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観光牧場で馬を見かけたら、乗せてもらえるまでその場から動こうとしない子どもでした。大人になり、2004年から乗馬を始め、レッスンが 100回を数えるころ、バランス・イン・ムーヴメントの提唱者スザンヌ・フォン・ディッツェ女史に言われました。「馬も人と同じで背中から腰、後肢にかけての筋肉群が最も太く、長く、力がある。だからあなたが馬に乗り続けたくて、その馬を健康に保ちたいなら、責任を持って、馬があなたと馬自身の体重を後躯で支えられるように鍛えなさい。」馬は頚と頭が全体重の 1/5 を占めるので、自然な状態では後肢より前肢に多くの体重がかかっています。そのバランスを後肢のほうにシフトさせるのは乗り手の責任で、それは馬場馬術でも、障碍馬術でも、自然のなかでただお散歩をするだけでも、馬に乗るのが生まれて初めてであっても、常に意識する必要のあることだと。続けるうちに興味は乗馬から馬場馬術というスポーツに移り、いまに至ります。馬を人にとって乗りやすく、乗り心地よくなるようトレーニングする。その際、生体力学的に適切な筋肉の発達を促すと、なぜか見た目にも美しい体型に整う。その調教技術と人馬のハーモニーを審査する採点競技。1頭1頭まったく違う性格、体格、運動能力で、さらに1頭の馬も日によって違うこともあって飽きることがありません。馬がハミを受けて、前に進むだけでなく、上にも弾むようになると、アラビアの諺「この世の楽園は、馬の背の上に在り」を実感します。初めて体験したときは空飛ぶ絨毯に乗っているのかと思いました。2009年に一時馬から離れ、たまに思い出したように乗ってもはじめのうちは、再開すればすぐにまた同じように乗れると思ったのですが、2014年暮れに得意だったはずの駈歩の乗り方をすっかり忘れてしまったことに気づき、大慌てで 2015年からまた再開しました。究極の目標は ↓ のように馬とダンスを踊ることですが、とりあえず、馬体をストレッチさせたり筋トレさせたり、自己満足でもいいので馬と人の健康にとって良い運動が出来るようになるのが目標です。2024年、再度の長期ブランク後、また乗り始めました。まずは乗れる身体に戻すこと、その後は以前のように、こちらがやりたいことを忖度して自主的にやってもらえるくらいお馬さんとの関係が密になることが目標です。
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