平床　憲一（ひらとこ　けんいち）

住生活環境アドバイザー

～大学入学まで～
愛知県名古屋市出身。１９７１年生まれ。男三人兄弟年子の長男。
父親が家具職人だったこともあり子供のころからヘルメットをかぶり家具の取付を手伝いに建築現場に行きました。住宅、店舗、学校などの施設と行きましたが住まわれる方のイメージがわく「住宅」に興味を持ちました。
名古屋市立守山小学校、守山中学校、愛知県立旭野高校卒業後、'９０年大阪産業大学工学部環境デザイン学科建築デザインコース（第一期生）進学。

～在学中～
１回生（１年生）時は大学の相部屋の寮に入寮。（朝晩の食事付きで５万円）
２回生（２年生）から１年間、アルバイト先のガソリンスタンドの社員独身寮に入寮させてもらいました。
この１年間で貯金をして３回生から１Ｋのバストイレ一体型の賃貸アパートで一人暮らしをスタートすることが出来ました。

クルマ好きのため、アルバイトは４年間ガソリンスタンド。
ガソリンスタンド時代は現金会員の入会をお客様にお勧めして入会いただいた件数が、大阪府下でアルバイト１位となり、表彰された社員の方々に交じり琵琶湖一周一泊クルーズを体験させていただきました。（このことが社員独身寮に入れていただける要因でもありました。）

ガソリンスタンドでアルバイトをしながら、スタンドのマネージャーから近所の子（大学受験の兄と高校受験の妹）の家庭教師をやって欲しいと言われ家庭教師をしました。

アパートでのひとり暮らしの前には、東大阪トラックターミナルにある北海道本社の運送会社さんのトラックドライバーのアルバイトもしました。
大阪市内の会社を回り、北海道へ送る荷物を集める仕事です。

このアルバイトでの思い出は・・・
社員の方々が皆さん北海道の方で、一人暮らしの貧乏学生の私に「ラム肉食べたことあるか？旨いんだぞ。今北海道から届いたからあげるよ」と言って１ｋｇ頂きました。すぐさま三重出身の親友と一晩で１ｋｇ食べてしまうぐらいおいしかったです。

あと運送中に荷物を落とす事故を起こしてしまいました。
わたしに与えられたのは２ｔの荷台の両脇はアルミボディー、後部がドアのタイプではなくシートのタイプのトラックでした。
ある日、撚糸会社さんに急遽寄って欲しいと無線が入り、集荷に行き何とか積み込むことが出来ました。しかしながら大阪中央環状線を走行中に隣の車線を走る乗用車の男性が「兄ちゃん！荷物落ちたで！！」と一生懸命私に向かって教えてくださいました。
側道に入り、本線脇を歩いて戻ると中央車線に落下していて、その荷物を避けて通行している状況で事故が起きてもおかしくない状況でした。すぐさま荷物を脇にとりあえず寄せましたが・・・雨のため段ボールに入った撚糸はボロボロでした・・・。
状況を無線で報告すると「平床くん、君は大丈夫かい？」とラム肉をくださった方の第一声。
泣いてしまいました。
トラックターミナルに戻ると、先輩から落ちた原因を教えていただきました。
荷台最後端まで荷物がいっぱいの状態で段ボールの箱を横向きに上まで積んだためでした。
本当に暖かい職場でたくさんのことをまなばさせていただきました。
ガソリンスタンドが２４時間営業に切り替わったため継続が難しくなり１年間お世話になりました。

クラブ活動は弓道部。
道着袴姿に高校時代からあこがれていた「弓道」部に入部。
しかしながら道着袴は試合の時のみで、普段はジャージでの練習でした・汗。

２回生の時に大学祭実行委員、３回生の時には大学祭実行委員長を経験。
文化系部、体育会系部の各部から一人ずつ大学祭実行委員が選抜され、大学祭の始まる１週間前から共同生活が始まります。文化会系では落語研究会の「落研」や鉄道研究会の「鉄研」、体育会系では「テコンドウ部」や「アメフト」「アーチェリー」「ゴルフ部」など様々な面々が集まり、普段交流のないところですが力を合わせて大学祭を無事に迎え、終えることが出来ました。
大学祭実行委員長時には初めて「胃カメラ」を経験しました。
理由は大学祭開催期間中に体育会系の部において「アルコール」による救急搬送があり、後日救急隊へお詫びに伺い、胃が痛くなり病院へ行き「胃カメラのんでみる？」と軽くドクターに言われ「はい」と答えたのが最後、検査では軽く飲めない胃カメラと検査料に倒れそうになりました。

２０歳の成人式の苦い思い出は、成人式に出席するため名古屋へのクルマでの帰路で居眠りによる単独事故を起こし愛車は廃車、自身も成人式に出席することできず入院しました。

～就職活動～
学生時代に授業で積水ハウス株式会社の研究施設「納得工房」を見学して、大きな影響を受け就職活動では積水ハウスだけしか受けず、学力試験の点数が悪いながらも人事課長から「適性検査で今まで見たことがない変わった結果が出てる。最終面接を受けてみるか？」と勧めていただき最終面接へ。
最終面接での面接官は営業本部長。
あれこれ質問され

「自分を売り込んでみろ」

と言われ「協調性が・・・」と話し出した瞬間に

「君な！私はこの立場でたくさん面接していて、そんな話は要らない」

と言われ、一瞬考えた挙句にのちに覚えていないほど何かを話しました。

すると・・・

「新聞読んでないな」
「落ちたらどうするつもりなんだ」

と言われ、「落ちてから考えます」と答えました。

今度は

「もっと勉強しないかんな。」

落ちた・・・と思い「ありがとうございました。」と言おうと思っていたところ

「仕方がない。採ってやろう。しっかり勉強しろ！」

とおっしゃっていただき宅建の本を頂きました。
その間、人事課長は終始笑ってみえました（笑）
１９９４年４月、積水ハウス株式会社入社。
たまたまではありますが名古屋勤務で名古屋西支店に配属。
実家の守山区に帰ることなく、名古屋市西区の独身寮に入寮。

そんな大好きな積水ハウスを、周りからも一番辞めないと思われていた私は2011年7月末に退社しました。勤続17年4か月。

積水ハウス在職中・・・
・１９９４年に入社して１年目の９５年１月１７日、阪神淡路大震災。
　祖母、親類宅が兵庫県芦屋市で被災。救援に向かいましたが幼少期から見てきた景色は様変わりしていました。ニュース映像ではわからない「土壁によるホコリやニオイ」を体験しました。

・中部地区新人賞３位入賞。

・店長職経験

・２０００年６月稲沢市に自宅新築。

・２０１１年３月１１日、東日本大震災。

・担当させていただいた棟数は約１５０棟。

退職の引き金となったのは・・・
積水ハウスの住宅営業マンとしてスタートしての阪神淡路大震災と３３歳で結婚して３８歳で長男が２００９年１０月に生まれ１歳数か月が過ぎたころの２０１１年３月１１日の東日本大震災。

積水ハウスの住宅営業マンとして２つの地震を社会人の視点で見たのは９４年入社のわたしの年の入社までです。

東日本大震災の前後に長男が高熱で風邪をひきました。
仕事を終え深夜に帰宅した私。長男が眠りについたということで妻は入浴中。
食事をとる前に２階に長男の様子を見に行くと口から泡を吹いてけいれんをしていました。
救急車で病院へ・・・「熱性けいれん」の診断でした。
食事を先にしていたら・・・と思うとぞっとしました。

２回目の熱性けいれんがおこり救急車。

そして３回目・・・
やはり仕事を終え深夜に帰宅し、様子がおかしいのでけいれんが起きそうな予感がしたので夜間診療に向かいました。
夜間診療は混雑していました。
そしてけいれんが始まり、診察順を譲ってくださる方がみえ診察をしてもらうのですが顔が紫色に変わりわたしは「死んでしまう」と思いました。
先生は「挿管」と言われましたがその前に気道を確保して何とか顔色が赤くなりました。
その時の私は彼の名前を呼ぶことしかできませんでした。

長男の熱性けいれんと東日本大震災での家族との生死を聞くたびに、自分に置き換えた時に家族との時間、向き合い方を深く考えさせられました。

そして後先を考えず、大好きな積水ハウスを２０１１年７月の中間決算に合わせて退職することを決めました。

お客様の住生活環境において、もっと自分がサポートできることがあるのではと思い、住環境アドバイザーとして独立。
お客様はじめ、平常時はもちろんのこと発災時にも地域社会のお役に立てるよう住環境や防犯防災・発災時に役立つ各種資格の取得といった研鑽を行いながら地域防犯・防災のボランティア活動含め活動領域を広げています。

防犯設備士を取得して愛知県セルフガード協会に入会し愛知県警察本部・愛知県セルフガード協会委嘱の「防犯設備アドバイザー」として名古屋北西部、西尾張において防犯啓発を行っています。

稲沢市における地域活動としては、防災士を取得して防災ボランティア稲沢に所属し、稲沢市での防災イベントや稲沢市内における自主防災会での防災啓発活動や愛知県家具固定推進員として家具固定啓発を行っています。

稲沢市立清水小学校の清水安全クラブに所属し、登校時の同行（スクールガード）をしています。

また稲沢市消防団第４分団に所属して基本団員として活動しています。

令和元年5月には災害時の無線機の有効活用啓発、稲沢市の魅力発信を目的とした無線ボランティア団体「フリーラジオ稲沢」を設立しました。

これまでに住環境・防犯・防災にかかると思い取得した資格や講習（順不同）です。
①宅地建物取引士
②賃貸不動産経営管理士
③定借プランナー
④不動産キャリアパーソン
⑤空き家マイスター
⑥ファイナンシャルプランナー３級

⑦社会貢献活動支援士
⑧防災士
⑨防災・減災カレッジ防災リーダー
⑩防災・減災カレッジまちづくりアドバイザー

⑪防犯設備士
⑫第二種電気工事士
⑬認定電気工事従業者
⑭第三級陸上特殊無線技士
⑮無人航空従事者試験（ドローン検定）１級
⑯ドローン検定操縦　基礎技能講習修了
⑰ドローン検定操縦　応用技能講習（目視外）
⑱ドローン検定操縦　応用技能講習（催事上空）

⑲大型自動車第二種免許
⑳大型特殊自動車第二種免許

㉑車両系建設機械（整地等）運転技能講習修了
㉒車両系建設機械（解体用）運転技能講習修了
㉓小型移動クレーン運転技能講習修了
㉔高所作業車（１０ｍ以上）運転技能講習修了
㉕フォークリフト（１ｔ以上）運転技能講習修了
㉖不整地運搬車運転技能講習修了
㉗床上操作式クレーン運転技能講習修了
㉘玉掛技能講習修了
㉙伐木等の業務（チェーンソー）特別教育修了
㉚アーク溶接等の業務特別教育修了
㉛ローラーの運転の業務特別教育修了
㉜研削といしの取替等の業務（自由研削用）特別教育修了
㉝丸のこ等作業従事者安全衛生教育修了
㉞刈払機取扱い作業者安全衛生教育修了
㉟振動工具取扱（チェーンソー以外）安全衛生教育修了

㊱福祉住環境コーディネーター２級
㊲福祉用具専門相談員
㊳ホームヘルパー２級
㊴難病患者等ホームヘルパー
㊵全身性障害者移動介護従業者
㊶同行援護従業者（一般）
㊷認知症ライフパートナー（基礎）
㊸環境社会（ＥＣＯ）検定

㊹ライフオーガナイザー®１級
㊺リユースオーガナイザー１級
㊻整理収納アドバイザー２級

㊼ＤＩＹアドバイザー

㊽カレー伝導師
㊾美味野菜栽培士

㊿太陽光発電アドバイザー
環境社会検定（ECO検定）
～その他～
• 令和３年６月無人航空機の飛行に係る許可・承認書　取得
• 令和３年５月「災害時トイレ衛生管理講習会（基礎編）」受講・修了
• 令和２年７月伐木等の業務（チェーンソー）特別教育　補講修了
• 平成３０年度「農業ジョブトレーナー」養成講座上級コース受講・修了
• 平成３１年１月「普通救命講習Ⅰ」修了（稲沢市消防本部第19966号）
• 平成３０年１２月「災害時トイレ衛生管理講習会（計画編）」受講・修了
• 平成３０年度「農業ジョブトレーナー」養成講座初級コース受講・修了
• 平成３０年度　稲沢市「聴こえのサポーター」養成講座受講・修了
• 平成３０年度「愛知県家具固定推進員」登録更新
• 平成３０年３月「ＳＯＦＩＸ科学有機農業」入門講座受講・修了
• 平成３０年１月「普通救命講習Ⅰ」修了（名古屋市消防局）
• 「赤十字災害時高齢者生活支援講習」受講・修了
• 平成２９年度愛知県防災・減災カレッジ（防災人材育成研修）　
　「防災基礎研修」「地域防災コース」「啓発指導講座」受講・修了
• 平成２９年度「愛知県家具固定推進員」登録
• 平成２８年「認知症サポーター」養成講座受講・修了　　
• 平成２７年度「いなざわ地域防災リーダー」養成講座受講・修了
• 平成２５年度はつらつ農業塾生きがい農業コース（稲沢）受講・修了