「おかあさんが耐える姿を
子どもに見せちゃダメだよ」
かつて私が出口の見えない暗闇の中で
さまよっているときに
親友がかけてくれた言葉です。
きっとその頃の私は
これみよがしに暗い顔をして
苦悩を撒き散らしながら生きていたのだろうと思います。
親友の言葉は、カウンセラーとしての私の礎になっています。
でも言われたときには、理解することができませんでした。
それどころか、強い反感を覚えたのです。
当時の私は
子供のために犠牲になることこそが母親の務めである
と信じて疑わなかったからです。
子供のために耐えることを私に教えたのは、私の母です。
母は父との生活に疲れ、悩み、苦しんでいたのに
「片親だとアンタの縁談に差し支える」
と言って、歯をくいしばって耐え忍んでいたのです。
「アンタのため」
母からそう言われるたびに
私は自分を責めました。
母を苦しめているのは自分なのだ
と思い込み
自分のことを心底嫌い
自分のことを決して認めず
自分のことをいたずらに傷つけてきました。
母親が子供のためにと犠牲になることで
誰よりも傷つくのは子供です。
そのことを自ら経験していたにもかかわらず
成長し、自分の家庭を築いた私は
母の人生をなぞるようにして生きていたのです。
そのことに気づかせてくれたのが、親友の言葉です。
「おかあさんが耐える姿を
子どもに見せちゃダメだよ」
この言葉の深い意味を
私のブログでみなさんにお伝えしていけたらと思います。
全ての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま なかにし ゆり