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私は、29歳で美容学校に行き美容師になりました。美容師は幼い頃からの夢でも憧れの職業でもありませんでした。商業高校を卒業後、会社の経理事務に就職しました。一つの数字の誤りがどこに原因があるのかを探す仕事は好きだったのですが、毎日のサイクル、1ヶ月のサイクル、1年のサイクルをするとまた同じ事の繰り返しに魅力を感じられず『何かをしたい』と常に思っていました。何をやりたいのかわからない、わからないならば好きな事をやっていこう、そうしたならば自ずと何か見つかるかも知れないと趣味の段階で色んな事に挑戦しました。その中で、ある仕事の延長でマイクでのアナウンス放送、それからのウグイス嬢の経験、そして結婚式の司会へと繋がり、その司会をしてる途中で着物着付け師さんとの出会い。私は着物が好きでしたから、自分で着物を着る資格は持っていました。そしてピンと来たのです。『お嫁さんが作れたら良いなぁ』と。それから美容師を目指したのです。遅咲きの美容師生活は、事務生活とは違う事だらけでした。会社組織と個人のお店。仕事に対する意識の違い。個人個人の考え方。技術を教わるということ。お客様を前に鏡の前に立った時、他の誰をも頼れない、頼れるのは自分の今までしてきた事だけでした。美容技術以外の事では、過去の沢山の経験が私を助けてくれました。多くの人が結婚をしている時、結婚を考える時に、仕事を変え一からスタートする。多くの人からは『早く美容師になれば良かったね』などと言われましたが、そうではありませんでした。過去の経験があったからこそ、私は美容師になりました。お客様として美容院に行っていた時の自分の悩みは、今のお客様の悩みだろうと思います。それを覚えていられる為に、美容師となった今も、時にはお客様として他の美容院に行きます。お客様の為には自分の為に。私は綺麗な髪を作りたいのです。綺麗な髪が好きです。見た目はもちろん、髪の内側からも。見た目の綺麗さは内側に有ります。今、綺麗な髪を作ることは、5年後10年後の綺麗を作ります。そんな私に髪を任せたいと思ってくださるならば嬉しいです。熊本県美容組合主催花嫁コンクール準優勝
テーマ: 愛犬大地と野々花
テーマ: 好きな事
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