八重森ゆかり

【Re‐Grow「自分ノート」講座】主催。女性が「自分」を知り、可能性に気づき、「これ！」と自ら決めて行動できるためにサポートをしています。

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「Re-Grow～心地良い私でいる」は、なんだか生きづらい、窮屈に感じている自分がいるなら、心地いい私でいられるように自分で自分の育て直しをしよう。
そのために必要な事を発信していこう、というブログです。

子どものころから自己肯定感が低かった私。
「自分はダメなんだ」
「もっとできるようにならなくちゃ」
「もっと気遣えるようにならなくちゃ」
「もっと人と話すのが上手だったらいいのに」
「あの子は可愛くて性格も良くていいな。もっと可愛かったらこんな汚い感情を持たずにすんだの？」
「私の考える事は何も意味がないんだ」

そんな風に思っていました。

自分に自信がない。
自分を信用できない。
存在している意味が分からない。

大阪出身の親には、怒られるときは「だからあんたはダメなんだ」と言われていました。
叱られている時に「でも・・・」と言うからです。
私としては、私の思いを聞いて欲しいだけでした。
それを屁理屈だと言われ、人に言われることを素直に聞けないから「あんたはダメ」。

何を考えているか伝えたいだけなのに、それがそんなに悪いこと？
でも、自分の事をいちばん知っている親が「あんたはダメ」と言うなら、よほどダメなんだろう。
親にそんな風に思わせて申し訳ないな・・・。
どんどん下がる自己肯定感。

今思えば、親と私のタイプが違うだけだったのだと分かります。
親は直感的に理解するタイプ、私は言葉でしっかり理解したいタイプ。

中学・高校生ぐらいに親と喧嘩をしたときに、一度、言ったことがあるんです。
「私がこんな風なのは親のせいもあるでしょ」って。
（言い方・・・。）

そしたらこんな風に言われました。
「体は産んであげた。中身の責任はない。自分で作るもの。だから、中身はあんたの責任」

「うっそー」と思いました。
子どもが親から影響受けないわけないでしょ！って。
私の記憶違いの部分もあるかもしれませんが、とにかく私にはそう聞こえ、心に残ってしまいました。

落ち着いて考えたらね、一理あるかもとは思うんです。
ある程度成長したら自分は自分で作るものだと。

でもその当時の私は理解できなかった。
「突き放された」と感じただけでした。

ちなみに大人になってから、私のことも認めてほしいともう少し冷静に話し合った時は
「まだそんなこと言ってるの？大人なんだから甘えるな」

えー！
「親に認めてほしい」という気持ちはだめなの？
「親に認めてもらえない」ことはまた自己肯定感を下げていきました。

それでも、生活に困ることはなかったし、大学も出してもらえたし、恵まれていたとは思います。
きっと、親も愛情表現が下手だったんだなと。




ただ、「自己肯定感の低さ」で必要以上に他人の評価に傷つき、自分を信じられないために最後の頑張りが足りない気がしていました。
社会人になっても要領が悪く、多くのことの理由を考えようとする私に、母が「あんたなんか誰も嫁にもらいたくない」と言い放つほど。
自分の親がそう言うぐらいだから、私はほんとにダメなんだなと思っていました。
真面目さだけは取り柄だったので、仕事はしっかりしていたと思いますが、人間関係に悩むことが多く、心が病みそうでした。
いえ、実際病んでいたと思います。
「死にたい」とは思わなかったけど、「もういいかな（人生）・・・」とは思っていました。
このままじゃヤバイと思っていた矢先、勤め先が県外に移転する話があり、退職しました。
その後、派遣社員として２年ほど働いていた時、浮いた話が全くない私を心配した母が、昔の恩師に連絡を取り、お見合いで出会ったのが夫です。
とんとん拍子に結婚が決まり、生まれて初めて大阪を離れて生活することになりました。

夫は、私を絶対に否定しません。
私がちょっと失敗したり間違えたりしても、人格を否定するような言葉は言わず、その事実だけを注意してくれます。
そして、私を信じ、未来を信じてくれています。
そんな夫と一緒に生活することで、少しずつ心が健康になっていったように思います。

それから4人の子供に恵まれ、あっという間に１０年が経ちました。
末っ子が幼稚園に入るタイミングで「働こうかな」と言った時も、夫は「だったら好きなことやってみたらいいよ」と言ってくれました。
でも、この言葉に私は大いに戸惑うことになるのです。

「好きなことを仕事に」って何？と。
趣味はあっても仕事につながるとは思えなかったので「好きなこと」が分かりません。
困った私は、参考になるものはないかと図書館に行ってみました。
そこで目を惹かれたのが「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」という本でした。
その本が提唱している「モーニングページ」を早速始めました。
とにかく何かを始めなければ進めないと思ったのです。

「モーニングページ」は朝少し早く起きて、心に浮かぶことをひたすら書き留める、という物です。
眠い、でも、何も思い浮かばない、でもなんでも。
最初はペンを持っていても脳が動いていない感じで、全然進みませんでした。
でも、続けていくうちにやってみたいことなどがふっと出てくるようになったのです。
自分の想いを紙に書くことで、自己肯定感も少し回復していったのかもしれません。

モーニングページを続けるうちに、運動してみよう、文章を書く仕事がしてみたい、仕事も探してみよう、と思うようになりました。

実際に家での運動を開始し、仕事を探し始めました。
でも、外に働きにいくには、勤務時間が合いません。
幼稚園のお迎えや、習い事の送り迎え、それに長期休暇はどうしろと言うのでしょうか。
子育て中のママが働ける場所は少ないのです。

可能性を探して、副業講座などを受けてみました。
その講座の中で、自分の得意なことを生かすサイトがいくつかあるのを知りました。
それでも、子どもの教育費を貯めるには心もとない。
でも、パートで働くとなると、しわ寄せが子供に行ってしまいます。
何か方法は・・・と考えて、「起業」という選択肢に行きつきました。
自分で仕事をすれば、そして自宅でできれば子供たちにしわ寄せがいくことは少ないし、時給で働くよりも将来につながる収入を得られるのではないかと。

普通の主婦（しかも自己肯定感低め）が何ができるのか？
本を読んだり、セミナーを受けたり、人と話したりした中で、「マインド」の大切さを知りました。

マインド＝考え方

働くって何？
人に価値を提供するって？
自分で自分を承認すればいい？
自分軸と他人軸？
やりたいことの見つけ方って？

社会人になってから自己啓発本も読んできましたが、さらに内容が深まり、自分の腑に落ちるものがありました。

そして思ったのです。

もっと早く知りたかった。

自分はなんてダメなんだろうと悩んでいた小学生の時
生きる意味を見出せなかった中学生の時
未来に希望が持てなかった高校生の時
未来をあきらめかけていた大学生の時
暗い未来しか想像できなかった社会人の時

その時に知っていたら！
きっとこんなに辛い時期は長くなかった。
未来の希望に向かって進めていたかも。
周囲との関係もよくなっていたかも。
人生の目的に向かって進んでいけたかも。

過ぎた時は戻せません。
でも、私のように思い悩んで未来に希望を持てない人の役には立てるかもと思いました。
あんなに悩みすぎた時期も、無駄ではなかったと。
悩んだからこそ、気持ちが分かるのではないかと。

これからの未来を担う子どもたちに、特に伝えていきたい。
あなたは自分の人生の主役で、心地よい生き方ができる。
自分を自分で育て直すように、心地よい自分になれる。

今では様々なお仕事を動かすようになりました。
０から、いいえ、むしろマイナスから始めた私が、「心地よい自分」になるためのヒントやエッセンスを発信していきます。
誰かの役に立ちますように。