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中学、高校は勉強とバスケットボールが中心の生活でした。大学生になっても、最初は「勉強とバスケの生活のままでいい」と考えていました。しかし、次第に大学生のうちに色々経験したいという思いが芽生え、バスケはやめ、アルバイトをしてみたり、でもやっぱり資格をとろうかと専門学校に通ってみたりと方向転換を重ねました。大学4年の春に「起業勉強会」に参加し、実際に仲間と会社を立ち上げ、それからはほぼ毎日インターンとして会社作りに取り組みました。そもそもは「中小企業を支える仕事をしたいので、経理の仕組みを体験したい」という会社の一部に関する興味でしたが、会社の代表であり、勉強会の主催者である経営コンサルタントの下で、「起業」そのものが大変面白く、新鮮な体験でした。その傍ら、経営コンサルタントのアシスタントとして仕事をしたことも大きな刺激になりました。大学卒業の時期になると、10人近くいた起業仲間は次第に一流企業へと就職したり、大学の勉強に戻ったりと離脱してしまい、勉強会から入社したのはわずか3人でした。最終的には私一人になり、23歳で「雇われ社長」になりました。その頃には会社はITビジネスからは距離を置き、学習塾に転向していました。現実はとにかく厳しかったです。神奈川県を中心に教室は6カ所展開しながらも、1人いた正社員はまもなく退社してしまい、バイトで講師として働く大学生や、塾運営のパートで働く母親世代の女性達をまとめるようなことはできず、最初は順調だった生徒数も次第に増えなくなってきました。そもそも、学習塾に対する思いや理念のない私が学習塾の社長になること自体、間違いでした。それでも、資本金を出して下さったエンジェルの方の思い、起業を支えてくれた経営コンサルタントの思い、子供を預けて下さる親御さんの思い、働く人たちの思いやその他多くの取引先の思いを考え、社長を引き受けた私は休みもなく朝から晩まで精一杯働きました。しかし、社長になってからわずか2年で体力が続かなくなり、精神的にも限界が来て、社長を辞任、会社も退社しました。そこで得た経験は、今思えば貴重なもので、営業(チラシ作り、チラシ配り、電話応対、接客)・人事(募集、採用、組織作り)、資金調達(事業計画策定、プレゼンテーション)など会社に関するあらゆる経験を積みました。まだ新入社員レベルだった私が広告会社、金融機関、投資会社、公認会計士など様々な業種のトップレベルの方とお会いできたのはこの会社のおかげです。ただ、当初考えていた「経理の仕組みを体験したい」という部分は実現できませんでした。その後、税理士事務所に入社し、働きながら簿記検定1級をとり、税理士試験の勉強を続けました。平成23年に税理士試験の最終科目に合格し、平成24年6月に夫婦で独立開業、平成26年6月に税理士法人リタパートナーズを設立しました。
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