ブログをブロックする
ブログを報告する
静岡県三島市在住の望月 薫(モチヅキカオリ)です2022年1月 明日(あす)への扉 平日オープンです乳がん・リンパ浮腫の方のためのリラクゼーションルーム〘完全個室・女性限定のサロンです〙【私について】資格:作業療法士 ICAA認定リンパ浮腫セラピスト作業療法士として2001北里大学を卒業後精神科病院、一般病院を経て2011年12月より訪問看護ステーションへ勤務20年間、入院・外来・在宅の方の心身のリハビリを担当2022年1月【明日(あす)への扉】オープン私の乳がん2018乳がん手術2019抗がん剤(ddEC ddPTX) ホルモン療法(5~10年)2020リンパ浮腫発症 セルフケアが始まる(この先ずっと)明日(あす)への扉 ホームページ https://asuhenotobira-room.amebaownd.com【私と作業療法】私が作業療法士という職業を知ったのは高校2年生の時、高校生向けの職業雑誌、こんなお仕事ありますよ、と紹介している一冊の本でした。本当にたくさんの職業が紹介されていて、作業療法士は【手芸・料理・園芸など様々な手作業を通してリハビリする職業】と初めて知り、素敵なお仕事!と強烈に印象に残ったのです。他の職業紹介を見ても強く印象に残るものは無く、作業療法士になろうと思い立ち進学先を決めました。大学ではまずは基礎、体の仕組み、解剖学や生理学などの授業であり手芸?料理??園芸???手作業を習う授業ではありません。とにかく必死で勉強しました。体の仕組み、動作分析、病気、障害などを勉強しながら、問題点は何か、それを解決するためには何が必要か、そしてその手段としては何が良いか、とリハビリをするための基礎・考え方・捉え方を学んでいきました。リハビリの手段の一つとして手作業があるのですね。確かに陶芸や革細工、織物の授業などもありましたが、この作業をすることでどのような効果を得られるのか、またどのような動きが出来ればこの作業が出来るのか等、リハビリの視点からの作業を考える、というものです。作業療法は身体障害・小児・老人・精神科のリハビリがあり、とくに精神科作業療法は手作業などの手段を使いつつ集団ワークだったり、コミュニケーションを図ったり、作業を細かく分け段階付けしたり、と一つの作業でも色々な角度からアプローチ出来る奥深さがありました。【作業療法士として】大学を卒業して最初の6年は精神科で働きました。憧れの作業療法士として就職しましたが、人事(?)に巻き込まれ??入職後2~3ヶ月で1年後には退職&再就職になるという状況を理解し、まだまだ新人の私、この先どのように技術・知識を深めていけばいいのか、と不安になりました。仕事をしながらも再び就職活動をして1年で病院を変わることになりましたが上司・先輩作業療法士には恵まれ転職後の病院でも一緒に仕事をさせてもらうことができ、精神科作業療法の技術・知識を学びました。精神科作業療法は楽しさも感じる反面、集団プログラムの難しさを感じたり、常にこれで良いか、大丈夫か、と思いながら仕事をしていたように思います。その後、結婚を機に一度病院から離れましたが、再び作業療法士として復帰しました。一般病院で身体機能回復のリハビリ、認知症の方へのリハビリなど1対1で関われるリハビリ、直接身体に触れてのリハビリ、作業を通してのリハビリなど、行っていました。しかししばらく病院内でのリハビリを行っていると、その方の生活が見えにくかったり、リハビリ室でのリハビリと日常生活のつながりが感じられないときもあり、次第に在宅のリハビリにも興味が出てきました。そして病院を退職し訪問看護ステーションへ勤務、在宅のリハビリに携わるようになりました。病院では作業療法士・理学療法士が在籍しており、それぞれ分担してリハビリを行っていましたが、在宅では一人で訪問し、利用者さんの全体を見ることが求められます。そして、利用者さんの希望・身体能力だけで無く、家族の希望や家族関係、家庭環境、その他のサービスとの兼ね合いなど総合して目標を決めてリハビリをしていくというさらに広い視野も必要となります。同じリハビリでも、声かけ一つ、やる気の引き出し方、利用者さんのその日の体調など、利用者さんにとって何が良いのか、常に考えながら関わっています。リハビリをしながら様々な話をする中で生活歴、考え方、本音などが見えてきます。小さなサインも拾い上げながらリハビリをしていると利用者さんから『あなたに来てもらいたい』とうれしい言葉を頂くようになりました。気付けば作業療法士としては在宅でのリハビリが一番長くなっていました。【私とリンパ浮腫について】充実して仕事をしていたとき、私自身が乳がんになり、休職することになりました。手術、抗がん剤治療後は小さな不調はありながらも経過は順調で、仕事に復帰しました。在宅のリハビリを再開して、術前と同じ、それ以上に忙しく仕事をしていました。そして術後から1年半以上たった頃、リンパ浮腫を発症してしまいました。頭の片隅に常にあった『リンパ浮腫』、気をつけていてもちょっとしたきっかけで発症しました。今思えば、術前とは同じ身体では無い、自分の身体を大切にする、そこの自覚が足りなかったのですね。リンパ浮腫になり、自分自身もケアを、リハビリを受けたいと思いましたが医療保険制度の中でのリンパ浮腫のリハビリは難しいことを知りました。そしてリンパ浮腫のケアが出来る場所を探しましたが、地域差がありますが、私の住む地域ではなかなか見つからないという現実を知りました。リンパ浮腫で困っている人、リンパ浮腫を発症していない人も発症しないために出来る事を知れたらいいなと思っています。気をつけていてもリンパ浮腫の発症を防げない場合もありますが、セルフケアを知っているか知らないか、それだけでも違うと思います。リンパ節郭清(切除)の手術を受けると、術後にリンパ浮腫についての説明を受ける時間があります。しかし術後の混乱している時に一度聞いたことを理解するのは難しい、さらに記憶に留め日常生活に反映していく、これも難しいことだと思います。今は知りたい情報がすぐに調べられるようになりましたが、だからこそ正しい知識・正しいケアが必要だと思っています。【サロン】このような経過があり今まで作業療法士として関わってきたリハビリが土台となり『明日への扉』というサロンをつくりました。リンパ浮腫だけで無く、身体の不調、心のモヤモヤ等がその人らしく生活していくために整えられる場所になればいいなと思っています。
テーマ: つぶやき
テーマ: セルフケア
テーマ: 10分体操
テーマ: お客様
テーマ: ブログ
整体・リラクゼーション
アメンバーになると、アメンバー記事が読めるようになります