退廃的な世界に見えた小さな光こそ本当の美しさ
ライブハウスはワクワクする。 拍手と声援が迎える。 紫煙の匂い。
点滅したバーカウンターのネオン管。 スポットライトの中、体を揺らし浮かび上がるシルエット。 汗が飛び散る。 掻き鳴らしたリズムと鼓動が、音の波に刻まれてゆく。 歌いだされる言葉に、観客は惹きつけられる。 『職業モデルは決まって剥製みたいなんだ』と言ったロートレックの言葉に共感した。 ミュージシャンは夢を与えてくれるけど、ここの彼らは自ら夢を追う、強く光る眼差しが窺える。 パステルに全てを託し、瞬間に感じた色を指で重ねてゆく。 指紋だって、作品を引き立てる影となる。 私の熱病のような思いが、1枚の紙の上で人々の心へ届き、音を奏でられますように・・・。