「実録」リアル・ビューティフル・ライフ

こんにちは
「ビューティフルライフ」　
昔のトレンディドラマの題名なんだけど
アラフィフ世代ならしってるわよね
私はこのドラマを地で行く人生を歩み始めている
「バツイチ五十路のリアル杏子」
と申します
どうぞよろしくね♪

私の職業は散髪屋のお顔剃り
ドラマでは男性が美容師だったけど
これも微妙に重なっててパラレルワールドっぽいでしょ　ｳﾌ


去年1年はパタパタと忙しく働かせてもらったわ
年末はね12月30日までの仕事となり、
大晦日は休みとなったの
散髪屋さんが大晦日の31日休みって、
時代も変わったもんよね
昔は夜中まで働いてた時もあるっていうのに〜
なので、去年の大晦日の夜は
同い年の彼氏の家でNHKの紅白を一緒に見る事が出来たの
(疲れて、半分位寝てしまったけど)
お陰様で心地良い年越しができました

この彼とは五十路からの恋愛なんだけど

なんと　その人との出会いは
小学校3年生の時　確か9歳だったかな

あの当時　その男子を一目見た時
私は直感したのよね
「彼は私を好きになる」って　笑

何故だか自然にそう思ったのよ

それ以降　個人的にはそんなに仲良くなった訳ではなかったけど　グループでは遊んでて、少し私は気にしていた存在なの
その後　中学2年の春になった時　
思春期でマセて来た頃になるんだけど
やはり告白されたわ

思った通りでしょ　笑

えっとね、なんて言われたかと言うと
「付き合ってくれへん」
やったと思う
で、付き合うの意味がまだ分からなかった、頭の幼かった私は、
「友達でええやん」と
あっさり断ってしまった…

告白されるなんて
生まれて初めてだったし
恥ずかしくて　あまのじゃくになってしまったの

そののち
気が付いたら彼は不良になっていて
高校は別々となり、高1で何をしたかは知らんけど学校は中退させられたらしく
そして働き出し
何故か、二十歳の頃のクリスマス前のある日に
「俺のうちでクリスマス会するから来て」
と誘われてね
友達達と皆んなで集まったその会で
「俺、今年結婚するから」
と、とてつもない報告をされてしまったのよ！

歳も若くして　どこぞの誰かと結婚するなんて…
あの中学の時、振ったのは私だったのに
ショックだったわよ

もしも…　もしもよ
この日もう一度　あの時みたいに告白してくれたら　付き合うつもりでいててね
心の中でそう思って、このクリスマス会に参加したもんやから　
あまりのショックに笑えなかった
なので、おめでとうも言えなかった

中学2年のあの頃より
心が大人になっていたから、
今なら付き合いたいってそう思ってたのに
えーん


時はかなり遅すぎたぁぁ

まさか結婚報告されるとは

トホホやんかね　

それから　世の中は昭和から平成へ移り変わり、私達も同じ様に波瀾万丈に時は流れ去り
いつの間にか35年が過ぎてしまった

お互いどこで何をしてたのか
再会するまで何も知らなかった

私の方ときたら
24歳で恋愛結婚をして
そこで20年以上暮らし
かわいい子供達にも恵まれて
楽しくて幸せな母親時代を送って来てて

女としてはツラい時代やったやけどね
何故って、旦那が不倫癖のある隠し性癖持ちやったもんで…

2人は　お互い別々の人生を歩んで来て
手に入れたもの　手放したもの
背負えたもの　
大切な者もありながら　幾多の失望を経験しちゃって

人生いろいろあるわけよ

彼とは仲間内でワイワイと再会する時もあったけど
お互い独りになってしまってから　
本当の2人だけの再会をする時があって
その時、彼は車椅子生活になってしまっていたって事なのよ　衝撃でしょ

彼とは出会ってから　付き合うまでに
えらく長い時間がかかったって
分かってもらえるかしら？
9歳の頃からだと41年
中2の告白タイムからだと35年だよ
懐かしさと嬉しさと　戸惑いと色んな感情があったわ
何より不自由な体を見てて
見捨てる事なんて出来なかったのよ


私たち、五十路からの恋愛って
しょっ中、老いを感じる時があってね
持病を持つ様にもなったりするし
これからもっと歳を取る事は分かってるし、心は中学生でも体は若い時とは違うしね

具体的に言うと上差し
ベットではあっちこっち関節が痛いの　笑恥ずかしけど足もすぐツルし　
すぐ疲れるし
耳も少し遠くなってたり　笑
彼は足が不自由だから尚更大変でね

だから無理をしない方が良くて
なにより
添い寝タイムが1番ホッとする時間になってるわけ爆笑
これは　気を使う相手とは絶対出来ない行為やと思わない？
何よりリラックス出来る相手となら　
極上の時間になるわけやんか

分かってもらえるかな？　
出来ない事より、
2人で出来る事を増やしていくの
なのでその時間を大切にしていこうと思ってるのよ　ほんと添い寝はあたたかいよ

その時間は、遠い昔の思い出話しなんかも出来たりするし　知らない時代の話も興味深く聞けるしね。
お互い分かり合える分身？
これってツインレイ？　
って思えて仕方ないわけなんだけど…

だから私はお伝えしたいの
引き寄せあったの2人の
運命を感じる「実話」を
何が幸せかなんて人それぞれって事を

じゃあ　まずは遥か昔の　
そう9歳の出会いのシーンからね
あの眩しい季節にタイムスリップして行くわよ

チャンネルはそのままよ
どうぞよろしくね♪