日本をほろぼす「うつ」という非科学的な妄想
精神病院・クリニック・総合病院の臨床第一線のみに携わってきた20年近い歳月の前半で叩き込まれたのは、日本の精神科医の扱うのは1に統合失調症、2におまけでうつ病という「精神病」ということでした。世界精神医学の主流から取り残されたわれわれに「手も足も出なかった」のは「神経症(ノイローゼ)」です。年間自殺者が急に1.5倍の3万人に増加して12年目になりますが2006年の「自殺対策基本法」以来、精神科医の仕事は「うつ病」のみであるかのごとく扱われ「薬が効かない」で「手も足も出ず」今日に至っています。現在書き出せば数行の臨床症状の組合せで人生と生命を左右する「うつ病」が診断されます。こんな簡単な診断で良いのか?本来この診断は「前座診断」に過ぎず精神医学はこの百年「本当の診断」を研究してきました。最初のドイツ精神医学の脳病理学的研究は、ナチスに協力して精神科医自らが7万人の患者を殺害して脳標本を集めても「病因」を発見できませんでした。この半世紀の神経伝達物質(セロトニン・ドーパミン)研究、遺伝子の全配列の解明によっても「真の病因」はわからず、「抗うつ薬・抗精神病薬と仮称される物質が単独で劇的に効く」という「副診断」のみしか人類の手元には残りませんでし現在「本物のうつ病」は謎の消滅中です。
「うつ病」の臨床症状の組合せを全て満たす全く別の精神障害は他にもあります。「PTSD=解離性傷害」と「神経症(フロイト型PTSD)」です。この二つは通常「薬が効かない」ことで知られています。私はこの二つの病気に「薬が劇的に効く」治療法を発見し、公式の手順で発表を続けています。「うつ病」ではありません。全て「PTSD」と「神経症」なのです。この事実を認めるまでに日本人はなおどれだけの犠牲者を出せば気が済むのでしょうか。