私は、京都生まれ、大阪育ちです。日本では、大阪府立女子大学(現在大阪府立大学)の理学部で物性物理学を専攻していました。卒業後は、ゼミの先輩たちのように研究員として、どこかの研究所などで働くのだと思っていましたが、大学3年の時に、オイルショックが起こり、ご存知のように、その後数年間は、技術職の新規採用は、ストップとなり、同級生たちは、皆、親のコネで商社マンとか、銀行員になるか、或は、教師かという選択肢しかない状態でした。私も、多くの会社に就職の希望を出しましたが、全く面接の対象にもしてもらえなく、残念でした。
私は、結局、実家で、大学生の時から始めていた学習塾を続け、又、コンピューター関連、電気電子関連の専門学校で、講師として、教鞭をとり、物理や数学、技術英語などを教えていました。仕事の方は、順調で、収入もかなりありましたが、30歳を目前にして、このまま私は、お見合いで結婚し、普通の人生を歩むしかないのかなと、考えるようになりました。私は、小さい頃から絵を描いたり、写真を撮ったりするのが、大好きで、美術クラブに入ったり、日本画を習ったりしていた事もあります。それで、できたら、昔からの夢だったアートを勉強したいと強く思うようになり、一大決心をして、ニューヨークの大学(FIT)を受験し、合格の通知を頂き、1983年、誰も知り合いのいないニューヨークに一人でやってきました。縁あって、東欧出身で、映画カメラマンの主人と結婚し、今年で25年目になります。
ニューヨーク州立ファッション工科大学(F.I T.)でアートとファッションフォトを学び、卒業後は、ニューヨークの有名写真家のもとで働きながら、又、自分でもがんばって、フリーランスの仕事をし始め、主人のロバート(映画カメラマン)と一緒に、キロスタジオを設立しました。「キロ」というのは、キヨコとロバートだから、「キロ」なのです。キロスタジオとしては、ニューヨークを拠点に広告写真やビデオ、ウエディングのプランニングに20年以上携わっています。私の得意とするのは、「人物」で、ウエディングの撮影の他、ファションモデルを使って、多くのファッションエディトリアル写真、ファションカタログのイメージショット、アシックス社、コンバース社などのスポーツファションのイメージ、コーポレートイベントの撮影、コマーシャル、エグゼクティブのポートレートなども手掛けております。
以前は、個展や写真コンテストにも多く入賞させて頂きました。世界的に知名度が高いGraphis社の写真年鑑にも、世界の有名写真家と並んで100名の中に選ばれ、私の作品が載せられた事もあります。
ウエディングの写真を撮り始めたのは、顧客からの依頼で撮り始めたのが、きっかけですが、「新婦新婦の幸せな笑顔」が好きで、お二人にとって一生の思い出になるイメージを撮り続けてこれて、とても光栄に思っています。又、写真と並行して、ウエディングプランナーとして、全体のコーディネーション、コンサルティングにも力を注ぎ、これまで、1200組以上のカップルのウエディングをさせて頂き、お客様から信頼されております。
又、数年前から、「ニューヨーク女性の集い」という女性たちの交流会を主催しております。NYに住まれ、活躍されている女性たちとの交流は、私にとっても励みになり、元気を頂いてます。