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“ 脱!下流人生〜今どき 貧困からの脱出 ”お金に関する悩みはいつの時代でも多くの人々にとって大きなテーマとして存在しています。現在は複数の収入の柱を持ち、個人投資家として悠々自適に過ごしていますが、私は生まれてから短大を卒業するまで"豊かさ”を感じた時は数えるほどしかありませんでした。大企業に勤める父の給料は格段に高くはないものの、決して薄給ではなかったので一般的には普通の家庭といえる環境で育ちました。しかしそれはあくまでも外部から見た印象に過ぎなく、我が家の内状は相当ひどいもので、例えるなら"砂上の楼閣"のようなものでした。最大の原因は父の金銭感覚で、借金をつくる度に「いったい、どこで何に使っているの?」と問うても、父自身は1日に数万円使い、またそれが積み上がってきた状況についての理由は話してくれません。それでも暮らしていかなければならないので、母が様々な仕事をして生活を支えてくれました。それも良し悪しで、父は母がどんな時でもお金を工面してくれるのだと甘えがどんどん増して、同時に借金も増大していきました。小学校6年生の時我が家に常時借金があることを私が取り立てに来た人の対応をしたことで知ることとなり、それからはなんとかそれが縮小〜完済できることばかり考えて過ごしていました。中学生の頃の母との会話はいつも「完済まであと〇年」で、この時期の借金は600万円でちょうど私が高校2年で終わる予定でした。当然塾の費用などない家庭で、高校進学も絶対に公立に行かないといけない状況と裏腹に父が借金を増やしていないか?ということがいつも頭から離れず、ビクビクして勉強に集中できない時もありました。なんとか公立高校に入学し、予定通り2年のときに完済できた時は、脳裏に「また督促の連絡がきたら…」ということがよぎりながらも経済的に、また精神的にも安定した状況で過ごすことができました。この時になると進学をどうするか?というまた新たなテーマが持ち上がってきました。ここまでひたすら借金返済をしてきて蓄えはないに等しい状況でしたので、奨学金で行こうと母に相談すると、結局のところは支払い先延ばしの借金と同じ〜なんとか工面するから心配しなくて良いと言ってくれました。ただ4年も行くのはかなりの負担であることが精神的重圧となったのと当時はバブル全盛の時代、女性は短大卒業の方が就職しやすかったので、短大への進学を目指すことになりました。さあ、受験対策〜塾や予備校のための余裕はなかったのですが、担任の先生が英語と国語の先生に個人的に補講と特別レクチャーをお願いしてくださり、進学のための受験勉強は無償の補講で乗り越えて結果を出すことができ、本当にこの時は周りの人々のおかげで進学まで至ることができました。進学した短大には裕福な家庭で育った人が多く、「お嬢様学校」ともいわれているところでした。私のクラスメートにも名だたる会社のお嬢様がいたので、そんなお嬢様と一緒にランチやお喋りをすると、自分の今まで育った環境との違いに驚くばかりで、カルチャーショックをたくさん体験できました。短大時代は多くの授業を取りながら、アルバイトもめい一杯させていただけたので、その時は働けば働くほどお金が稼げることが嬉しくて、身を粉にして働きました。あっという間に過ぎた2年〜この間に結果的に両親はお金の問題で離婚しました。離婚の少し前、私と母は父の前で母が保管していた今までの借金に関する書類〜督促状、請求書、領収書などが何枚あるか数えたことがありました。合計約78枚の書類はデパートの紙袋にいっぱいに入っていたのを覚えています。金額はゆうに1000万円越えをしていました。昭和40年から昭和64年(平成元年)までの物価上昇を鑑みて、事業家でもない一般サラリーマンのつくる借金にしてはかなりの金額だなと感じています。母は23年の結婚生活、また別れる時に消耗するエネルギーの多さにかなりの傷を負ったと思います。父もそもそも金銭教育を受けずに育ち浪費癖は「性分」で自分でも正しようがなかったのだと思います。私にとっては一時は辛かった両親の離婚ですが、家庭単位で抱える借金からは解放されることに少しホッとしました。就職して毎月自分の稼いだお金を管理できるのは嬉しく、まずは貯めていくことにエネルギーを注いでいきました。借金というものにはトラウマを抱えながら、この頃にはお金で苦労する結婚は絶対にしないと心に誓い過ごすことが約6年…26歳の時今の旦那さんと結婚しました。結婚してからはもちろん借金に苦しむことなく、貯金や運用に勤しみ、幼い頃では考えられないほどの立派な家を購入し、それをまた大きな資産にしていっています。こうして安泰に暮らせるまでに実践してきたこと、そしてこれからの新しい時代の収入の得かたや資産形成についてお伝えし、あなたの人生を豊かなほうへ導くひとつの方法として、活かしてくだされば光栄です。
テーマ: ブログ
マネー・家計節約術
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