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与久呂(ヨクロ)農園は長良川の源流地、岐阜県郡上市の山間にあります。無肥料自然栽培で米と野菜を夫婦で作っています。もうすぐ還暦の“アラカン”の私ですが、幼い子どもを育てています。そんな日々の農業のこと、豊かな自然の中での子育てのこと、背景にある今の社会に対する思いや考え、そして農と食のネットワーク作りについて発信していきます。私は有機農法、EM農法などを経て、今は「無肥料自然栽培」で作物を育てていますが、ここ岐阜県郡上市で本格的に農業を始めたのは5年前です。それまではずっと沖縄で「半農半“子ども相手の仕事”」をしていました。(そんな沖縄での35年間の経験もお伝えしたいです)いま実際に農家となって感じることは、作物を育てること以上に、その作物を販売していくことの大変さです。JA(農協)に出荷しない私たちのようなオーガニック農家は、作りながら日々それを売っていく必要があるのですが、天候や市場の変動に揺り動かされて、経営を成り立たせることはとても難しいことだと感じています。最近希望を抱いて農業を始めたる人(帰農)が増えてきたのですが、とても早い段階で挫折して離農しています。安定的にしっかりと生産することだけでも難しいのに、並行してできた生鮮野菜を売り先と価格を決め、新鮮なうちにきれいにして包装して出荷しなくてはならない。そして、その価格が安い・・・多くの帰農者が現実の壁に跳ね返されている。認識が甘かった、実力がなかった、努力が足りなかった、だからしょうがないよ・・・で済ませて良いのか?履歴のわからない輸入農産物、安ければ良いという市場ニーズ、安全や健康よりも儲け、などなどが大手を振っているこの現状を看過し、帰農の志士たちを見殺しにしていて、この国に未来はあるのか!?幼い我が子に、そんな世界を見せるわけにはいかない。どうしてこういう状況になったのか?どうしたら良いのか?やがて60歳になる私が、これまでに経験し、学んできたこと、日々思うことを書いて、少しでも意味を成せばうれしいです。そして、農家と消費者と応援する多くの人たちが繋がり合うネットワークづくりを目指します。(与久呂はわが家荒井家の屋号です。)
テーマ: 帰農応援
テーマ: レイズドベッド
ガーデニング
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