カシャップ類家

画家・類家俊明は
だれも見たことがない世界を見せたい。
芸術の異化作用を使って。
と思ってブログを始めました。
アートのコンセプト
Fragile Art（アートは、はかなく美しいもの）というコンセプトから生まれたNPB（New Painting in Bathroom）ホームページの管理が不可能になり、ホームページの作品は2008年の作品のままです。そのためブログを書くようになりました。
コンセプトやアートの経緯をご参照ください。http://ruike.heya.jp/index.html
わたしの初恋の少女の化身としての花を「マキカ」と呼び
彼女の夢、旅、恋愛、希望、恐怖、孤独など混沌の世界を絵にしてきました。それを小説にしました。

題名「マキカのオデッセイ」
小説を《家》に喩えれば、この物語は壁を美術作品で飾った《文学の家》です。発売になったらブログに書きますが、あらすじを少し。

あらすじ：花にされたマキカは惑星で井戸の管理人・ヒーローの世話を受けますが、突然ヒーローが旅に出てしまい、花は枯れ、花のチリは宇宙空間を漂い、地球に到達して花として蘇り、一本脚のマキカはインドをスリービートで跳ねて歩き、つらい旅路で心も体も揺れながら不思議な声に導かれて旅を続け、煙の中から人間マキカが現われます。戦争の砲火と軍靴の音の中から期せずして英雄が生れたように、マキカには救世主の期待がかかります。
マキカはヒーローの正体を見破り天国から幸せのしずくを地上に落としてくれるようにねだります。この物語は地獄のような戦場や社会にヒーローが落としてくれた幸せのしずくかもしれません。