてから、わからなくなりました。

このブログで届けたい「想い」ってなんだろう。
そもそも誰に一番想いを届けたいんだろう。

そんな根本的な「問い」が湧き上がってきたんです。

これを読んで下さっているあなたは、いかがですか?
あなたが大切な「想い」をもっているとして、
その気持ちを一番伝えたい相手は誰ですか?

親、子ども、パートナー、…。
きっとほとんどの方が

「家族」

の誰かを選ぶと思います。


でも。
私は、
家族を選べなかったんです。

それはなぜか。
ちょっと長くなりますが、
お付き合いいただけたら嬉しいです。


私の母は、私が生まれる前に
妊娠8ヶ月で兄を亡くしました。
そして、
兄がふつうに生まれていたら
私がこの世に生を受けることはありませんでした。

兄を亡くした直後に私を授かったとき、
母は嬉しさと同時に不安でいっぱいになりました。
妊娠期間中出血が続いていて、
兄を亡くしたことが何度も何度も思い出されて、
ゆっくり眠れない日もありました。
それでもなんとかもちこたえ、
出産予定日よりも10日遅れて
私が生まれました。

不安と痛みから半狂乱になりながらも
なんとか私を生み、その直後に
母は
意識を失いました。

胎盤がなかなか出ず、
出血多量で生死の境をさまよったんです。

母の処置をするために
私はすぐに母のもとから離され、
新生児室に入りました。

父は何度か新生児室をのぞきに来てくれたようでしたが、
なんとかもちなおした母が新生児室に来て
私が初めて抱かれたのは、
生まれてから丸1日以上経ってからでした。
(当時は母児同室という考え方はほぼありませんでした。)


私が母のお腹にいることで
母はずっと不安でした。
私を産むために
不安と痛みに耐え、命を危険に晒すことになりました。


生まれた後、母乳があまり出なかったので
生後1ヶ月に満たないうちから
完全人工乳になりました。
「粉ミルク」が出始めた頃で、
母乳よりも粉ミルク、みたいな風潮があった頃でした。

抱かれてはいても
肌のぬくもりを感じることはあまりありませんでした。

私がお腹にいたことで母は不安だった。
生まれたあとも、肌のぬくもりを感じられない距離。


私は、生まれる前から
母に愛されていると思えなかったんです。
母に、父に、迷惑をかけた、と思い込んだんです。
そして、生まれた後も
迷惑をかけた子だから愛されていない、と思い込んだんです。

こういった思いを「バーストラウマ」といいます。

そして、

私は家族に迷惑をかける存在だと思い込んでいたので、
家族にとって私は大切な存在じゃないのだから、
家族を大切になんか思っちゃいけない、

って思っていたようです。

…なんだそれ、って話ですよね(笑)。

私にとっても今となっては笑い話です。
事実無根も甚だしい、って話です。

私がこの思い込みに気付いたのは、
エネルギーマスターを受けたことがきっかけでした。
そして気付いた瞬間、

自分がなぜ
産婦人科医という仕事を選んだのか

が、わかった気がしました。

妊娠期間中に出血があったり、
切迫早産で入院して不安な想いを抱いたまま
日々を過ごしているお母さんがいます。
お母さんが不安になるのは、
おなかの子どもを愛していればこそ、です。
この子に何かあったらどうしよう、
という想いがあるからです。
陣痛、という痛みに耐えることができるのも、
子どもを愛していればこそです。

でも、子どもには
その気持ちが伝わっていないことがあるんです。

ワタシがここにいることで
お母さんを不安にさせてる。
ボクがお母さんに会おうとしたから、
お母さんは痛くて苦しい思いをしている。


ワタシは、ボクは、
お母さんにつらい想いをさせる存在なんだ。


そんな思い込みが形成されてしまうことがあるんです。


私自身が通った道だからこそ、
これから生まれてくる子どもたちに
そんな想いは絶対にさせたくない。

そして、
そんな想いを抱えたまま
生まれた子どもたちに、
大人になってしまったひとたちに、

思い込みなんだよ
大丈夫、愛されてるんだよ

って伝えたい。

そんな想いを伝えるために
このブログを綴っています。
そんな想いを伝える役割を担うために
生まれる前からそんな経験をしたのだと、
そして今の仕事があるのだと
今ならわかります。


お母さん、あなたは今、

おなかの子どもに、
生まれた子どもに、
もう大人になった子どもに、

愛をつたえていますか?


そして、
お母さんから生まれたあなた、

お母さんから愛されているということを
知っていますか?


愛していると
愛されていると
伝えるために。

このブログがお役にたてば嬉しいです。


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