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◇都内の大手アパレルメーカーや紡績会社を顧客として、経営戦略から素材開発、製造物責任法(PL法)対策までを総合的にアドバイスするコンサルタント会社を都内にて23年間(平成2年~平成25年)経営。 現職は代書屋(行政書士)。◇趣味 神社・古寺・旧跡巡り、読書(思想・哲学方面多し)、居酒屋議論、まるで受けない駄洒落。 ◇好物 餃子(宇都宮生まれですから)。 ◇酒 ウィスキー(国産)党。◇口癖 「戦後を疑え、おのれ(の理性)を疑え、民主主義を疑え」 ◇座右の銘 「メメント・モリ(ラテン語で「死を想え」)」◇私淑する思想家・哲学者。 国内 本居宣長 福沢諭吉 小林秀雄 福田恆存 三島由紀夫 江藤淳西部邁 佐伯啓思 大川周明海外 エドマンド・バーク(英) オルテガ・イ・ガセット(スペイン) ギルバート・チェスタトン(英) マルティン・ハイデッガー(独) セーレン・キルケゴール(デンマーク) オズワルド・シュペングラー(独)初めまして、「酒場でDABADA」と申します。相続、離婚、老後の不安、消費者トラブル、金銭トラブルといった難題は当然ながら昔からあるものですが、戦後、日本列島に瀰漫した近代主義(※この場合、文学や絵画、建築様式などの芸術方面でいうモダニズムのことではなく、歴史的に持続してきた知恵よりも、一握りの現代世代の理性を優先させて物事を選択したり判断する、思想方面におけるある種の現代病を指す用語)によって、人々は、物事の観方や考え方の基礎となる「確かな価値基準(伝統)」を失念します。 そして、それと入れ替わるようにしてやってきた価値相対主義(※人間の価値観とは、各々の立場の違いに依存して常に相対的だから、その個人の主観を超えるような統一的で絶対的な価値などどこにもない、と構える、西洋ニヒリズムの産物)によって、人々の「連帯意識」や、「家族の絆」といった価値観が稀薄となった今日におけるこれらの問題は、かつてのものとはどこか質が違うように思います。 「無縁社会」、「コンクリートジャングル」、「老人の孤独死」、「終身雇用の崩壊」といった言葉で表わされるように、戦後70年を閲した平成日本における多くの人間組織は、表面的には親密に見えても、その内実は利益的関心でつながるだけの「合理的な利益社会(gesellschaft)」に転落してはいないでしょうか。 むろん、健全な文明社会とは「国民全体の気風」によってもたらされるものでしょうから(福沢諭吉 ≪文明論之概略≫)、たかだか私ごときの力で社会を変えられるなどとは毛頭思っていませんが、「近代主義」というこの途方もないニヒリズム(虚無主義)に対し、常に懐疑の眼を差し向け、適切な批判を加え続けることは決して無駄な努力ではない、という、半ば確信めいたものを近頃では抱いております。 こんな「アナクロニスト(時代錯誤者)」(笑)の私ではありますが、どうぞ皆さん、よろしくお願いいたします。 酒場でDABADA 拝
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