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動物好きなんです。縁があって、動物を飼養する産業団体の仕事をしています。私が、愛犬家でも、今は愛犬がいない理由を添えて自己紹介させていただきます。私は東京で生まれ、小さい頃からいつも犬や猫を飼って、楽しくじゃれ合って暮らしてきました。中学校は、受験校で有名私立K大付属高校を受験し進学し、エスカレートで大学へと進みました。仕事をするのが結構好きで、高校時代から様々なアルバイトを経験し、大学に入ってからは不動産会社の営業部長付運転手をしたんです。顧客にも受けが良く、部長にも気に入れられ、営業部に配属され、翌月から歩合制給与となり、当時では年齢には相応しくない考えられないほどの高額給与を貰ってました。そんなこともあって、仕事もするけれど夜の遊びも結構してまして、身分不相な暮らしぶりでした。大学通いもどうでもよくなり、自分の将来は学歴より実力でと天狗にでもなったような浅はかな、若気の至りともいうべきことで、大学を親に内緒で中途退学してしまったんです。その後、転職し、結婚、独立となり、会社の業績も順調で自信満々の鼻高々の自分でした。丁度30歳半ば頃、友人宅に訪問する機会があり、1週間前に飼い犬(芝犬)が出産し、4匹の子犬が居たんです。お互いがじゃれ合ったり、母犬に甘えたりで、それを眺めているだけでも癒され、愛らしかったです。友人からの勧めもあって一番やんちゃで丈夫そうなオス1匹を貰うことになったんです。私には、子供が3人いるんですが、3人とも大喜びで、帰宅しました。その時の犬が、ロッキーなんです。帰宅した日から、家族の一員としてのロッキーとの暮らしが始まりました。やんちゃでいたずらばかりするロッキーですが、下のしつけや、お手やお座り、散歩の時の併走などなど、とても頭がよくすぐにマスターしました。3~4年後順調だった会社の一つが大きな失敗をし、多額の借金を背負うことになり、連鎖で他の2つの会社も危機に陥ってしまったんです。それからというもの、債務折衝や資金繰りなどに明け暮れ、家計費の足しにと夜勤のアルバイトもするようになり、毎日毎日疲れ果てて、そんな時いつでも帰宅するとロッキーが話相手になってくれましたし、癒してくれました。このまま、このような生活をしていては心身ともに持たないし、子供たちの将来の事もあると考え、思い切って会社を整理する決心をし、家を手放し、車も売却し、保険も契約解除し、身軽になろうと残債務の折衝や会社の整理手続き、そして社員の再就職先の手配など奮闘している最中、知人から就職の話があって、会社の整理も目鼻が立ったこともあって、思い切って就職することになったんです。生活も落ち着いてきた3年位たったある日、昨夜まで元気だったロッキーが朝起きたら、横たわって動かないんです。息もしていないし、心臓も脈もなく、絶命してたんです。私も家族も目から涙、涙、涙。。誰にも心配をかけず、闘病や老衰で介護面倒もかけず、ひとりひっそりと息を引き取っったんだと思います。本当に最期まで手がかからない、家族に迷惑や面倒を掛けないロッキーでした。そして、私の人生の絶頂期から波乱時代をじっと見守ってくれて、寄り添ってくれたんです。ロッキーの思い出が強く今でも残っています。そんな私たち家族が、今まだ他の犬を飼おうと思えないこと理解いただければと思います。ロッキーは、私たち家族の最も大切な時代を共に暮らしてくれていたんです。
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